

GANG PARADEメンバーによる魂の新録曲解説、10周年を飾る3rd フルアルバム『GANG RISE』

音楽事務所・WACK所属の11人組アイドルグループGANG PARADEがメジャー3枚目のフルアルバム「GANG RISE」をリリースした。フルアルバムは約2年ぶりとなり、シングル・デジタルシングルを含む2枚組20曲を収録した豪華な内容になっている。今回はヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギの6人が2年間の活動の振り返りや、新録曲について語ってくれた。インタビュー後編は「GANG RISE」完全版DISC2の新録楽曲についてお送りする。
立派な大人が大騒ぎ!今のギャンパレ遊び場を歌った「ヘイ!ホー!最高じゃん!」
ーーDISC2の新録曲についてお聞きします。まずは「ヘイ!ホー!最高じゃん!」です。
ユメノユア:THEイナズマ戦隊さんに「ROCKを止めるな!!」に続き2曲目を作っていただきました。「ROCKを止めるな!!」はメンバーからメンバーへ歌う意味も込められていたり、自分たちの思いを強く込められていた歌で、それを遊び人のみんなと歌って踊って笑うみたいな楽曲でした。今回はそこにさらに遊び場っていう、一緒に作っているそのライブの空間を、歌詞にも落とし込んでいただいています。またちょっと違う目線でギャンパレのことを考えて作ってくださった歌です。
ユメノユア:歌詞に、「立派な大人が大騒ぎ」ってサビの頭に入っていて、もうそれが本当に今のギャンパレの遊び場にもぴったりで(笑)。自分たちも大人だけど、来てくれてる大人のみんなも一緒になって、その時間だけは遊び場に夢中になれるのがギャンパレの魅力だと思うから、そういう歌を今歌えていることがすごく嬉しいです。ミュージックビデオも作ってもらって、一緒に撮影させてもらったりとか、メンバーもちょっといつもと違うお洋服を着てたりしてビジュアルも可愛いので、ぜひそこもチェックしてほしいです。
ーー YouTubeの「ギャンパレ熱血進路相談!」を見ていただけたら、「立派な大人が大騒ぎ」してるテンションもわかってもらえそうですね(笑)
一同:(笑)
ついに来た!ギャンパレの自己紹介ソング「So many members」
キャン・GP・マイカ:超能力戦士ドリアンさんに作詞作曲していただきました。見てわかる通り、グループ紹介ソング。もう活動10年目になるのにここまでガッツリの紹介ソングはなくて、メンバーも11人と多いですしライブも自己紹介するのにも時間を取られてしまうので、この曲をやれば一発でわかってもらえるという万能な曲をいただけました(笑)。ドリアンさんともツーマンライブをさせていただいたんですけれど、超能力戦士ドリアンさんのライブの力がすごくて!ギャンパレもこれをやりたい、って思えました。
ナルハワールドの詞がメインとなった「Symphony」
ーー Symphonyもメンバー作詞の新録曲ですね。
ヤママチミキ:作曲の鈴木裕哉さんとメンバーの共作詞で、ナルハの作詞がメインになっていて、要所要所で他のメンバーの詞が使われています。
ココ・パーティン・ココ: ほぼナルハですね。
ユイ・ガ・ドクソン: だから一番最初にナルハの名前が入ってます。
ーー一番多いから頭に記載が…製品の裏の成分表みたいですね…(笑)。
ヤママチミキ:ナルハの作詞がメインだよって聞いた時に、「あ、ナルハっぽいな」って納得しちゃいました。ナルハの歌詞は今までも何曲かあるんですけど、すごく綺麗な言葉で情景が見えやすいような作品が多いんです。この曲にもピッタリ合っているし、ナルハらしさも出ています。この曲の作詞は「春」がテーマで、春に聴いて爽やかな気持ちになれる楽曲になっています。最近のギャンパレにあまりなかった、THE・アイドルソングになっていて、マイカが振り付けもアイドルっぽさに寄せてくれて、すごい可愛い曲になっています。ライブで見た時にまた違ったギャンパレの一面が見られる曲ですね。
メンバー全員、歌詞もメロディーも一新して生まれ変わった「Gangsta Vibes」
――Gangsta Vibesも新しく録りなおしたんですよね。
月ノウサギ:以前13人体制でリリースした楽曲なんですが、今回、自分のパートをメンバーが全員ラップも込みで考えて再構築しています。メンバーが新体制に、詞とメロを改めて提出し直しました。
ーー歌詞とメロディー両方新しくしたんですか?
月ノウサギ:はい、全部です!前のバージョンをアレンジしつつ作った人もいれば、もう全くガラっと変えたメンバーもいて。まあ、で、あとことのKOTONOHOUSEさんがサウンドもパワーアップして作り直していただいて、一層かっこよく生まれ変わりました。結構こういうラップ調の曲はギャンパレの中でなかなかないので、かっこいいスタイリッシュなギャンパレが見せられる楽曲になってると思います。
ーー自分のパートを全員で作り直すというのはすごい作業ですね。
月ノウサギ:歌詞を見るだけでも「ここはこの子かな?」みたいなのが分かるぐらい結構個性が出ていて面白いと思います。ライブで見てもらったら、「なんだこの曲!」って印象に残りやすい曲というか、インパクトがあると思うので、ライブでやるのも結構楽しみです。
ーーライブ映えしそうなサウンドです
ユメノユア: かっこいいな、この曲聴きたいなと言っていただくことが多くて。初見の人のウケがすごくいいんですよ。パワーアップして、またリリースできてすごい嬉しいです!
