「どうする家康」出演者発表会見に出席した(上段左から)音尾琢真、山田裕貴、杉野遥亮、板垣李光人(下段左から)松重豊、山田孝之、松本潤、広瀬アリス、大森南朋(C)NHK

松本潤主演大河「どうする家康」山田裕貴・広瀬アリスら新キャスト発表

2022.04.15 11:19

2023年に放送予定の松本潤が主演を務めるNHK大河ドラマ「どうする家康」に、大森南朋山田裕貴杉野遥亮板垣李光人音尾琢真広瀬アリス山田孝之松重豊が出演することが決定。15日にオンラインで行われた出演者発表会見にて発表された。

  

「どうする家康」新キャスト発表

松本潤(C)NHK
今回発表されたのは松本演じる徳川家康とともに数々の困難を乗り越える登場人物・“チーム家康”の面々。先に1人で登場した松本は、多くの武将が登場する同作を受けて「チーム家康がポイントになってくる」と語り、「私自身興奮しています。ぜひ楽しみにしていただけたら」と出演者の発表へ胸を膨らませていた。

そして、酒井忠次を大森、本多忠勝を裕貴、榊原康政を杉野、井伊直政を板垣、鳥居元忠を音尾、於愛の方を広瀬、服部半蔵を孝之、石川数正を松重が演じることが発表。出演者が明らかになる度、9分割された画面へ1人ずつ映し出される演出にはそれぞれが驚いた様子を見せ、和やかな空気で会見は進んだ。

山田裕貴(C)NHK
第56作「おんな城主直虎」(2017年)以来の出演となる裕貴は「(愛知県に)住んでいた頃に徳川美術館行ったりとか」と思い出を振り返り「戦国最強のサムライを演じるということで課題だなと思うので皆さんと一緒に作っていけたら」と意気込んだ。

杉野遥亮(C)NHK
広瀬アリス(C)NHK
また、大河への出演は初となった杉野と広瀬。杉野が「どうやって芝居していけばいいのか迷ったんですけど企画書読ませていただいたときにすごくワクワクしました」と率直な思いを語り、「松本さんの顔もキラキラしていて」と台本に描かれた松本の写真にも言及。これに松本は「杉野君にキラキラしてるなんて…。貴公子役なので期待してますよ」と期待を込めた。そして舞台となる静岡の出身である広瀬は「自分の演じる役が地元とゆかりのある方でご縁を感じております」と感慨深げに思いを明かしていた。

板垣李光人(C)NHK
2021年の第60作「青天を衝け」にも出演した板垣は「青天では(徳川)昭武。今回は家臣(直政)で素敵な縁を感じて。こんなにお邪魔してよいのかと期待感とワクワクしている気持ちです」と明るく語った。

山田孝之(C)NHK
“忍者代表”と紹介を受けた孝之は「どうも!忍者服部半蔵を演じる、THE山田孝之!」と明るく登場。普段から親交のあることで知られる松本からは「THEついてないでしょ(笑)」とツッコミを受けつつ「今回の出演者の中で難しい役だと思うんですけど、23年間の役者人生を注ぎ込みたい」と忍者ではないものの“忍者代表”と称される同役へ意気込み。

出演者たちが丸くなって行われた「どうする家康」出演者発表会見 大森南朋、松本潤、松重豊(C)NHK
出演決定にあたっての松本とのやり取りを問われると「同い年でデビューも同じでやっとお芝居できるので嬉しいんですけど、彼の方が嬉しいと思います」と松本へ呼びかけ、それに対し松本は「プライベートでも一緒にいるからこそもらえる刺激があると思うんですよね。すごい気合い入れて現場を搔きまわすと思うので楽しみにできたらなと思います」と撮影に期待を込めていた。

またこのほか、大久保忠世役を小手伸也、平岩親吉役をハナコの岡部大、鳥居忠吉役をイッセー尾形が務めることも発表された。(modelpress編集部)


