古川雄輝、約3年ぶりに舞台主演決定 平野綾ら出演者発表<室温~夜の音楽~>
2022.02.28 04:00
views
俳優の古川雄輝が主演を務める舞台「室温~夜の音楽~」が、6月25日より7月10日まで世田谷パブリックシアターにて、7月22日より24日まで兵庫県立芸術文化センター阪急中ホールにて上演されることが決定。併せて、平野綾ら出演者が発表された。
古川雄輝主演「室温~夜の音楽~」
演劇界の第一線を走り続けるケラリーノ・サンドロヴィッチが2001年に作・演出を手がけた舞台「室温~夜の音楽~」。人間が潜在的に秘めたる善と悪、正気と狂気といった、相反する感情に恐怖と笑いを織り込んだ本品は、唯一無二のホラー・コメディとして絶賛され、第五回鶴屋南北戯曲賞を受賞した。演出を手掛けるのは、常に精力的に作品に取り組み数々の話題作を世に送り出している奇才・河原雅彦。2021年に「カメレオンズ・リップ」で初めてケラ作品を手掛け、ケラからの厚い信頼を受ける河原が、この戯曲にほれ込み上演を熱望したことで、記録にも記憶にも残る傑作戯曲が誕生から21年ぶりに復活する。
また、作品のタイトルにもある通り本作のカギとなる音楽は、“新しい時代のディープファンクバンド”在日ファンクが手掛け、全公演に出演する。
古川雄輝、約3年ぶりの舞台主演
本作で主演を務めるのは、映像を中心に数多くの作品に出演し、クールな役から人外なキャラクターまで硬軟問わず幅広い役を演じ分け、2019年の「神の子どもたちはみな踊る」以来約3年ぶりの舞台主演となる古川。舞台作品にも定期的に出演し、本作ではケラ作品、河原演出と初顔合わせでホラー・コメディという異色なジャンルの作品に挑む。共演は、声優として絶大な人気を誇り、舞台女優としても活躍する平野、人気お笑いトリオ我が家の大ボケ担当・坪倉由幸、ミュージシャンの活動と並行して俳優としても数多くの作品に出演、本作には音楽と演奏でも参加する浜野謙太、独特の存在感で個性を放つ長井短、映像・舞台とジャンルを問わず活躍し、現在放映中の「カムカムエヴリバディ」の好演も話題の堀部圭亮と、豪華実力派俳優が結集した。
12年前に起こった凄惨な殺人事件をきっかけに一つの場所に集まってきた人々の奇妙な関係を描いた本作。公開されたビジュアルは“湿度”と“見えない部分”をコンセプトに、登場人物の表面ではなく内面に焦点を当て、それぞれのキャラクターの、種類の違った粘着質な感情を表現している。曇りガラス越しに見える人物のクリアな部分とそうでない部分の混在からも作品世界がうかがえる。(modelpress編集部)
古川雄輝コメント
久しぶりの舞台に出られるということで大変嬉しく思います。ゾッとするホラー的な要素が詰まった緊張感のある物語なのですが、シリアスなシーンなのに思わずクスっと笑ってしまうようなコメディの要素も混ざっていて、ホラーとコメディが融合した、とてもおもしろい台本だと思いました。僕の役は、ある罪を犯した青年の役です。犯罪者の役を演じた経験は、今までそれほど多くないので、そういう姿もぜひ劇場に観に来ていただければと思います。
平野綾コメント
ケラさんの生み出す世界観、ケラ・ワールドにいつか携わってみたいと思っていたので、出演が決まって本当に嬉しかったです。私自身、ストレートプレイが久しぶりなので、今から本当に楽しみです。私は、12年前に双子の妹を殺された姉の役で、底知れぬ感じがある女性じゃないかなと思います。一度はまってしまうとかなり中毒性のある、危険で抜け出せないこの作品。時期的に、ちょうど湿度が上がり暑くなってくるタイミングでの上演だと思うので、ちょっとひんやりしつつ、じめっとしつつ、絶妙な空気感の中、いろんなところに散りばめられたケラさんのトリックを楽しんでいただけたらなと思います。堀部圭亮コメント
僕自身、ケラさんの作品への参加を切望していましたので、やっと念願が叶い、しかも演出は河原さん。本当に楽しみにしています。僕の役は「何かあるぞ…」っていう作家です。物語の冒頭から「何かある感」満載です。舞台作品は、演じている役者と観客が同じ空間にいることで、音や気配、匂いや空気を一緒に感じてもらえるというのが、すごく魅力だと思います。この作品は「思わず笑っちゃったけど、なーんかヒドい事になってない?…不快だなぁ…後味悪いなぁ…けど不思議と心地好い…あっ!ホラーコメディって、そういうことか!?」そんな感じです。ぜひ劇場に“不快に”なりにきてください。演出・河原雅彦コメント
