高山一実(C)モデルプレス

初小説が快挙の高山一実、乃木坂46メンバーの反響を明かす

2019.06.19 14:07

乃木坂46高山一実が19日、都内で初小説「トラペジウム」(KADOKAWA)が“平成世代が買った本”1位に輝いたことを記念したトークイベントを開催。イベント後に囲み取材に応じた。

同書は、現役アイドルの高山自身が、アイドルを目指す女の子の10年間について綴った本格長編小説で、雑誌『ダ・ヴィンチ』2016年5月号から2018年9月号まで、2年以上にわたって連載され、単行本化にあたり大幅な加筆修正がなされた。また、購入者特典を付けずに初版2万部からスタートし、品切れと重版を繰り返して発売3ヶ月で20万部を突破。文芸書での20万部クラスは、近年では村上春樹や東野圭吾ら限られた人気作家のほかは、映像化作品など、ごく一部の話題作しかたどり着くことのない部数となっている。

高山一実、ランキング1位の感想

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そんな同書が発行部数20万部突破に続き、“平成世代(0歳〜30歳)が買った本”のランキングで1位(日販WIN+調べ)を獲得した感想を聞かれた高山は「最初にランキングを聞いたときは、自分のことのような感じはしなくて、『トラペジウム』を発売してから何度かこういう現象になるんですけど、このときほど信じられなかったことはないってくらい(笑)、最初は素直に喜びというよりは、不思議な感じでしたね」と目を輝かせ、「体が宙に浮いている感じがして、だんだんと実感は湧くんですけど、心は天にも昇る気持ちっていうんですか?なので、本当に今は嬉しい気持ちもたくさんありつつ、信じられない気持ちもあって、今日のイベントを終えて思うことは、青空が広がっていて快晴なんですけど、自分は雲の上に乗っていてふわふわしている、そんな幸せな気持ちです」と独特な表現で喜びを口にした。

これに報道陣から「(高山の決めセリフ)アメイジングとは思わない?」と声をかけられると、「短く言えばアメイジングですね(笑)」と笑い、「アイドルという職業が好きだったので、何かこの職業についたからには、(ファンに)元気を与えたり、夢を与えたりしたいなと思っていて、そのツールの1つとして小説という道を辿らせていただいたんですけど、学生さんに普段何かを伝える機会って実は少なかったので、このランキングでそういう方に何か届けられたんじゃないかなと思えたので、すごく嬉しいです」と声を弾ませた。

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さらに、生田絵梨花の写真集『インターミッション』(同3位)を抑えて1位になったが「昔から表彰台というのが憧れで、学生時代から全校集会で表彰されている子がかっこいいなと思っていて、剣道をやっていたときも4位までに入れないと最悪って感じで、恥ずかしくて目が合わせられない感じだったので、昔からメダルを獲るということに憧れがあったんですよね。なのでランクインというのは本当に嬉しいことですし、まさか大人になってこういう風に数字をもらえるとは思っていなかったので嬉しいです」と笑顔を見せた。

高山一実、乃木坂46メンバーの反響を明かす

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また、これからの快挙に対しての乃木坂46のメンバーの反響を聞かれると「『本屋で見かけたよ』とか『ニュース見たよ』って連絡をくれるメンバーもいますし、会ったときに話が聞けて、すごくいいグループだなって思うことが改めて多いですね」としみじみと語り、「あとはいくちゃん(生田絵梨花)がずっと『スケジュール空けてあるから、実写化したら絶対に出して』ってずっと言ってくれて、そんな予定はないんですけど、そのイジりは嬉しいなって(笑)。愛くるしいですよね」とニッコリ。

もし実写化された際は、生田はどんな役で出演させたいか追求されると「なんでもできる子というのは毎日一緒にいて思うので、特別に作ったりしたいですね。オリジナルで個性的なクラスメイトを作れたら面白いなと、今パッと浮かびました」と答え、メインキャストについては「前にもお話ししちゃったんですけど、アイドルを目指す子の話なので、本当にアイドルを目指している子が(主役の)東(あずま)になったら面白いなっていうのがあるので、オーディションとかをして、ギラギラした目を実際に見られたらなという夢が、自分の中で膨らんでいます」と妄想した。

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また、アイドルとしても、小説家としても大活躍の高山は、次なる夢を尋ねられると「具体的な夢は恥ずかしくて言えなかったりするので、根本的なアイドルの活動のほうですね。私は苦手なことが多くて、アイドルになれる人生だとは思っていなかったので、ダンスとか歌とか、基礎的な部分をちゃんとやっておけばよかったなって、今、すごく思うんですね。それを後悔するだけじゃなくて、今、何かできることはないかなと思い返して、自由な時間もできて、せっかくならその時間をアイドルとして何ができるんだろうって思って、できることをしたいなと今、思っているので、遅いかもしれないんですけど、ダンスとかを頑張ろうって思っています」と胸中を明かし、「アイドルの活動っていつかは終わりがきてしまうので、注目されることってすごくありがたいことで、きっと10年後の私はみんな私のことを覚えてもいないでしょうし(笑)、いろいろ被害妄想をしてしまうんですよ。そのときに、今の置かれた環境はありがたいなと思うので、筋肉を付けて、自分が思うキラキラしたアイドル像を自分でも表現できたらなと思います」と語った。(modelpress編集部)

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