「チーム家康」キャスト一覧


酒井忠次…大森南朋

「特技は宴会芸えびすくい家臣団のリーダー」

人質時代も常に家康を心配し、自分の意見を控え、家康を守ることだけを考えている。個性派家臣団のまとめ役。家康の叔父。時に宴会芸を始め、場を盛りあげる気遣いの人。

本多忠勝…山田裕貴

「『ただ勝つ』と名付けられた最強サムライ」

生涯戦うこと57回、かすり傷一つも負わないといわれる戦国最強武将のひとり。男気があり義を重んじ、筋の通らないことは大嫌い。女性にはものすごい奥手。

榊原康政…杉野遥亮

「徳川家臣団のクールな貴公子」

文武に優れた若き武将。名門榊原家の生まれだが、次男のため自由気ままに好きに生きていたところを、家康にその才能を見いだされる。マイペースで、ちょっとひねくれた性格。

井伊直政…板垣李光人

「井伊谷からやってきた美少年」

女城主直虎によって大切に育てられた井伊家の御曹司で、家臣団の新戦力として活躍。頭の回転が速く、女性によくモテる。誰に対しても不遜な物言いをするのでトラブルが絶えない。

鳥居元忠…音尾琢真

「徳川ラブ明るく熱い忠義者」

鳥居家代々の家訓に従い、人質時代から家康に付き添い、生涯を通じて主君を守り続ける徳川一筋の忠義者。ふだんは不器用で明るい男だが、戦場ではスイッチが入ったように活躍する。

大久保忠世…小手伸也

「三河で一番の色男(本人談)」

戦場では勇猛果敢な活躍を見せるが、最近、髪が薄くなるのを気にしている繊細な男。身なりに気を配り、「色男」を自称する。面倒見のいいみんなの兄貴。

平岩親吉…岡部大

「苦しい時こそ頼りになる」

いつもスマイル、正直でまっすぐな楽しい男。幼少より家康に付き添い、苦楽をともにする。敵の懐に入るのが得意で、どんな任務も笑顔で引き受ける。苦しい時には特に重宝する男。

鳥居忠吉…イッセー尾形

「ケチケチ倹約作戦で三河を守り抜く」

家康不在の岡崎城の留守を預かり、今川家の目を盗み、質素倹約で金銀食料を貯め込み、松平家再興を支えた長老。老齢のためか、時々、何を言っているのか、よくわからない。元忠の父。

於愛の方…広瀬アリス

「激動期の家康を支えた二代将軍・秀忠の母」

読書好きで極度の近眼。そのユーモラスな行動が、周囲に癒やしを与える。ガマンが続いていた家康の心に明かりを灯す、愛深き姫。実は夫を戦乱で亡くし、幼子を連れて側室となった苦労人。

服部半蔵/正成…山田孝之

「忍者ではないが、忍者の代表」

先祖が忍びの郷・伊賀出身なので、忍者とよく間違えられる。本人は武士と思っている。そんな自分にプライドが持てず、人づきあいが苦手。命ぜられて伊賀忍者を使い、諜報活動をするが時々失敗する。

石川数正…松重豊

「どんな難問も一刀両断ザ交渉人」

酒井忠次同様の古参の家臣で、家康が最も信頼する常識人。カミソリのような切れ味鋭い頭脳の持ち主で、遠慮なく正論を進言する。外交役も務め、戦国武将と渡り合う度胸の持ち主。

制作統括・磯智明チーフ・プロデューサー コメント

こんなメンバーで本当に天下をとれるのか?古沢良太さんが考える家臣団のプロフィールは、想像の斜め上をゆく、とても愉快なものでした。その実現のため、幅広い世代、ジャンルから才気あふれる、魅力的な方々にご出演頂けることになりました。徳川が天下統一できたのは、家臣団が優秀だったからなのか、家康が優秀だったからなのか、といった議論があります。このドラマで言えるのは、戦乱の世で生き残るには、みんなが力を合わせるしかなかったということです。織田や武田が突きつける「どうする!」に、果敢に立ち向かうチーム家康をぜひ応援して下さい。

