

AKB48「二本柱の会」閉鎖が実は当然の流れだというワケ!
AKB48のオフィシャルファンクラブ「二本柱の会」が来年いっぱいで閉鎖されることが発表され、ファンの間に動揺が広がっているという。
閉鎖の理由については「昨今のエンターテインメント市場における環境の変化などを鑑み、ファンクラブの在り方を見直した結果」と発表。今後はモバイル版の「AKB48 Mobile」にサービスを一本化するとしている。
グループ公式サイトで11月1日に閉鎖が発表されると、ファンからは<悲しいなあ><ついに解散するのかな><業務縮小か>といったネガティブな反応が続出。最近では7月に始まった冠番組「乃木坂に、越されました~AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!~」(テレビ東京系)が9月28日深夜の放送をもって休止したこともあり、AKB48の行く末を本気で心配する声も少なくない。
だが今回の発表に一部のファンからは<当然の結果>と納得する声もあがっているという。しかもそれは、AKB48がオワコンだからといった後ろ向きな理由ではないというのだが…。
「今回の閉鎖劇はビジネスとして当然の判断でしょう。そもそも『二本柱の会』と『AKB48 Mobile』が併存している環境のほうが、今となっては特殊なのですから。昨今、アイドルやアーティストなどあらゆるファンクラブはモバイルにプラットフォームを移行しており、電子チケットなどスマホ前提のサービスも増加。乃木坂46や日向坂46でも公式ファンクラブでは《スマートフォンからアクセスしてください》とアナウンスしています。その状況で、モバイル専用ではない『二本柱の会』を存続することは運営側にとっては負担が大きいですし、ファンにとってももはやメリットはないと言えるでしょう」(アイドル誌ライター)

たしかにファンクラブを取り巻く環境はいまや<スマホ専用>が常識だ。それならば「AKB48 Mobile」を発足させた時点で両者を統合しておけば、今回のように<ファンクラブ廃止>などと大騒ぎされることもなかったのではないだろうか。
「それができなかったのは『二本柱の会』が年会費480円という激安サービスだったから。一応は会員限定のイベントやプレゼント企画もあるものの、最近はそういった企画がほとんど実施されなくなり、実質的にはチケット予約専用サービスと化していました。それだけのために安価な会費でサービス運営を維持するくらいなら、月額330円の『AKB48 Mobile』に統一するほうが合理的ですし、ファンにとっても利便性が増すはず。つまり『二本柱の会』の廃止は時代の要請だったと言えるわけです」(前出・アイドル誌ライター)
実際のところ、同会の閉鎖を嘆くネット上の声もそれほど多いわけではなく、むしろ「二本柱の会」という名称の由来を懐かしむ声が目立つほど。AKB48劇場のオープンから間もなく満16年のいま、AKB48を取り巻く様々な環境にも変化が生まれているようだ。
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