有村架純、連続ドラマ初主演「不安や戸惑いはある」
2015.07.03 08:00
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女優の有村架純が10月放送予定のWOWOWの土曜オリジナルドラマ「連続ドラマW 海に降る」で連続ドラマ初主演をつとめることが2日、わかった。
同作は朱野帰子氏が執筆した同名小説をドラマ化したもので、海洋科学に関する研究機関・JAMSTEC(海洋研究開発機構)を舞台にしたヒューマンドラマ。有村は亡き父の遺志を受け継ぎ、深海の謎に命を懸けて臨む日本人初となる女性パイロット役を演じる。
連続ドラマ初主演となる有村は「大役を頂き、不安や戸惑いはありますが、男社会の厳しい環境の中で立っている深雪のように、私も甘えることなく、強くたくましく演じられたらと思います」と意気込み、「台本を初めて読んだとき、心臓がドキドキというよりもバクバクしました。『海に降る』という作品は、海洋研究の世界を描いています。その海洋研究が担っているのは、日本や世界の未来です。だからこの作品の背負っているテーマは、すごく大きなもので本当に身が引き締まりました」と脚本を読んだときの感想を語った。
深海の映像美を体感できるように全編4K収録
今回JAMSTECの全面協力を得て、2014年に完成25周年を迎えた有人潜水調査船「しんかい6500」をはじめとした潜水船、研究船で撮影を行ない、「リアルな深海世界」「海洋科学技術の最先端」を圧倒的なリアリティで描いている。また今年「しんかい6500」に撮影クルーが搭乗し、沖縄本島近海、水深1500mでの撮影を敢行。前代未聞の神秘的でかつ、驚異的な深海の映像美を体感できるように、全編4K収録を行い、深海の美しさを追求している。朱野氏は、同作を4年前に書いたといい「デビューしたての新人作家だったこともあり、JAMSTECのみなさんから『映像化したら全面協力するよ』と言っていただくたびに『そうなったらすごいけど、でも、そんな夢みたいなこと実現しないだろうな』と思っていました」としみじみ振り返り、有村について「実はドラマ化のお話をいただいたときから『深雪が有村架純さんだったらいいな…』とだいそれた野望を抱いておりました。愛らしさと、凛々しい雰囲気とが同居している感じが、本物の『しんかい6500』の女性パイロットの方と似ているな、と思っていたからです。なので、有村さんに決まったと伺ったときは心のなかでガッツポーズをとってしまいました」と喜んだ。
監督をつとめる山本剛義氏は、ドラマの撮影としては初めて、実際に「しんかい6500」に乗船して撮影を行ったことについて「4月18日に中部沖縄海溝に潜航させていただきました。深海には光が届かないからこその『気高さ』深海6500が光をあてなければ『光』という存在さえも知らずに一生を終える生物の数々。想像していたよりも多くの命がそこにありました。宇宙ならば宇宙服を着て船外に出れますが深海では絶対に船外に出られない、決して触れることのできない故の『神々しさ』に圧倒されました」と明かした。(modelpress編集部)
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