堤真一、橋本良亮(提供写真)

堤真一&A.B.C-Z橋本良亮、初タッグ オーケストラ従え異色作に挑む<良い子はみんなご褒美がもらえる>

2018.12.14 07:00

2019年4月20日~5月7日にTBS赤坂ACTシアターにて、トム・ストッパード作『良い子はみんなご褒美がもらえる』を上演することが決定。主演は、俳優の堤真一A.B.C-Z橋本良亮がつとめる。


トム・ストッパード作『良い子はみんなご褒美がもらえる』上演

本作は、舞台『ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ』『アルカディア』、映画『恋に落ちたシェイクスピア』等で、日本でも多くのファンを持つ英国劇作家の巨匠トム・ストッパードが、俳優とオーケストラの為に書き下ろした異色作。

主人公は、精神病院で同室となった誹謗罪でつかまった政治犯の男(堤)と、自分はオーケストラを連れていると主張する妄想に囚われた男(橋本)。オーケストラがBGMや歌の伴奏を演奏する影の存在ではなく、劇中に登場するというかなり斬新な作品となっている。

この異色作に挑むのは、硬派な役からユーモアたっぷりな個性的な役まで演じ分け、舞台だけでなく映画・テレビと幅広い活躍を続ける堤、メインボーカルとしてA.B.C-Zでの音楽活動の一方で、『コインロッカーベイビーズ』等の演技で魅せる俳優としての表現力に注目が集まる橋本。演出には英国ロイヤルバレエを中心に世界的に活躍、2014年R.オリヴィエ賞受賞のウィル・タケット。言葉と音と身体のもつ表現を最大限に引き出し、このストッパードの異色作の決定版を創作する。

堤真一&橋本良亮が初タッグ

堤と橋本は今回が初タッグ。堤は「トム・ストッパードの作品は2年前の『アルカディア』に続いて2度目となります。今回はストッパードならではの知的な台詞に加えてオーケストラが奏でる音楽とともに表現していきます。僕にとってもオーケストラと一緒に芝居をするのは初めての挑戦となります」と意気込み。

また、橋本は「35人のオーケストラと舞台上で同じ空間に存在するというのがどんな感じになるのか、まだ想像があまりつかないですが、凄い事だなって思うし、嬉しい気持ちと緊張感が非常にあります」と期待を寄せ、「今回、大先輩である堤真一さんとご一緒できることは非常に光栄で楽しみで仕方ありません。難しい題材ではありますが、堤さんの胸を借りて良い芝居が出来るように、自分を信じて頑張りたいと思います。ぜひ多くの皆さんに劇場でこの舞台をお楽しみいただきたいと思います」と堤との共演を喜んだ。

なお、同作は2019年5月11日~5月12日(大阪フェスティバルホール)でも上演。(modelpress編集部)

堤真一コメント

トム・ストッパードの作品は2年前の『アルカディア』に続いて2度目となります。今回はストッパードならではの知的な台詞に加えてオーケストラが奏でる音楽とともに表現していきます。僕にとってもオーケストラと一緒に芝居をするのは初めての挑戦となります。「アレクサンドル」は政治犯にも関わらず精神病院に収監されてしまいます。「社会の常識」から外れているとレッテルを貼られてしまった男がどのように自由を手にするのか、ストッパードが皮肉も込めてつくったこの作品をぜひ堪能してもらえたら嬉しいです。

橋本良亮コメント

35人のオーケストラと舞台上で同じ空間に存在するというのがどんな感じになるのか、まだ想像があまりつかないですが、凄い事だなって思うし、嬉しい気持ちと緊張感が非常にあります。舞台でオーケストラというと、どうしてもオーケストラピットでの演奏や伴奏をイメージしますが、この戯曲はそうではなく、芝居に参加している感じ。要するに役者とオーケストラのメンバーのみんなが主役なんだと思います。僕が演じるのは、堤さんが演じる「アレクサンドル」と同じ精神病棟に収容され、自分の目の前に常にオーケストラが存在し、演奏していると妄想する「イワノフ」という役で、とても起伏の激しい役柄です。今回、大先輩である堤真一さんとご一緒できることは非常に光栄で楽しみで仕方ありません。難しい題材ではありますが、堤さんの胸を借りて良い芝居が出来るように、自分を信じて頑張りたいと思います。ぜひ多くの皆さんに劇場でこの舞台をお楽しみいただきたいと思います。

