山田孝之「身の危険を感じています」ワールド全開に“投げつけたくなる本”アピール
2016.03.12 14:42
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俳優の山田孝之が12日、都内で行われた書籍「実録山田」(ワニブックス刊)の発売記念会見に出席。自身初の書籍が完成した気持ちを聞かれ、「身の危険を感じています」と盾で身を守り「敵がいるかもしれない。(優しいのは)表面的かも」と報道陣も警戒するなど、シュールな雰囲気で会見がスタートした。
初の書籍発売、キッカケは「旬刊小栗」
268ページにも及ぶ大作を作ったキッカケを聞かれると「キッカケはこれです」と小栗旬責任編集のムック本「旬刊小栗」を手にし「僕も6年くらいワニブックスの雑誌で連載をしているんですが、取材を受けているときに『小栗君がこういう本を出したよ。山田君も本出さない?』って」と編集者から誘いを受けたことを明かし、「俺は『旬刊小栗』みたいな爽やかな本は出せない。俺が出すなら『実録山田』みたいな本だろうと言ったら『いいね。やろうか』と言われた」と回顧。
「(旬刊小栗は)対談したりとか、ラジオをまとめたりとか、ラクしているなあって。俺はそういうのはイヤで、物々しい文字がいっぱい書いてある本を出したいと言ってしまったのは3年前です」と告白した。
シュールな“山田ワールド”全開
同作は、メディアにあまり登場せず、私生活も謎に包まれている山田が初めて書き下ろした1冊で、実際に山田の身に起こった出来事から繰り広げられる“山田ワールド”全開の随筆集。コンセプトは「投げつけたくなる本」だそうで「僕が書いているときのコンセプトとしては、くだらなくて『何だコレ』と投げつけて、3秒くらい経ったら『でもちょっと気になるな』(と拾いたくなる)みたいな本を目指して作りました」と“山田ワールド”全開に説明した。
初版2万5000部については「一気にファンがいなくなるでしょうね」とコメントし、読み終わったあとはどんな利用の仕方があるか聞かれると「ブックオフ」と即答して報道陣を沸かせ、鍋敷きにしてもいいかとの問いには「こっちのほうが向いていると思います」と『旬刊小栗』を手にして笑いを誘った。
発売記念イベントを自ら提案
そんな本を引っさげ北は北海道から南は沖縄まで全国15カ所の書店を回って発売記念イベントを行う山田は「本を書いたからにはしっかりと宣伝をしたくて、書店を回らせてもらいたいと言った」と自ら提案したといい、「でもサインは面倒くさいからハンコを作ってと言って、こんな感じの(ハンコ)って書いたらそれをスキャンされて…」と裏話を暴露。ファンの人と会うのは楽しみか聞かれると、一瞬言葉に詰まりつつも「もちろん、本を買ってくれるので嬉しいです」と笑顔を見せた。(modelpress編集部)
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