モデルで女優の水原希子が、綾瀬はるか主演の2013年NHK大河ドラマ「八重の桜」で大河初出演を果たす。モデルプレスは彼女にインタビューを行い、現在の心境に迫った。
2013年大河ドラマ「八重の桜」は、日本初の篤志看護婦として日清戦争・日露戦争に同行した新島八重(綾瀬はるか)の生涯を描いた愛と希望の物語。“天下の悪妻”と呼ばれようともすべての人の幸福を願い戦い続けた会津の女の生き様を通じ、復興を目指す日本・東北へ力強いメッセージを送る。
水原希子は、津田梅子らと日本初の女子留学生として渡米し、後に仇敵・薩摩の大山巌(反町隆史)と結婚する捨松役。「ノルウェイの森」(2010年)で女優デビューし、今年に入って蜷川実花監督の「ヘルタースケルター」豊田利晃監督の「I’M FLASH!」と立て続けに話題作に出演した彼女が、初めてテレビドラマに挑戦する。
― 今まで女優業においてドラマではなく映画という舞台を選んできた訳を教えてください。
水原希子:「ノルウェイの森」に出演させていただいて、急に女優に切り替えるという感じではなくて、私自身は自然に女優のお仕事を始めさせていただきました。なのでまだまだ未熟で、特に映画を選んでいるということは全く考えていなかったですし、タイミング良くお仕事させていただいたのが映画だったと思っています。
― 今回「八重の桜」に挑戦してみようと思った最大の決め手は何ですか?
水原希子:NHKの大河ドラマに出演させていただくのは、今後の女優業に向けて大きなチャンスだと思いましたが、最大の決め手はやはり捨松の役柄ですね。捨松のことを勉強させていただいている最中なのですが、彼女のことを知れば知るほど、彼女を演じたいという気持ちがかきたてられました。
なぜ自分にオファーをいただけたかを考えると、英語ができるということを含めて理解ができましたし、光栄だとも思いました。努力家で、格好良くて、前向きな彼女の人生を演じることで私自身もプラスになると思っています。
― 「大河ドラマ」という国民的な作品に参加するにあたり、プレッシャーや目に見えない重圧などで苦しんだときはありましたか?
水原希子:もちろんあります。みんなが見るような、国民的な番組に出演するのも初めてですしね。映画っていうのは皆さんがお金を払って、見に来てくれるものだと思うんです。そうではなくて、テレビをつけたら皆さんの目に映る、そういう存在に自分がなるわけじゃないですか?おじいちゃんおばあちゃんから子供まで、たくさんの人に知ってもらう分、演技を含めてその評価はすごく気になりますね。
やっぱりモデルとしてずっとやって、急に女優を始めたので、慣れないことを始める恐怖というか、焦りを日頃から感じています。レッスンすら受けたことがないので、経験がない分「そうじゃない」って言われる恐怖もあります。
あとは、捨松を演じること自体へのプレッシャー。私は実在する人物を演じるのは初めてなんです。さらに言えば、自分に近い役柄だったり、自分に近づけてくださる演出をしてくださったり、今までそうした作品が多かったこともあるので、捨松が本当に考えていることや感じているものを演じていかなければいけないと思っています。演技を通してプレッシャーをプラスに変えていければいいですね。
それに共演者の皆さんも大先輩たちばかりなので、自分の存在が足を引っ張らないようにしたいと思っています。プレッシャーではありますけど、その中で自分に声をかけてもらえたことに誇りを持って、自分ができることをやり尽くしたいと思っています。
― 「山川捨松」という役に挑戦するにあたり、役作りなどで心掛けていることはありますか?
水原希子:じっくり役に向き合いたいと思っています。やろうと思ってすぐにできるものではないと思っているので、踊りや英語の技術を含めて、演技の練習に時間をかけていきたいです。
意識的な部分では、自分が大変な時でも「捨松はもっと大変だったんだから」なんて捨松から自信をもらったりしていますね。
― 「大河ドラマ」初挑戦になりますが、このタイミングでプライベートでも新たに始めてみたいことや挑戦してみたいことはありますか?
