磯村勇斗「箱庭のレミング」メインビジュアル(C)AbemaTV

磯村勇斗ら若手俳優、4部作オムニバススリラー出演決定 SNSの社会問題描く<箱庭のレミング>

2021.06.10 05:00

俳優の磯村勇斗らが主演を務める、ABEMA新作オリジナルドラマ『箱庭のレミング』(毎週木曜、よる10時~、全4話)が6月17日より放送されることが決定した。


4部作のオムニバスSNSスリラー「箱庭のレミング」

インターネットの普及と共に、多くの人が情報収集やコミュニティの場として利用し、今や日常の一部となっている「SNS」。本作は、そんなSNSの魅力に囚われた若者たちの“心の闇”や“恐怖”を、圧倒的緊張感で描き出すミステリー作品。

第43回日本アカデミー賞6部門を受賞した『新聞記者』をはじめ、2021年に公開した『ヤクザと家族』で注目を集める映画監督の藤井道人氏による総指揮のもと山口健人氏、川島直人氏、下田彦太氏らが、過剰な承認欲求、間違った正義感、ネットストーキングといったSNSの普及により生み出された現代ならではの社会問題をテーマに、4部作のオムニバス形式で届ける。

各話主演に磯村勇斗・見上愛・岡山天音・須賀健太ら決定

(上段左から)見上愛、岡山天音(下段左から)須賀健太、磯村勇斗 (C)AbemaTV
(上段左から)見上愛、岡山天音(下段左から)須賀健太、磯村勇斗 (C)AbemaTV
6月17日の第1話では、過剰な承認欲求をテーマにした「不純ないいね」を放送。SNSでの投稿がバズったことをキッカケに、エゴと醜い本心をむき出しにしながら、実の姉と対立する女子高生モデル役を女優の見上愛が演じる。“いいね”への欲望に駆られた姉妹の戦いは次第に過激化し、周囲を巻き込み取り返しのつかない大事件へと発展する。承認欲求に囚われた若者の“心の闇”の行く末をリアルに描いていく。

続く、第2部の「私刑倶楽部」は、SNS上での間違った正義感を題材にした作品。個人を晒しあげる裏サイト「私刑倶楽部」による炎上がきっかけで、自宅への嫌がらせや暴行被害を受けてしまう主人公を俳優の岡山天音が演じる。間違った正義感によって、人生を破滅させられていく炎上スリラーとなっている。

個人情報を特定するネットストーキングがテーマの第3話「名探偵S」では、ネットストーキング事件のニュースを知り、興味本位からそのアイドルの自宅住所を特定し始める大学生役を俳優の須賀健太が演じる。“アイドルが投稿する部屋の景色などから住所を特定する”という探偵ごっこのつもりが、とんでもない事件に巻き込まれていき…誰もが当事者になりうる、ネットストーキングの恐怖に切り込んだストーリーとなっている。

そしてラストとなる第4話の「Not Famous」では、フォロワー数を増やすために過激な行動に走る若者を、本作のストーリーテラーでもある人気俳優の磯村が演じる。チャンネル登録者数2000人に満たないライブ配信者が、“人気者になりたい”という夢を叶えるべく間違った方法で注目を集める、その行く末とは。

磯村勇斗、SNSは「一歩間違えると自分を滅ぼしてしまう」

本作の放送決定に際し、総指揮を務める藤井氏は、「SNSという箱庭の中に囚われた彼ら彼女たちの顛末が、観てくださった方々のSNSと向き合って生きていく気付きになればと思います」とコメントを寄せ、ストーリーテラー兼、「Not Famous」の主演を務める磯村は、「色々な情報が手に入り、世界と繋がることもできる便利な時代にはなりましたが、広いようで実は狭いこの『箱庭』は、使い方、考え方を一歩間違えると自分を滅ぼしてしまう気がします。この作品が、今一度『SNS』との付き合い方を考えるきっかけになればと思います」とコメントを寄せた。

