北川景子(提供写真)

北川景子、王道ヒロイン脱皮で新たな挑戦「毎日すごく必死」覚悟を語る<指定弁護士>

2018.09.17 00:00

9月23日に放送されるテレビ朝日のドラマスペシャル『指定弁護士』(よる9時~)で主演を務める女優の北川景子が、このほど都内で報道陣の取材に応じ、作品への意気込みを語った。


北川景子、初の弁護士役「難しかった」苦悩を明かす

検察が“不起訴”にした容疑者を、市民による「検察審査会」が2回続けて“起訴すべき”と判断した際に、検察官役として指定される「指定弁護士」について描く同作。

初めて弁護士役を演じる北川は、クランクイン前に弁護士や裁判に関する資料と映像を見て勉強したようで、「セリフや気持ちが入っていても、資料が多くて、スムーズに芝居をするのが難しかった」と苦悩を吐露。「今回は、指定弁護士に携わって1つの裁判を終えていくことで成長していく物語だと思ったので、感情の部分は現場に入ってから、北村(一輝)さんと実際にお芝居をさせて頂きながら、自然にやれたらいいのかなと思っていました。あまりああしよう、こうしようという風には考えすぎなかったと思います」と役作りについて明かした。

同作で演じる優秀な弁護士・一ツ木唯(ひとつぎゆい)は、「一生懸命なところがすごくあるなと思っています」という。「結婚して、家庭を持っているというのは私自身と同じなんですけども、まだ完全に家庭に収まりきっていないというか、自分のキャリアをすごく大切にしていて、弁護士という仕事をすごく好きでやっているところはすごく共感しました」と自身と重ね合わせて、役と向き合っているようだ。

北川景子「毎日すごく必死」役柄に変化

北川景子(提供写真)
北川景子(提供写真)
これまでは、ヒロイン役などで活躍していた北川だが、最近は社会問題に特化したドラマにも多く抜てきされている。「意図的に選んでいるのですか?と言われるんですけど、たまたまで(笑)。社会的なドラマをやる年齢になったのかなという風に思っています。20代のときは、仕事も上手くやりたいけどドジしちゃう、失敗しちゃう、でもめげない!という役をいただくことが多かったのですが、最近は、私も今年32歳なので、仕事もある程度安定してキャリアを積んできたなかで、苦悩してるという役が多いです」と役柄に変化があったことを語った。

さらに同作を含め、映画『スマホを落としただけなのに』(11月2日公開)、『フェイクニュース』(NHK/10月20日・27日放送)と3作連続で主演を務めることから、「ヒロインのときは、気が楽というわけではないのですが、主演の方を脇で支えるという意識のほうが強いし、助演がしばらく続いてきて、久しぶりに主演がバンバンバンとあったから、精神的にすごくタフな期間を過ごしています」と話す。

「これまでやったことがないような種類の作品が続いていて、細かい感情の表現が難しいと思っているのですが、その中でも10回に1回くらい、『あ、今上手かったんじゃないかな』と思うときもあったりして、それが励みになって、難しいけど楽しいと思えます。主演として引っ張っていかなきゃという気持ちもあって、毎日すごく必死ですが、社会的な作品とかすごくやってみたいという憧れがあったので、すごく精神的に充実して楽しんでいます」と新たな役にも前向きに挑んでいた。

北川景子、バディ役・北村一輝との共演を語る

北川景子(提供写真)
北川景子(提供写真)
撮影中は、暑さとの戦いだったと振り返った北川。検察官・橘慎二を演じ、北川と劇中でバディを組む役である俳優の北村一輝とは、「どちらかというと役を作り込んで来られるタイプの役者さんで、でも私はどちらかというと、現場に行って感覚的にやれたらいいのかなと思うところだったので、お芝居に対する向き合い方とかアプローチが全然違いました」という。何度も話し合いを重ねた結果、「初日の最後には『ああしっくり来ているな』という感じになっていました」といい、「私が主演だけど、共演者のかたが先輩ばかりだったので、そのシーンごとに、ご一緒する役者さんが引っ張ってくださったなと思います」と撮影を振り返った。

唯が真実を明らかにしていく執務室でのシーンは、すべて1日で撮影したといい、「徐々に唯が裁判に対して熱く入り込んでいく様とか、視聴者の方もどんどん盛り上がっていく場面なのですが、1つの執務室という部屋の中で、どういう風にメリハリをつけてやっていくのかなというのをテーマでやっていて、そこはすごい大変でした。やってやったなと思うシーンは、裁判です。あれだけセリフも覚えたので、上手く言えたかなと思います」と手応えを感じていた。

またドラマ『みをつくし料理帖』(テレビ朝日/2012)、映画『パンク侍、斬られて候』(2018)でゆかりのある京都での撮影は「以前ご一緒したスタッフさんが『おかえり』と言ってくださったのが嬉しかったです。いつも『おかえり』と言ってくれるので、京都に帰ってこられたなという喜びがありました」と語り、「あとは食事。何度か外で食べられたのですが、ちょうど夏だったから鱧が食べられました。関西出身なので、鱧を食べられたのがすごく嬉しかったです(笑)」と笑顔を弾けさせていた。

北川景子主演「指定弁護士」

脚本は同局「相棒」「科捜研の女」などを手掛けた櫻井武晴氏が務め、“贈収賄事件”という現代社会のタイムリーなテーマを通して、事件にかかわる人々の心情をリアルに展開していく。

北川、北村のほかに、唯の夫・一ツ木隆司役にえなりかずき、橘の捜査を手伝う検察事務官・安倍忠一役に生瀬勝久、唯の上司でやがて彼女の前に立ちはだかる弁護士・三塚文則役に中村梅雀、唯を「指定弁護士」に誘う弁護士・神林京子を羽田美智子、バーのマスターを松重豊、贈収賄事件をめぐる容疑者・田金清造を石橋蓮司が演じるなど、豪華俳優陣が集結する。(modelpress編集部)
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