水原希子:語学です。特に英語のスキルアップと韓国語。今後、海外の作品に挑戦するためには必ず必要になりますからね。
― 昨年から本格的に女優業をはじめ、テレビコマーシャルにも何本か出演していますね。モデル業1本で活動していた頃に比べると状況は目まぐるしく変化していると思いますが、それに対する本音や将来への展望などお聞かせください。
水原希子:周りの状況に確かに変化はありましたが、私自身の生活はあまり変わってないです。街中で声をかけてもらっても「楽しいな」くらいに思っています。今は始まりなので「楽しいな」と思っているけれど、「これもずっと続くわけじゃない」とわりと冷静に捉えています。今皆さんに知ってもらっている、今が始まりなのでしょうね。
まだ始まったばっかりなので、将来は明確に何か考えているわけではないですけど、いろんな国の人に撮ってもらいたいです。チャンスがあるなら世界で活躍して、日本にプラスになることをできればいいと思っています。ただあまり視野を狭めすぎずに、背伸びせずに今できることをして、自分にあった人生を歩みたいです。
― そのためには体力も必須かと思いますが、体力作りのために日々心がけていることや実践していることはありますか?
水原希子:特にしていることはありませんが、朝ごはんをしっかり食べて、よく歩くことを心がけています。撮影が早く終わった日は、歩いて帰ったりしていますね。
― 忙しい日々が続くと、ストレスが溜まることもあるかと思います。その時の対処法がありましたら教えてください。
水原希子:塩風呂に入ったり、1人で踊ったりします。
― ありがとうございました。
モデルとしてデビューを飾った水原希子は、昨年から本格的に女優業に進出。これまで3本の作品に参加してきたが、意外にもテレビドラマというジャンルは初。出演を決断した心境の変化には、彼女のさまざまな苦悩や考え方があった。インタビューではそんな彼女の並々ならぬ決意や感情をかいま見ることができ、貴重な内容となった。
大河ドラマ「八重の桜」は、2013年1月6日より全50回で放送。テーマ音楽は坂本龍一が担当する。(モデルプレス)
■水原希子(みずはらきこ)プロフィール
1990年10月15日
アメリカ テキサス州生まれ 兵庫県育ち
「Seventeen」や「ViVi」「MAQUIA」の専属モデルを経て、国内のみならず海外のファッション誌でも活躍。2010年にトラン・アン・ユン監督の「ノルウェイの森」で女優デビューし、2012年に蜷川実花監督「へルタースケルター」、豊田利晃監督「I’M FLASH!」に出演。数多くのコマーシャルにも出演し、活動は多岐にわたる。
「CHANEL」や「LOUIS VUITTON」にゲストセレブリティとしてパリや上海に招待され、世界的に活躍している。
水原希子は、津田梅子らと日本初の女子留学生として渡米し、後に仇敵・薩摩の大山巌(反町隆史)と結婚する捨松役。「ノルウェイの森」(2010年)で女優デビューし、今年に入って蜷川実花監督の「ヘルタースケルター」豊田利晃監督の「I’M FLASH!」と立て続けに話題作に出演した彼女が、初めてテレビドラマに挑戦する。
― 今まで女優業においてドラマではなく映画という舞台を選んできた訳を教えてください。
水原希子:「ノルウェイの森」に出演させていただいて、急に女優に切り替えるという感じではなくて、私自身は自然に女優のお仕事を始めさせていただきました。なのでまだまだ未熟で、特に映画を選んでいるということは全く考えていなかったですし、タイミング良くお仕事させていただいたのが映画だったと思っています。
― 今回「八重の桜」に挑戦してみようと思った最大の決め手は何ですか?
水原希子:NHKの大河ドラマに出演させていただくのは、今後の女優業に向けて大きなチャンスだと思いましたが、最大の決め手はやはり捨松の役柄ですね。捨松のことを勉強させていただいている最中なのですが、彼女のことを知れば知るほど、彼女を演じたいという気持ちがかきたてられました。
なぜ自分にオファーをいただけたかを考えると、英語ができるということを含めて理解ができましたし、光栄だとも思いました。努力家で、格好良くて、前向きな彼女の人生を演じることで私自身もプラスになると思っています。
― 「大河ドラマ」という国民的な作品に参加するにあたり、プレッシャーや目に見えない重圧などで苦しんだときはありましたか?
