松本まりか/ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日

松本まりか“怪演爆弾”連続投下 天海祐希の言葉に「心の底から感激」<緊急取調室>

2019.05.02 05:30

女優の松本まりかが、2日放送の天海祐希が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『緊急取調室』(毎週木曜よる9時~)第4話に出演する。


松本まりか“怪演爆弾”連続投下

天海演じる叩き上げの取調官・真壁有希子が、可視化設備の整った特別取調室で取り調べを行う専門チーム「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」のメンバーとともに、数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げる『緊急取調室』。第4話ではキントリ・チームの前に、黙秘を貫く女子高校生連続殺人事件の被疑者・樫村荘介(今井悠貴)とその姉・茜(松本)が立ちはだかることに。

秘密の絆を持った難攻不落の姉弟と対峙し、袋小路に迷い込んでしまったキントリ・チームはやがて、暴走をも余儀なくされる。実はその撮影現場でも、かつてない事件が起こっていた。

松本まりか/ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日
松本まりか/ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日
というのも、『ホリデイラブ』(2018年)で“あざとかわいい悪女”役と完全一体化し、世間の話題をかっさらった松本が、キントリを相手に怪演爆弾を連続投下。天海ら手練の役者がそろった、キントリ・チームですらも思わず不意を突かれるような芝居を縦横無尽に繰り出し、刺激と爆発的な化学反応をもたらした。

そんな芝居合戦ならぬ芝居激戦に、常に高みを目指す天海も充実感を覚えたようで、松本に謝意を表明。松本は「天海さんは隅から隅まで受け入れてくださる方で…。撮影初日の最後にも『役をすごく丁寧に作ってくださって、ありがとうございます』と言ってくださったんです。その言葉に心の底から感激してしまって!」と声を弾ませ、興奮冷めやらぬ様子だった。

天海祐希らとの共演振り返る

松本まりか、天海祐希/ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日
松本まりか、天海祐希/ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日
誰もが緊張する取調室で、臆することなく痛撃の芝居を打ち放った松本。そのある種やりたい放題の芝居ができたのは、ほかでもないキントリ・メンバーのおかげだったという。

「ビックリするくらい皆さんが優しく受け入れてくださって…。『私はどんな芝居が来ても大丈夫だから!』と言ってくださる天海さんをはじめ、皆さんがお芝居を生かしてくださったんです」と撮影では彼女の芝居を受け、みんなで動きを相談し合うなど、熱いやりとりが交わされていた。

そんな中、天海からも次々と想定外の芝居が仕掛けられ、松本の心を揺さぶったそう。中でも松本が感銘を受けたのは、茜が有希子につかみかかるシーンでの出来事。「私が天海さんにつかみかかった後、台本にはなかったんですけど、お芝居の延長で天海さんが私を抱きしめて、背中をトントン優しく叩いてくださって…。思ってもなかった安心感が湧いて、ほろっとしちゃいました」といい、夢見心地の表情を浮かべ「いろんなものを引き出していただけてシビれましたし、お芝居って楽しいなって感動しました」と、貴重な体験を振り返った。

松本まりか、キントリとのガチ対決で実感

ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日
ドラマ『緊急取調室』第4話より(C)テレビ朝日
松本が演じる茜はいくつもの顔を持ち、ちょっとやそっとでは歩み寄れない複雑な役どころ。松本も「茜は小さい頃からたくさん芝居をして生きてきた人だと思うんです。だから、何重ものお芝居をしなくちゃいけないし、特に取り調べでの心理戦では『今は素なのか、お芝居をしているのか。それは何枚目の顔なのか』という部分がすごく微妙で複雑で…。すごく難しかったです」と、並々ならぬ苦労をにじませた。

「私自身の足りない部分や、行き過ぎてはいけない部分を直視しないと演じられない役だったんです。だから、すごくキツかった」と吐露する松本だが、つらい道のりだったからこそ大きな収穫もあったそう。