大久保忠世役・小手伸也コメント

小手伸也(C)NHK
・役柄説明を受けて、演じられる大久保忠世の印象はいかがですか?「どうする家康」出演への意気込みもあわせてお聞かせください。

「大久保忠世」は全国的にはメジャーな武将ではないかもしれませんが、戦では勇猛にして人柄は実直。無骨な家臣団の仲を陰で取り持ったり、地元三河の皆さんには今でも一番に名が上がるほど深く親しまれている人物です。が、どうも衣装カツラ合わせの段階でスタッフさん達の様子、というか熱量がおかしい!「髪が無くてもカッコイイとは」を力説しながらやたらカツラの薄毛具合にこだわったり、つけ髭の試着で「デニーロだ」「見えたね」「見えましたね」と、独特な色合いの衣装に身を包みながら「なすがまま」だった僕は、忠世の史実的イメージ以前に「色男とは」という哲学的な命題を背負わされることになりました(笑)。真面目な忠世がどうイジられてしまうのか、始まる前からイヤな予感しかしませんが、現場でも物語の中でも、忠世らしく寛容な仕事人であり続けたいと思います。「どうなる忠世」?!ご期待ください。

・これまでも古沢さんの作品にご出演されているかと存じますが、古沢脚本の好きなところがあれば教えてください。また『どうする家康』に関して楽しみにしていることなど、古沢さんへの期待やメッセージもあわせてお願いいたします。「どうする家康」出演への意気込みもあわせてお聞かせください。

古沢作品の魅力はその緻密な構成力とエンターテインメント性、何より古沢さん自身が登場人物(キャラクター)一人一人に深い愛着を持ち、その群像劇によって物語を大きく動かす「人間讃歌」のような作家性にあると思います。古沢さんとは「コンフィデンスマンJP」シリーズで長らくお世話になっており、今回のお話もかなり早い段階でキャスティング候補にあげてくださった(らしい)とのことなので、僕の取り扱いは熟知していることと存じます。なので不安は一切ないのですが、忠世の「色男」的な扱われ方に関しては不安しかありません(笑)。ただのナルシストだったら、アナタも良く知る“あの信用詐欺師”と同じですからね!全国の大久保忠世ファンも納得の「カッコイイ男」として描かれることを切に願います!あと、個人的には「真田丸」で演じた「塙団右衛門」と同じく、忠世も「夜襲」を仕掛けた史実があるのですが、せっかくなのでそのシーンがあると嬉しいです。大河名物「夜討ちの小手伸也」として今後のためにも是非(笑)!

・徳川家康を演じる松本潤さんや、ともに家康を支えていく“チーム家康”の皆さんにメッセージをお願いします。

松本潤さんとドラマで共演するのは今回初めてなので、家臣団の一員として初回からお世話になれることはとても楽しみ、かつ光栄に思っております。忠世は義に厚く、殿への忠誠は決して揺らがない男なので、その精神に則り座長としての松本潤さんを信じてただ付き従うのみです!ただ、他の家臣団が曲者揃い...いや個性的な方々ばかりなので、はたして現場がどうなるのか?役柄説明を読んだだけでもツッコミどころ満載で、もはや僕自身が「どうする!?」みたいな日々が予想されるので、皆様どうかお手柔らかに…何卒、よろしくお願い申し上げます。

平岩親吉役・岡部大コメント

岡部大(C)NHK
・役柄説明を受けて、演じられる平岩親吉の印象はいかがですか?「どうする家康」出演への意気込みもあわせてお聞かせください。

平岩親吉は、家康と同い年で、幼い頃からずっと家康を近くで支え、見届けた人物だと思います。物語や文献を見ても、とても実直で献身的に仕え、家康からも本当に信頼されていた人だと感じました。自分なりにしっかりと、その関係性を表現できるように頑張ります。そして家臣団のムードメーカーとして、苦しい場面でも明るく家康を支えていきたいと思います!

