さとうほなみ、汗ばんだ赤ら顔が妙にリアル！艶やか演技で注目＜30までにとうるさくて＞

2022.02.07 18:00

ABEMAオリジナルのドラマ「30までにとうるさくて」(毎週木曜夜10:00、ABEMA SPECIALチャンネル)に出演中の女優・さとうほなみが、彼氏とのセックスレスに悩みながら、結婚と仕事の両立を目指すバリキャリ女子・美山遥役を好演している。2月10日(木)の#5配信を前に、さとうの絶妙にリアルで印象的なシーンを紹介する。

結婚や人生を考え始めた女性4人の物語

「30までにとうるさくて」は、29歳になり“女の人生設計”を考え始めた独身女性4人の物語。仕事や結婚、妊娠、出産のことも、同時進行で降りかかる年代の女性にとって、避けては通れない話題を描いている。

主人公は遥のほかに、子どもが欲しいけど結婚はしたくない、敏腕女社長・三浦恭子（山崎紘菜）、年収2,000万男と結婚して人生逆転したい婚活女子・藤沢花音（佐藤玲）、愛する人と結婚したいけどできない、フリーランス女子・佐倉詩（石橋菜津美）がいる。

婦人科系の病気が発覚してから子どもが欲しいという自分の気持ちに気付いた恭子の話も、婚活を繰り返していい男性と出会うことを夢見る花音の話も、20代以降の年頃の女性であれば、現実の女子会で必ず話題に上るような身近なこと。ドラマを見ながら彼女たちの幸せを願わずにはいられなくなる。

さとう、お酒を飲んだ夜を演じたらスゴい！

さとう演じる遥の場合は、相当な仲良し同士が集まる女子会でも噴出しないような赤裸々な悩み。遥は、5年付き合う彼氏からプロポーズされたがセックスレスであることを悩んでおり、尚かつ自分の性欲の強さから他の男性を求めて一夜を共にしてしまうことにも困っている。自分でも困っているような雰囲気がよく伝わるのは、さとうのコロコロと変わる表情の良さにあるだろう。

「セックス」というワードを口にする姿や、行為そのものの描写もあるが、不思議といやらしさはない。女性が真剣に考えて、悩んでいるひとつの事柄として性の問題が出てきているように感じられるので、ある意味さわやかである。

しかし、さとうの演技の中で、お酒を飲んだ日の夜の姿というのは、なんともリアルで艶めかしい。#2で同期の男性社員・知也(栁俊太郎)とお酒を飲んで、夜通し遊んだ後、赤らんだ顔でキスをするシーンでドキドキしない視聴者はいないだろう。「彼氏とはセックスできずにケンカ中なのにな…」と思いながら、タクシーの中で知也とキスをする汗ばんだ表情は一見の価値あり。世界でリバイバルヒット中の昭和歌謡曲「真夜中のドア～Stay with me」(歌／松原みき)がかかる中、激しく繰り広げられる大人のラブシーンとなっている。

自由にジャンルを渡り歩く女優として目が離せない

さとうほなみという女優の名を、ここのところよく見かけるという人は増えているだろう。清原果耶主演のドラマ「ファイトソング」(毎週火曜夜10:00-10:57、TBS系)第1話で、主人公の亡き母役として回想シーンに出演したことも話題となった。ミュージカル「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」にも出演し、ヘドウィグ役・丸山隆平の恋人でありバンドメンバーとしてヘドウィグを見守るイツハク役も演じている。実際に舞台を観た人のSNSには「ほなみさんの声、最高だった！」「さとうほなみ、すごかったまじで」等の声が並び、彼女に魅了される人が続出している。

バンド「ゲスの極み乙女。」では、ほな・いこかの名でドラムス担当をしているさとう。持ち前のリズム感を生かして、女優業界も軽やかに、自然体の姿で演じているように見える。濡れ場のような体当たり演技もなんのその、理不尽な上司に噛みついて吠えた後、屋外で缶ビールを飲むのがとても似合っていた。

「30までに―」の劇中、同期の知也から「再会して、めっちゃドキッとした」と言われるセリフがあったが、今後、彼女を見るたび、ドキッと刺激を受けるような存在となっていくに違いない。

文＝中田蜜柑