水原希子:もちろんあります。みんなが見るような、国民的な番組に出演するのも初めてですしね。映画っていうのは皆さんがお金を払って、見に来てくれるものだと思うんです。そうではなくて、テレビをつけたら皆さんの目に映る、そういう存在に自分がなるわけじゃないですか?おじいちゃんおばあちゃんから子供まで、たくさんの人に知ってもらう分、演技を含めてその評価はすごく気になりますね。
やっぱりモデルとしてずっとやって、急に女優を始めたので、慣れないことを始める恐怖というか、焦りを日頃から感じています。レッスンすら受けたことがないので、経験がない分「そうじゃない」って言われる恐怖もあります。
あとは、捨松を演じること自体へのプレッシャー。私は実在する人物を演じるのは初めてなんです。さらに言えば、自分に近い役柄だったり、自分に近づけてくださる演出をしてくださったり、今までそうした作品が多かったこともあるので、捨松が本当に考えていることや感じているものを演じていかなければいけないと思っています。演技を通してプレッシャーをプラスに変えていければいいですね。
それに共演者の皆さんも大先輩たちばかりなので、自分の存在が足を引っ張らないようにしたいと思っています。プレッシャーではありますけど、その中で自分に声をかけてもらえたことに誇りを持って、自分ができることをやり尽くしたいと思っています。
― 「山川捨松」という役に挑戦するにあたり、役作りなどで心掛けていることはありますか?
水原希子:じっくり役に向き合いたいと思っています。やろうと思ってすぐにできるものではないと思っているので、踊りや英語の技術を含めて、演技の練習に時間をかけていきたいです。
意識的な部分では、自分が大変な時でも「捨松はもっと大変だったんだから」なんて捨松から自信をもらったりしていますね。
― 「大河ドラマ」初挑戦になりますが、このタイミングでプライベートでも新たに始めてみたいことや挑戦してみたいことはありますか?
水原希子:語学です。特に英語のスキルアップと韓国語。今後、海外の作品に挑戦するためには必ず必要になりますからね。
― 昨年から本格的に女優業をはじめ、テレビコマーシャルにも何本か出演していますね。モデル業1本で活動していた頃に比べると状況は目まぐるしく変化していると思いますが、それに対する本音や将来への展望などお聞かせください。
水原希子:周りの状況に確かに変化はありましたが、私自身の生活はあまり変わってないです。街中で声をかけてもらっても「楽しいな」くらいに思っています。今は始まりなので「楽しいな」と思っているけれど、「これもずっと続くわけじゃない」とわりと冷静に捉えています。今皆さんに知ってもらっている、今が始まりなのでしょうね。
まだ始まったばっかりなので、将来は明確に何か考えているわけではないですけど、いろんな国の人に撮ってもらいたいです。チャンスがあるなら世界で活躍して、日本にプラスになることをできればいいと思っています。ただあまり視野を狭めすぎずに、背伸びせずに今できることをして、自分にあった人生を歩みたいです。
― そのためには体力も必須かと思いますが、体力作りのために日々心がけていることや実践していることはありますか?
水原希子:特にしていることはありませんが、朝ごはんをしっかり食べて、よく歩くことを心がけています。撮影が早く終わった日は、歩いて帰ったりしていますね。
― 忙しい日々が続くと、ストレスが溜まることもあるかと思います。その時の対処法がありましたら教えてください。
水原希子:塩風呂に入ったり、1人で踊ったりします。
― ありがとうございました。
モデルとしてデビューを飾った水原希子は、昨年から本格的に女優業に進出。これまで3本の作品に参加してきたが、意外にもテレビドラマというジャンルは初。出演を決断した心境の変化には、彼女のさまざまな苦悩や考え方があった。インタビューではそんな彼女の並々ならぬ決意や感情をかいま見ることができ、貴重な内容となった。
大河ドラマ「八重の桜」は、2013年1月6日より全50回で放送。テーマ音楽は坂本龍一が担当する。(モデルプレス)
■水原希子(みずはらきこ)プロフィール
1990年10月15日
アメリカ テキサス州生まれ 兵庫県育ち
「Seventeen」や「ViVi」「MAQUIA」の専属モデルを経て、国内のみならず海外のファッション誌でも活躍。2010年にトラン・アン・ユン監督の「ノルウェイの森」で女優デビューし、2012年に蜷川実花監督「へルタースケルター」、豊田利晃監督「I’M FLASH!」に出演。数多くのコマーシャルにも出演し、活動は多岐にわたる。
「CHANEL」や「LOUIS VUITTON」にゲストセレブリティとしてパリや上海に招待され、世界的に活躍している。
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