

松村沙友理、“俳優業”への後ろめたい気持ちを拭い去ってくれた一言を明かす「それがすごくうれしかったんです」<「愛しい嘘~優しい闇~」インタビュー>

1月14日よりスタートした波瑠主演の金曜ナイトドラマ「愛しい嘘~優しい闇~」(毎週金曜夜11:15-0:15ほか、テレビ朝日系)は、中学校卒業から14年たったある日不意に開催された同窓会をきっかけに、仲良し6人組のメンバーが、次々と亡くなっていく事件を描いた本格ラブサスペンス。マンガアプリ「Palcy(パルシィ)」(講談社)で連載中の愛本みずほの「愛しい嘘 優しい闇」を原作に据え、ドラマ版ではオリジナルのストーリー展開を見せていく。
WEBザテレビジョンでは、主人公・望緒(波瑠)が温めていたアイデアを盗み漫画家デビューを果たすなど、とにかく気が強い漫画家アシスタント・岡崎りえ役の松村沙友理にインタビューを行い、作品への思いや共演者の印象、乃木坂46卒業生としての気持ちなどを聞いた。
「中途半端にならないように振り切ること」を意識
――出演が決まった際のお気持ちを教えてください。
いろいろな役に挑戦したいなと思っていたので、出演できることがうれしかったです。原作を読んだときも難しい子だなという印象がありましたが、台本を読んで、より難しい役だなと感じました。
――役を演じるときに心掛けていることはありますか?
監督に「いろいろな表情を持っていた方が面白いよね」と言っていただいたので、ずっと同じ“りえちゃん”ではなくて、一つのシーンの中でいろいろな面を出せるように意識しました。
あとは、中途半端にならないように振り切ること。自分では、演技の面やこういう役に対してあまり自信がないのですが、だからこそ今の自分にできる100%でやろうという気持ちで臨みました。
ナチュラルさよりも“舞台女優感”を意識
――高圧的なキャラクターですが、笑顔を見せることもあるのでしょうか?
そうですね。どちらの面も見せるようにはしています。幅があった方がいいかなと思っています。
――監督から、具体的にどのようなアドバイスを受けていますか?
最初の頃は、普通にしゃべるときはナチュラルな演技をしていたのですが、「もう少し幅がほしい」と言われたので、“怒っていない、いじわるをしていないシーン”も、ナチュラルさよりは少しキャラ付けをするようにしました。身振り手振りを効果的に付けるように、話し合いながらやっています。
分かりやすくいうと、“舞台女優感”です。自分のことを漫画や舞台のヒロインだと思っていて、悲しいことがあったときは、“悲劇のヒロイン”を演じているような女の子を意識しました。
――「サスペンス作品が好き」とのことですが、サスペンス作品ならではの魅力を教えてください。
どうなっていくかが全く分からない感覚です。台本を読んでいてもびっくりするような驚きが毎話毎話にあるので、それがサスペンスの面白さだなと思うし、最初の方は犯人が分からなくて全員が悪者に見える感じも面白いなと思いました。
――撮影現場の雰囲気はいかがですか?
他の方と同じシーンになることがまだ少ないですが、現場は和やかな雰囲気で、皆さんと楽しくお話しながらやっています。
――望緒役の波瑠さんとは共演シーンが多くありますが、打ち解けられましたか?
望緒先輩と共演するシーンは怒っているシーンが多くて、お互い好き同士の関係ではないので、現場でも実は波瑠さんが一番お話できていないかもしれないです。
今回初めてお会いして、そのオーラや雰囲気がすごくすてきだなと思いましたし、現場にいらっしゃるときから、「波瑠さんに当てて書いたのかな?」というくらい完全に望緒先輩にしか見えないので、それが本当にすごいなと思います。
だからこそ私もりえという役に入り込めているのかなという感じがします。現場の作り方もそうですが、私自身のやりやすさは、本当に波瑠さんの力だなと思います。
悔しさをばねに努力してきた子たち
――7月に乃木坂46を卒業されたばかりですが、アイドル時代の経験が今の俳優業にどのように役立っていると思いますか?
以前、乃木坂46にいながら外部で演技のお仕事をさせていただいたときは、アイドルが演技をすることに対してマイナスなイメージを持つ方もいるんだろうなと意識しながらも、それでも「アイドルだからこそ頑張ろう」という気持ちでやっていました。
そんなときに、「アーティストが演技の世界に来てくれることは大歓迎なんだよ」と言われたことがあって。私たちは、歌って踊りながらいろいろな立ち位置に移動することが勝手に体に染みついているので、そのおかげでリズム感が良かったり、「つかむ力があるんだよ」と言っていただけて、それがすごくうれしかったんです。
私の中では、アイドルが演技をすることに対して少し後ろめたい気持ちもあったのですが、そう思わないで頑張ろうと思えたきっかけでした。
乃木坂46のメンバーの中にも演技がうまい子や、お芝居に興味がある子がたくさんいるし、才能がある子がたくさんいるので、私自身もそんな子たちをテレビや映画館で見られるのを楽しみにしています。
――白石麻衣さん、西野七瀬さんらも、続々とテレビ朝日のドラマに出演されていますが、意識していることや当時の仲間たちへの思いがあればお聞かせください。
白石や西野が作品に出ていることはすごく刺激になります。先に卒業をしていて、演技の世界では先輩なので、そうやって先導して活躍してくれていることがすごくありがたいし、励みになっています。2人の作品もずっと見ていましたし、会ったら「見てるよ!」と話もしています。
なので、今回のこの作品に対しても、先に旅立っていった卒業生たちに見られても恥ずかしくないように「自分も頑張らなきゃ」という気持ちがあります。
――ご自身も含め、なぜ乃木坂46の卒業生はこんなにも活躍できているのか、その理由について松村さんはどう考えられますか?
乃木坂46にいて、周りの子たちが負けず嫌いなところをたくさん見てきました。だからこそ努力できる子たちなんだなと、ずっと一緒に活動してきて感じています。
最初の頃は、グループを有名にするために大変なことも多く、握手会をやっても全く人が来なくて、「じゃあどうやったら周りの人に見てもらえるんだろう?」という工夫をみんなでしていました。そういう悔しいことがあったからこそ頑張れる力を持っている子たちなのかなとすごく思います。
卒業して、みんなそれぞれいろいろな道を歩んでいても、その負けず嫌いなところと、努力できる力をみんなが持っているだろうし、だからこそいろいろなところで活躍できているのではないかなと思います。
――最後に、読者にメッセージをお願いします。
今回、私にとっても新たな挑戦となるすごく難しい役なのですが、現場のスタッフさんやたくさんの方に助けられて、何とかやっています。「面白い役にできたらいいな」と頑張っていますので、ぜひ画面を通して、この頑張りを見てもらえたらうれしいです。
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