音楽が好きだ。小さな頃からずーっと。でも、自分が就いた職業はミュージシャンでもなければDJでもない。気がつけば舞台演出家になっちまった。なのでね。せめて音楽との繋がりを求めて、がっつりミュージシャンとコラボ出来る作品を、「ええのはねぇがー、ええのはねぇがー」と、ナマハゲさながら血眼で常々探している次第。筋肉少女帯、O.L.H.(ex面影ラッキーホール)、レキシ、昨年は東京事変の伊澤さんや亀田さん、そして今年の「ロッキー・ホラー・ショー」。個人的にいずれも大変充実した作品になった。
「室温〜夜の音楽〜」を在日ファンクでやる。初演のバンドはたまだった。たまと在日ファンク…ギャップ半端ないでしょ?でも僕の見立ては当たるんです。これはね、きっとはまる。KERAさん特有のヒリヒリぞわぞわした名作を、一癖も二癖もある素敵俳優陣とディープに混ぜ合わせ、2022年僕なりに蘇らせます。演劇好き音楽好きの皆々様、お楽しみに。
在日ファンクコメント
在日ファンクで舞台の生演奏をとオファーをいただいたのはチャンスだと思いました。ブラスセクションのある大所帯バンドって、きっとたいそうフェスを盛り上げてくれるんだろうくらいのイメージで見られがちなんですが、今回は長編の物語であるわけで色んな場面で演奏しなくてはいけない。物語を彩るわけですが同時に色んな感情やシーンの表現が僕らの音楽にも返ってくる。在日ファンクの楽曲はこんなに多面的に立体的に楽しめるんだというのがお客さんも僕らも発見できると思うんです。在日ファンクのホラーな部分(あるんです、あるつもりなんです)に気づいてもらえると思います。バンドも1演者として頑張ります。きっと濃い濃い作品になると思うので是非見に来てください!
古川雄輝主演「室温~夜の音楽~」あらすじ
田舎でふたり暮らしをしているホラー作家・海老沢十三(堀部圭亮)と娘・キオリ(平野綾)。12年前、拉致・監禁の末、集団暴行を受け殺害されたキオリの双子の妹・サオリの命日の日に、様々な人々が海老沢家に集まってくる。巡回中の近所の警察官・下平(坪倉由幸)、海老沢の熱心なファンだという女・赤井(長井短)。タクシー運転手・木村(浜野謙太)が腹痛を訴えて転がり込み、そこへ加害者の少年のひとり、間宮(古川雄輝)が焼香をしたいと訪ねてくる。偶然か…、必然か…、バラバラに集まってきたそれぞれの奇妙な関係は物語が進むに連れ、死者と生者、虚構と現実、善と悪との境が曖昧になっていき、やがて過去の真相が浮かびあがってくる…。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「ニュース」カテゴリーの最新記事
-
伊藤千晃、ライブリハに参加する息子公開「甘えん坊さんで可愛い」「才能発揮してる」の声モデルプレス
-
『おむすび』翔也が聖人に“意味深”質問、SNSザワザワ「この流れはもしや?」「今後への伏線かしら」ENTAME next
-
山崎育三郎、アドリブで落語披露「台本にないことを」明日海りお&古川雄大へ無茶振りもモデルプレス
-
山崎育三郎、自ら発案「昭和元禄落語心中」ミュージカル化への思い語る 構想から7年経て実現モデルプレス
-
藤本美貴、夫・庄司智春ら家族5ショットで次女の誕生日祝福「オーラすごい」「愛感じる」の声モデルプレス
-
元ZOC 藍染カレンが初めて明かすアイドルの6年間、フォトエッセイ『藍臓』が発売ENTAME next
-
後藤真希の“重版9刷”最新写真集、福岡&大阪でのお渡し会イベントが開催決定ENTAME next
-
『グラビアチャンピオン』表紙は櫻坂46 森田ひかる、収録カットが一部公開ENTAME next
-
GENERATIONS白濱亜嵐、スノボ満喫動画&幼少期の利用許可証公開「少年時代からイケメンすぎ」「これは恋」の声モデルプレス