伊藤健太郎の主演映画「十二単衣を着た悪魔」、予定通り公開へ 再編集せず「個人の罪と作品は違う」
2020.10.31 15:09
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乗用車を運転中にオートバイと衝突する事故を起こし、現場から立ち去ったとしてひき逃げの疑いで逮捕され、30日に釈放された俳優の伊藤健太郎が主演を務める映画「十二単衣を着た悪魔」が、予定通り11月6日に公開されることが決定した。31日、映画の公式サイトで発表された。
伊藤健太郎の主演映画、予定通り公開へ
公式サイトでは「去る10月29日、弊社制作・配給の映画『十二単衣を着た悪魔』に出演しております伊藤健太郎氏が、道路交通法違反等の被疑事実により逮捕されました」と報告し、「逮捕されてからの数日間、事実確認をしながら、関係各所と本作品公開についての協議を重ねて参りましたが、昨日10月30日の夕刻に釈放されたことを受け、予定通り11月6日(金)より全国の劇場にて公開させて頂く運びとなりましたことを、ここにご報告申し上げます」と予定通りの公開を発表。公開決定にあたり「様々なご意見があることと存じます」とした上で「釈放後に本作関係者への自筆の謝罪書面を弊方が受け取り、また、報道を受けてなお、公開を望む方々からの多くの声を頂戴したことなども踏まえ、関係各社様のご理解、ご協力を賜り、上記の通り決定をした次第です」と経緯を説明。
「監督をはじめとした大勢のスタッフ、キャストが長い時間をかけた創作のご尽力に報いたいという想いも、本決定を後押し致しました」と伝え、「映画は作品を観たいお客様が、自らの判断で選んで鑑賞するメディアであること、そのうえで、『個人の罪と作品は違う』という弊社の見解のもと、本編の再編集は行わずに、そのままの内容で上映をさせて頂きます」と再編集なしでの公開となることを報告した。
監督は黒木瞳 映画「十二単衣を着た悪魔」
黒木瞳が監督を務める本作は、多くの名作を生み出してきた脚本家・小説家の内館牧子が「源氏物語」を題材に、奔放で強い女性によって成長していく青年の姿を描いた長編小説「十二単衣を着た悪魔 源氏物語異聞」を元に実写化。就職試験59連敗中で、何でもできる弟に対して劣等感を持つフリーターの伊藤雷(伊藤)が、ひょんなことから『源氏物語』の世界にトリップし、弘徽殿女御(三吉彩花)に仕え翻弄されながらも、未来を当てる比類なき陰陽師として周りから認められることで成長していく姿を描く。(modelpress編集部)
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