NEWS加藤シゲアキ「オルタネート」直木賞ノミネートで初の快挙<コメント>
2020.12.18 10:55
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第164回「芥川賞・直木賞」の候補11作品が発表され、NEWSの加藤シゲアキの最新長編『オルタネート』が直木賞候補作にノミネート。さらに、人気バンド・クリープハイプのヴォーカル・ギターの尾崎世界観の中篇小説『母影』が芥川賞候補作にノミネートされた。
加藤シゲアキ「オルタネート」直木賞候補作にノミネート
2012年1月に『ピンクとグレー』(KADOKAWA)で、小説の世界に鮮烈なデビューを果たした加藤。以降、「NEWS」メンバーとしての芸能活動の傍ら、作家としても活動を続け、数々の話題作を世に送り出してきた。そんな加藤の3年ぶりの新作長編『オルタネート』が第164回直木賞候補作に選出された。高校生限定のSNS「オルタネート」が存在する世界で、インターネットと現実の二つの社会に翻弄されていく少年少女を描いた青春群像物語である本作は、刊行直後から話題沸騰。11月17日の配本日(発売日は11月19日)、いわゆる「フラゲ」日の時点で完売する書店も相次ぐなど、異例の事態を観測し、発売から5日目にして緊急重版をかけたばかりであった。今回の報を受けて、さらに計3万部の重版(4刷)を決定。累計発行部数は9万部となった。
加藤自身が文学賞にノミネートされるのは初のことであり、アイドルが直木賞の候補作に選ばれるのも今回が初めての快挙となる。
尾崎世界観「母影」芥川賞候補作にノミネート
尾崎は、2016年6月に初小説『祐介』を発表。自身の本名をタイトルに冠して、売れないバンドマンを主人公にした作品が大きな話題となった。以降、音楽活動と並行しながら、エッセイや対談、小説などの執筆活動を行っている。そんな尾崎が初めて文芸誌「新潮」(2020年12月号)に発表した中篇小説が『母影』。デビュー作から一転、小学校低学年の少女の視点から見た世界を描いた作品。掲載直後から、その文学性がSNSや文芸時評などで話題を呼び、第164回芥川賞の候補作に選出された。芥川賞を含め、尾崎が文学賞にノミネートされるのは初めてのこと。
なお、選考会は2021年1月20日に東京都内で行われる。(modelpress編集部)
加藤シゲアキコメント
文学賞のノミネート自体が初めてで、それも直木賞ということに、いまだに驚いています。自分は新人賞などを取らずに小説界に飛び込んだので、どことなく引け目のようなものがありましたが、今はほんの少しだけ自分を肯定してもいいのかなと思っています。
しかしながら、これまでも直木賞の選評は読んできているので、選考委員の方々の厳しさは承知しています。
煮るなり焼くなり好きにしてください、といった覚悟です。最後に改めてお伝えしたいのは、僕がこれまで書き続けることができたのは、偏に支えてくださった関係者や編集の方々、書店員やファンのみなさまのおかげです。心より感謝を申し上げたいと思います。
加藤シゲアキ「オルタネート」あらすじ
高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。全国配信の料理コンテストで巻き起こった<悲劇>の後遺症に思い悩む蓉(いるる)。母との軋轢により、<絶対真実の愛>を求め続ける「オルタネート」信奉者の凪津(なづ)。高校を中退し、<亡霊の街>から逃れるように、音楽家の集うシェアハウスへと潜り込んだ尚志(なおし)。恋とは、友情とは、家族とは。そして、人と“繋がる”とは何か。デジタルな世界と未分化な感情が織りなす物語の果てに、三人を待ち受ける未来とは一体――。
“あの頃”の煌めき、そして新たな旅立ちを端正かつエモーショナルな筆致で紡ぐ、新時代の青春小説。
尾崎世界観「母影」あらすじ
私は書けないけど読めた――お母さんの秘密を。行き場のない少女は、カーテン越しに世界に触れる。小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、日に日に苦しそうになっていく。カーテンの向こうの母親が見えない。
少女は願う。「もうこれ以上お母さんの変がどこにもいかないように」。
【Not Sponsored 記事】
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