若者を虜にした恋愛番組や、オリジナルドラマ作品を多く手掛ける「ABEMA」が、若者の“心の闇”に着目した4部作のオムニバスストーリー『箱庭のレミング』に注目だ。(modelpress編集部)

藤井道人監督 コメント

SNSは、私たちの生活にとってとても大きな役割を果たしていると思います。新しい人格、新しい情報、新しいコミュニティ。使い方を間違いさえしなければ、私たちの生活をより豊かにしてくれるものでしょう。本作は、SNSによって人生を踏み外した若者たちの4つの物語です。SNSという箱庭の中に囚われた彼ら彼女たちの顛末が、観てくださった方々のSNSと向き合って生きていく気付きになればと思います。

磯村勇斗 コメント

一昔前はSNSを利用する。だったのが、今やSNSに侵されている。そんな世の中になっているのではないかと危機感を覚える現在のSNS文化。色々な情報が手に入り、世界と繋がることもできる便利な時代にはなりましたが、広いようで実は狭いこの「箱庭」は、使い方、考え方を一歩間違えると自分を滅ぼしてしまう気がします。

この作品では、そんなSNSに囚われた人々が、人気者になりたい、「いいね」が欲しいという自己承認欲求から、どんどん崩壊していく狂気じみたスリラーストーリーになっています。この作品が、今一度「SNS」との付き合い方を考えるきっかけになればと思います。

「不純ないいね」あらすじ

女子高生モデルの未映子(見上)は、美人でみんなに愛される人気者。そんな未映子の姉・麻友(富山えり子)は、醜く、引きこもりで家族からも虐げられていた。姉を疎ましく思っていた未映子だったが、ある日、麻友がSNSで話題となりバズってしまう。

またたく間に同級生の間でも話題となり、姉の存在を隠したい未映子は、彼女の人気を落とすべく画策する。しかし、大量の「いいね!」をもらう快楽を知ってしまった麻友は、過激な行動を起こし始め…。

「私刑倶楽部」あらすじ

川村(岡山)は、恋人・詩織(深川麻衣)との結婚を控える区役所職員。ある日。川村は上司から、生活保護の申請を巡って川村と口論になった女性が自殺したことで、自分がネット上で炎上していることを知らされる。

助けを求めた警察にも相手にされず、事態の収集を目指して一人奔走する川村は、様々な人々によって追い詰められながら、やがて自分を炎上させたのが「私刑倶楽部」という会員制の裏サイトだということを知る。

私刑倶楽部の間違った正義感と大衆の好奇心によって徐々に、しかし確実に追い詰められていく川村と彼の周囲の人々を待つ運命とは。

「名探偵S」あらすじ

大学生の今井(須賀)は同じクラスの梶原(古川毅)に誘われ、犯罪心理学のレポート制作を共同で行うことになった。2人はアイドルがネットストーキングされた事件をテーマに、ストーカーの手口を明らかにする“探偵ごっこ”をはじめる。対象のアイドルは“りりっち”で、彼女のファンでもある今井はSNSにアップされたさまざまな情報から普段の行動範囲などを次々と暴いていった。

一方、数日後にバースデーライブを控えたりりっちのもとに、ファンからプレゼントが届く。包箱を開けた彼女は悲鳴を上げる。中には不気味なウエディングケーキとメモが入っていて…。

「Not Famous」あらすじ

加茂虹生(磯村)はチャンネル登録者数2000人に満たないライブ配信者。元カノの牧田明日奈にたかりながらも、いつか人気になって成功することを夢みていた。ある日、地元の友人本間の母親に脅迫電話をかける様子をLIVE配信する。身代金500万、10分以内に持ってこないと息子を殺すと母親を脅迫し、実際に払うか試してみるという悪質な企画だった。しかし、公園で待ってた虹生を予想外の展開が襲う。
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