「現場に行ったら皆さんが『ウエルカムだよ、カモン!』という空気で、すごく優しくしてくださって、うれしくなって!“うれしい”という感情は、つらさや苦しさを乗り越えた先にあるんだなってあらためて思いました。そんな経験をさせてくださったキントリの現場は“極上”でした!」と話し、極上スマイル。苦難の役作り、キントリ・チームとの熱のこもったセッションを経て、炸裂した。(modelpress編集部)

松本まりかコメント

―『緊急取調室』への出演が決まったときのお気持ちをお聞かせください。

なんて豪華な方々と共演できるんだろう、と!「私でいいのか」という気持ちと、「うわ~、やってみたい!」という気持ちが押し寄せました。そんな中で現場に行ったら、ビックリするくらい皆さんが優しく受け入れてくださって…。「私はどんな芝居が来ても大丈夫だから!」と言ってくださる天海(祐希)さんをはじめ、皆さんがお芝居を生かしてくださったんです。茜はとっても難しい役で、頑張らなくちゃいけない役ではあるんですけど、天海さんたちに動かされているというか、自然と感情が湧き上がってくるように世界を作ってくださって…。あるがままに存在させてくれる方々だなぁ、と思いました。

―天海さんに取り調べられるシーンでは、どんなお気持ちになりましたか?

天海さんが台本だけでは想像できなかった言動で、いろんなことを仕掛けてくださったんです!私が天海さんにつかみかかった後、台本にはなかったんですけど、お芝居の延長で天海さんが私を抱きしめて、背中をトントン優しく叩いてくださって…。思ってもなかった安心感が湧いて、ほろっとしちゃいました。いろんなものを引き出していただけてシビれましたし、お芝居って楽しいなって感動しました。

―そんな天海さんの印象はいかがでしたか?

周りの方から「天海姉さんのことはすぐ好きになるよ」と聞いていたんですけど、実際すぐ好きになりました!天海さんは隅から隅まで受け入れてくださる方で…。撮影初日の最後にも「役をすごく丁寧に作ってくださって、ありがとうございます」と言ってくださったんです。その言葉に心の底から感激してしまって!こちらの気持ちをほぐしてくださる方で、お会いするたびに尊敬度が上がっていきました。

―今回の茜役をつかむ上で、一番大変だったことは何ですか?

茜は小さい頃からたくさん芝居をして生きてきた人だと思うんです。だから、何重ものお芝居をしなくちゃいけないし、特に取り調べでの心理戦では「今は素なのか、お芝居をしているのか。それは何枚目の顔なのか」という部分がすごく微妙で複雑で…。すごく難しかったです。最後の最後まで雲をつかむような感覚で、現場でも毎回、監督に確認しましたし、すごく考えさせられる役でしたね。

―そんな茜に対して、松本さん自身も理解できる部分は何かありましたか?

あります!私も役を演じていると、自分自身がいなくなって、すごく不安定になるんです。だから、たまに自分自身を発見したくなるんですよ。茜もまさにそういう状態なのかなって。そんなこともあって、私も茜には同族嫌悪的な感情を抱いて、彼女のことはちょっと考えたくないなって思ったりもしました。

―そんな役柄を演じ切ったことで、何か新しい発見はありましたか?

茜をちゃんと理解するにあたっては「あなたにもそういう部分があるんじゃないの?」と問われることも多く、“自分自身の中に入っていく作業”でした。私自身の足りない部分や、行き過ぎてはいけない部分を直視しないと演じられない役だったんです。だから、すごくキツかったんですけど、現場に行ったら皆さんが「ウエルカムだよ、カモン!」という空気で、すごく優しくしてくださって、うれしくなって! “うれしい”という感情は、つらさや苦しさを乗り越えた先にあるんだなってあらためて思いました。そんな経験をさせてくださったキントリの現場は“極上”でした!
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