鈴木亮平『リブート』、竹内涼真『再会』…追わずにいわれない「中毒性が凄い冬ドラマ」ベスト5
2月下旬となり、冬ドラマの多くが中盤に差し掛かってきた。今回はその中で、最後まで追わずにはいられない、中毒性が凄い冬ドラマベスト5を挙げたい。
◆第5位松山ケンイチ主演『テミスの不確かな法廷』(NHK総合)
ASD(自閉スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)という特性を持ちながら、任官7年目の裁判官として社会に溶け込もうと奮闘する主人公を松山が軽妙に演じている。その特性ゆえに、他の人より多くの情報を受け取り、過敏になってしまう主人公だが、それがゆえに見えてくる世界も沢山あるのだと気づかされる。
頭脳は明晰だが、無意識に自分のルーティンのようなクセを頻発してしまう様は、松山の出世作である映画『デスノート』シリーズのL役に通じるところもあり、個性豊かな主人公が“普通”とされる世界で生き抜く様をずっと見ていたいと思わせてくれる。
◆第4位松下奈緒主演『夫に間違いありません』(カンテレ・フジテレビ系)
他人の遺体を夫の遺体だと間違える「遺体の取り違え」により、保険金を受け取り生活する松下演じる主人公の物語。実際には生きていた夫(安田顕)を筆頭に、その夫の存在を隠し保険金を死守する主人公、その事実を週刊誌に売り自身は政治家の汚職に関わっていた主人公の弟(Travis Japan・中村海人)など、出てくる人物が総出でダメ人間。でもそれが人間本来の欲望や性悪さを炙り出していて清々しい。
全話通じて、行方不明の夫を探す女性(桜井ユキ)が、素知らぬ顔でずっと主人公を追い詰めていて、「来るぞ…来るぞ…」と観ている者が脅かされるのは、2021年に放送された『真犯人フラグ』(日本テレビ系)の奇妙なシングルマザーを彷彿とさせる。そう思っていたら、第7話でまさかの形成逆転で、彼女の秘密を掴んだ主人公がすっごい悪い顔をする。主演に据えられた松下が、その二面性でようやく本領を発揮してきた。
◆第3位勝地涼・瀧本美織W主演『身代金は誘拐です』(日テレ系)
勝地と瀧本演じる夫婦の子どもが誘拐され、音声を加工した犯人からの電話に右往左往するあたりは、2022年に放送された二宮和也主演の『マイファミリー』(TBS系)に似ている。ただ、すぐに金銭を要求されるのではなく、自身の子どもを助けるために他人の子どもを誘拐する指示を出され、主人公夫妻もどんどん悪事に手を染めていったりと、予想外の展開で先が読めない。
主人公夫婦の子どもを誘拐した犯人、自身の子どものために他人の子どもを誘拐する主人公夫婦、主人公夫婦に我が子を誘拐された被害者夫婦と、それぞれの言動から一筋縄ではいかない親子の愛の形についても考えさせられる。
◆第2位竹内涼真主演『再会〜Silent Truth〜』(テレビ朝日系)
23年前の警察官殉職事件の第一発見者であった主人公と小学校の同級生の4人が、また新たな殺人事件への関与を疑われ意図せぬ形で再会する。どちらの事件についても主人公含め全員が怪しい状態でじっくりと話が展開してきたが、第6話でついに主人公が過去に犯した罪を自白する。竹内の抑え気味のトーンから動悸が高まり涙でひざまずく告白シーンには、主人公が背負ってきたものの大きさを思い知らされる。
主人公の初恋の人(井上真央)が、元夫(瀬戸康史)と主人公どちらにも色目を使うという魔性の女っぷりを披露しているが、井上ならではの大人の色気が説得力を持たせている。まだまだフューチャーされていない怪しい人物が、今度どう絡んでくるのかに注目。
◆第1位鈴木亮平主演『リブート』(TBS系)
主人公でパティシエの早瀬陸の整形前(リブート前)と整形後(リブート後)を、鈴木と松山ケンイチが2人1役で演じるとサプライズが提示された初回。そこから怒涛の展開で、この冬一番の話題をかっさらっている。圧巻なのは松山の言動の特徴を体内に完全吸収しているリブート後の早瀬と、本来の悪徳刑事である儀堂歩を、1人2役で鈴木が完璧に演じ分けているところ。
体格や声色も含め完全に他人になりかわれるリブートがあるために、キーパーソンすべてが本当にその人なのか、誰かがリブートした姿なのか分からず、通常の考察は成り立たない。ある種、なんでもありだからこそ、どんな結末が待ち受けているのか想像もつかないが、最後まで見届けたい作品だ。
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