・大河ドラマ初出演ですが、どんなことが楽しみですか?

セット、カツラ、衣装、殺陣、馬、すべて楽しみです!一昨年「エール」に出演させていただいたときに、隣のスタジオで「麒麟がくる」の撮影をされていて、朝ドラとはまた違った、壮大な雰囲気の現場を、興味津々で覗き見していました。

・徳川家康を演じる松本潤さんや、ともに家康を支えていく“チーム家康”の皆さんにメッセージをお願いします。

徳川家臣団の一員になれて本当に光栄です!皆さんの演技合戦の中に決死の覚悟で飛び込ませていただきます!背中は任せました!どうぞよろしくお願い致します!

鳥居忠吉役・イッセー尾形コメント

イッセー尾形(C)NHK
・役柄説明を受けて、演じられる鳥居忠吉の印象はいかがですか?「どうする家康」出演への意気込みもあわせてお聞かせください。

戦乱のまっただ中にあって、質素倹約というちょっと時代とズレた信念を貫くジイさんを愛情を持って演じたいです。何を言っているのかよく聞き取れない長老というポジションも魅力的ですね。完全無欠からは程遠い男ですが、家康を後押しする気概は人一倍あると思います。そんなこんなで体当たりで取り組みたいと思っています!

・大河ドラマには今回で5回目のご出演となります。これまでの作品で印象に残っている作品や役どころはありますか?

どの作品も不安のまま撮影に入ったものです。本番の一瞬一瞬をどうやって生き生きとさせるか?こればっかりです。でも、吉沢亮さんと共演した「青天を衝け」で初めて演じる楽しみを得た気がします。ただ楽しくやればいいんだ、みたいな。ようやく理屈から脱出しました。そうなんです。結構理詰めタイプなんです。

・徳川家康を演じる松本潤さんや、ともに家康を支えていく“チーム家康”の皆さんにメッセージをお願いします。

ですから松本潤さんとも楽しく演じたいですし、家臣団とも、乗り越えられる困難は大いに笑い、乗り越えられない困難は大いにシュンとしたいです。共に。人情味溢れる集団にしたいなあ。

松本潤主演「どうする家康」

貧しき小国・三河の岡崎城主・松平広忠の子として生まれた松平元康(のちの家康)は戦乱で父を失い、母とも離れ、駿河の大国・今川家のもとで人質として暮らしていた。今川義元に見込まれた元康は不自由ない生活を保障され、十分な教育も受け、やがて今川家重臣・関口氏純の娘・瀬名と恋に落ちる。そんな今川家に染まる姿を、元康に付き添っていた石川数正、鳥居元忠ら三河の者たちは苦々しく思っていた。

ある日、父の墓参りに三河・岡崎を訪れた元康は、そこで父に仕えていた酒井忠次など旧臣たちと再会。彼らが今川家に不満を抱き、松平家再興の思いがくすぶっていることを知る。しかし、義元を慕う家康にとって、彼らの思いは重荷でもあった。

1560年(永禄3年)、今川義元は、織田領である尾張へ進撃する。元康は妻子たちに別れを告げ、織田軍の攻撃を受ける大高城に、兵糧を送り込む任務に就いた。

敵方の猛攻をくぐり抜け、大高城にようやくたどりつき、喜んだのもつかの間、桶狭間から衝撃の知らせが届けられる!しかも、大高城に押し寄せるのは、あの織田信長!幼い頃、信長と一緒に過ごした時の忌まわしい記憶が、元康の脳裏によみがえる。織田軍に包囲される中、家族が待つ駿河に戻るか、故郷の三河へ進むか、それとも籠城か。

どうする家康!この決断が、ピンチとガマンの連続、壮絶な家康の人生の幕開けだった。

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  1. どうする家康

    どうする家康

    2023年01月08日(日)スタート

    毎週日曜20:00 / NHK総合ほか

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