唐沢寿明、テレ東ドラマ初主演 “正反対”の役柄で2作連続出演が決定<あまんじゃく・ハラスメントゲーム>
2018.07.17 13:06
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俳優の唐沢寿明が、テレビ東京のドラマに初主演することが分かった。さらに、特別ドラマ「あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!(仮)」(2018年秋放送)と連続ドラマ「ハラスメントゲーム(仮)」(10月スタート/毎週月曜よる10時~)にて、唐沢は2作連続で主演を務める。
唐沢寿明、元外科医の殺し屋&コンプライアンス室の室長を演じる
「あまんじゃく」では元外科医の殺し屋、「ハラスメントゲーム」ではスーパーマーケットを経営する老舗の会社に設立された“コンプライアンス室”の室長を務める唐沢。「役の印象が対照的で全く違います」と話すが、プロデューサーの田淵俊彦氏は「特番に続ける形で、唐沢さんに全く“正反対”とも言える役柄の主人公を演じてもらったらおもしろいのではないか。そう企んだ」と制作の意図を明かした。秋の特別ドラマ「あまんじゃく 元外科医の殺し屋が医療の闇に挑む!(仮)」
「あまんじゃく」は、唐沢が「いつか映像化できたらと長年思っていた」と映像化を熱望していた原作を、ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」(TBS系)などでヒットを連発する木村ひさし監督で実写化。藤村いずみ氏による原作小説「あまんじゃく」は、今回のドラマ化に合わせて復刊することが決定した。唐沢演じる主人公・折壁嵩男(おりかべ・たかお)は元外科医の殺し屋で、もともとは大学病院で優秀な外科医。恩師の教授に裏切られたことから殺し屋稼業に足を踏み入れることとなる。
病院の顧問をしていた弁護士経由で仕事の依頼を受け、法の裁きを擦り抜け悪事を働く医者を次々に始末。しかも、銃や刃物ではなく、医学の知識を利用した華麗なる手口の完全犯罪を行ってゆく。
唐沢は「『あまんじゃく』は今までにない役どころですが、(ドラマは)常に新しい挑戦だと思い演じています。殺しをやるときの雰囲気とか、視聴者が思わず驚くようなシーンもあります」とコメントした。
唐沢寿明主演ドラマ「ハラスメントゲーム(仮)」
2本目の「ハラスメントゲーム」のテーマは企業の「コンプライアンス」。「パワハラ」「セクハラ」「マタハラ」など、連日テレビやネットで取り上げられる「ハラスメント」事件という、世の中が注目しているテーマに挑んだ初めてのドラマとなっている。監督は浦正記氏が担当し、脚本はドラマ「BG~身辺警護人~」(テレビ朝日系)で筆力を見せつけた井上由美子氏が初めて同局の連続ドラマを執筆。
そして、唐沢演じる主人公・秋津渉(あきつ・わたる)はスーパー業界大手老舗会社「マルオーホールディングス」の富山支店長。ある事情から左遷され、家族で地方に移り住んでいた。
しかし、ある日コンプライアンス室長として本社に呼び戻されるが、そこには社長や取締役たちの隠されていたある思惑が存在。社内に起こる様々なハラスメント問題を、奇抜なアイデアと手法で、主人公と仲間たちが解決していく。
なお、1話完結シリーズとして描かれる。(modelpress編集部)
唐沢寿明コメント
藤村さんの「あまんじゃく」は、数年前に読む機会がありました。いつか映像化できたらと長年思っていたのですが、今回縁あってテレビ東京でドラマ化することになり、出演させて頂くことになりました。 数年前から、テレビ東京の番組が面白いと思っていました。攻めていて、今、勢いがあるテレビ東京に目が行きますし、自分自身も攻めた事をやっていきたいと常に思っています。「あまんじゃく」は今までにない役どころですが、(ドラマは)常に新しい挑戦だと思い演じています。殺しをやるときの雰囲気とか、視聴者が思わず驚くようなシーンもあります。
連ドラ「ハラスメントゲーム」は「あまんじゃく」とは役の印象が対照的で全く違います。脚本も過去に何作かご一緒した井上由美子さんです。固いイメージのビジネスドラマの中に、井上さんの描くエンタメ感が散りばめられて、何方にでも観やすい作品になると思います。
普通にやるのではなくて、見ている人が面白いと思えるものを作りたい。そこはこだわりたいところです。 特番、連ドラどちらも面白いです。連続して面白いものにしたいなと思っていますので皆様、ご期待ください。
テレビ東京プロデューサー田淵俊彦コメント
数々の名作を産み出してきた名優である唐沢さん。中でも私にとって「白い巨塔」は文字通り金字塔だ。その財前五郎が、同じ医療をテーマにした作品の、しかもダークヒーローに近い主人公を演じたいと思っていると聞いて、「おもしろい!」と思った。と同時に「とてもチャレンジングだ」と驚いた。人間というのは成功例にしがみつこうとする生き物だ。しかし、唐沢さんは同じ医療ドラマジャンルの全く違う切り口に、敢えて挑もうとしている。そんな心意気に、「このドラマは成功するに違いない」と確信に近いものを感じた。私は「幻」となっていた原作権の行方を探し当て、映像化に漕ぎつけた。更にやるからには徹底的に攻めようと思った。特番に続ける形で、唐沢さんに全く“正反対”とも言える役柄の主人公を演じてもらったらおもしろいのではないか。そう企んだ。
唐沢さんは、「おもしろいじゃないか」と賛同してくれ、「テレ東だからできるチャレンジだ」とも言ってくれた。コンプライアンスに真っ向から反するような「元外科医の殺し屋役」をやってもらった俳優さんに、間髪入れずに「コンプライアンスやハラスメントを取り締まる役」をやらせてしまう…この奔放さがテレビ東京だ。
2つのドラマの共通点は、人間の「欲」や「業」。こんな尖がった企画を通してくれたテレビ東京の懐の深さにも感謝したい。以上のように、振り切った、奔放でゴージャス、かつ痛快な唐沢エンターテイメントを是非、堪能して頂きたい。
【Not Sponsored 記事】
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