ウィル・タケット(演出)コメント

今は『Every Good Boy Deserves Favour』を上演するのにパーフェクトな時ではないかと思います。われわれが信頼を置くべき当局が、ますますわれわれが真実ではないと分かっていることを受け入れ、信じろと言い、権力者とわれわれの間の関係はますます張り詰めたものになっています。今日の政治状況は、この芝居が書かれた1970年代の状況とは非常に異なるものかもしれませんが、われわれと真実との間の関係、われわれ個人としての自由、自由であるという感覚は、これまでになく複雑になってきています。ストッパードの辛辣なウィットと、プレヴィンの親しみやすいが曲想的には難解な音楽の組み合わせが複雑な雰囲気を醸し出し、演劇構造の中で音楽とテキストが同じ重みをもって絡み合っています。本作の設定は架空の、典型的な絶対主義国家ですが、自由のためにわれわれは何を放棄する心の準備があるのかについて、場所と時間の間を揺れさまよいながらじっくりと考えることができます。
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. 広瀬すず、初コメディで毒吐きハジける 堤真一・吉沢亮と共演<一度死んでみた>
    広瀬すず、初コメディで毒吐きハジける 堤真一・吉沢亮と共演<一度死んでみた>
    モデルプレス
  2. 川栄李奈、病の柳楽優弥を支える妻に 堤真一主演で感動作映画化
    川栄李奈、病の柳楽優弥を支える妻に 堤真一主演で感動作映画化
    モデルプレス
  3. A.B.C-Z橋本良亮、激痩せした過去を回顧 河合郁人との“挑戦”はグループ貢献のため「すごいなって思われたい」<コインロッカー・ベイビーズ>
    A.B.C-Z橋本良亮、激痩せした過去を回顧 河合郁人との“挑戦”はグループ貢献のため「すごいなって思われたい」<コインロッカー・ベイビーズ>
    モデルプレス
  4. 「銀魂2」堤真一・勝地涼・夏菜の出演決定 ビジュアル&役柄解禁<本人コメント>
    「銀魂2」堤真一・勝地涼・夏菜の出演決定 ビジュアル&役柄解禁<本人コメント>
    モデルプレス
  5. 綾野剛「褒めて」とおねだり 高畑充希は堤真一の“イジリ歌”に苦笑い
    綾野剛「褒めて」とおねだり 高畑充希は堤真一の“イジリ歌”に苦笑い
    モデルプレス
  6. A.B.C-Z橋本良亮&河合郁人が主演「コインロッカー・ベイビーズ」日替わりWキャストで再演決定
    A.B.C-Z橋本良亮&河合郁人が主演「コインロッカー・ベイビーズ」日替わりWキャストで再演決定
    モデルプレス

「ニュース」カテゴリーの最新記事

  1. 紗栄子、新人モデル・道休蓮が息子だと公表「良くも悪くも親の名前出してないけど」
    紗栄子、新人モデル・道休蓮が息子だと公表「良くも悪くも親の名前出してないけど」
    モデルプレス
  2. 麻生久美子“あやめ”、甘く危険な男・塩野瑛久“凍也”に引かれ…愛と罪が交錯する第1話に「美しすぎ」<魔物>
    麻生久美子“あやめ”、甘く危険な男・塩野瑛久“凍也”に引かれ…愛と罪が交錯する第1話に「美しすぎ」<魔物>
    WEBザテレビジョン
  3. 有村架純、キャミドレスから美デコルテ披露「セクシー」「お肌綺麗」の声
    有村架純、キャミドレスから美デコルテ披露「セクシー」「お肌綺麗」の声
    モデルプレス
  4. 櫻坂46 四期生 4人目は長崎県出身の17歳・中川智尋、動物園で鳥と触れ合う姿を披露
    櫻坂46 四期生 4人目は長崎県出身の17歳・中川智尋、動物園で鳥と触れ合う姿を披露
    ENTAME next
  5. パドレス・松井裕樹&石橋杏奈に第5子誕生、初の立ち会い出産に「感動です」
    パドレス・松井裕樹&石橋杏奈に第5子誕生、初の立ち会い出産に「感動です」
    ENTAME next
  6. <SWCJ>ヘイデン・クリステンセン「アナキンも戻ってきますよ」サプライズ登壇で『アソーカ』シーズン2に言及
    <SWCJ>ヘイデン・クリステンセン「アナキンも戻ってきますよ」サプライズ登壇で『アソーカ』シーズン2に言及
    WEBザテレビジョン
  7. 町田啓太、金髪に大胆イメチェン「別人かと」「カッコよすぎて声出た」の声
    町田啓太、金髪に大胆イメチェン「別人かと」「カッコよすぎて声出た」の声
    モデルプレス
  8. 【ステパン】カップルYouTuberの最終回に触れる「マジか・・・」
    【ステパン】カップルYouTuberの最終回に触れる「マジか・・・」
    らいばーずワールド
  9. 「今日好き」“たいみな”忠村太陽&久保田海羽、久々2ショット動画公開「こんな元カノでよかった」
    「今日好き」“たいみな”忠村太陽&久保田海羽、久々2ショット動画公開「こんな元カノでよかった」
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事