頭空っぽにしてライブで歌って踊れる「おぎゃです」
ーー「おぎゃです」はまたうって変わって…英語表記は「OGYA DEATH」(笑)。これはチャンベイビー作詞曲ですね。
ユイ・ガ・ドクソン:チャンベイビーの作詞単独名義は、GANG PARADEでは実は初めてっていうおめでたい楽曲になっています。MEGさんは昨年シングルの『Peace☆超パニック』を作ってくださって、デスヴォイスと可愛いの2重構造の楽曲だったんです。今回もデスボイスが響き渡り、かと思えば、浮遊するような心地よい部分があったり楽しくて面白い楽曲です。これもみんな作詞を提出したんですけど、「遊び場のテーマソング」というお題をいただいてて。
月ノウサギ:え、違くない?「頭空っぽになれる曲」じゃなかった?
ユイ・ガ・ドクソン: え、嘘、嘘?だから私エンジョイプレイって入れたんよ。
一同:(笑)
月ノウサギ:ライブ映えする、頭空っぽで楽しめる楽曲がテーマだったよ?
ユイ・ガ・ドクソン:ライブの世界観を想定して…。
ココ・パーティン・ココ:そういうふうに解釈したんだね(笑)
ユイ・ガ・ドクソン:ベビなりに、「歌って踊って帰るのさ」とかにぎやかでポジティブな歌詞が多くて。ライブではカロリーも消費めっちゃありそうで、ライブでパフォーマンスするのが楽しみです。
10年やってきた今、歌うべき大切なことを綴った「Doubters」
ーー 続いて8曲目の「Doubters」。
ココ・パーティン・ココ:「ダウト」から来てるんですけど。「信じるな、疑え」っていうテーマで全員で作詞に挑戦しました。クレジットが草野華余子さん作曲、作詞GANG PARADEと共作になっていて、みんなが考えたフレーズを絶対1箇所、草野さんが入れてくださってつなぎ合わせて、草野さんの歌詞も入って1曲になりました。
この曲は、今、自分たちに求められているテーマだなって思ったんです。アイドルっていろいろ言われたり、自分たちの手で作り出すものがアーティストの中では少ない方だと思うんですけれど、その中でも自分たちがやってきたことや、信念が強ければものを疑うことができるっていうことを草野さんからいただいたテーマにも書いてあって。
自分たちが信じられることや、自分たちが疑わなきゃいけないもの、鵜呑みにしないことは、10年目に突入する今大事なことだなって改めて思ったんです。歯を食いしばってやってきた強さがこの歌詞に色濃く込められているので、長くやってきたギャンパレだから歌えることなんじゃないかなと思っています。
草野さんにライブを見に来ていただいたり、活動に対する姿勢や音楽に対する向き合い方を草野さんとディスカッションした上でレコーディングに挑みました。ほんとそこの、血生臭い部分がすごい入ってて、すごくいい曲ができたなと思っています。
“音楽偏差値”の高さがGANG PARADEの強み
ーー楽曲に対する思いをこんなに語れるアイドルも少ない気がします。全曲、全員で作詞を提出してたり、楽曲制作に関わるクリエイティブ的な活動もしていてるGANG PARADEならではだと思います。女性アイドルグループとしてもかなり“音楽偏差値”が高いですね。
ユイ・ガ・ドクソン:なんかもう【語りたくなる曲】ばかりいただいています。「めちゃ良いから聴いて!」っていう思いが出ちゃうんだと思います。
ーー4月からオフィシャルYouTubeでもアルバムに向けた企画がスタートしていますね。以前の取材でココさんが、「YouTubeの企画はうちらに任せたらめっちゃ面白くなるのに」って言ってたのを思い出しました。
ユメノユア:マネージャーさんの家をディスコにしたのは本当にメンバー考案企画です(笑)
キャン・GP・マイカ:アルバムリリース連動企画みたいな感じで、月1本YouTube企画をアップしています!
ーー結構メンバーの意見が通っているんですね。
キャン・GP・マイカ:あの企画はほんとメンバー主導でやらせてもらって。スタッフさんが考えていただく企画もとてもいいんですけど、私たちも最近は「自分たちをこう見せたらいいよね!」と分かってきたので、遊び人が喜んでくれそうな企画を考えています。
ーー ひょっとしたらこのアルバムのプロモーション終わった後もそういった動画また上がる?
ユイ・ガ・ドクソン:やりたい!やりたい!
ココ・パーティン・ココ: 好評だったらやりたいね。
ユメノユア:ドッキリとかしたい!(笑)
ーー最後に、今後のギャンパレの活動について聞かせてください。
ユメノユア:7月4日(土)にこのアルバム「GANG RISE」再現ライブがあります。「完全盤」収録の20曲を披露する新しい形のライブになります。そして…GANG PAPADE 10周年イヤーが始まります!夏から走り出すんですけど、大きいライブを予定しています。
バンド編成のライブ、そして昔「WACK EXHiBiTiON」をやっていた横浜の赤レンガ倉庫で、8月31日(日)に過去最大規模の野外ワンマンライブ「狂宴」を行います!まだ発表していないものもありますが。
ーー 8月末に屋外!今年もアツいライブ企画が続きますね。
キャン・GP・マイカ:めちゃ暑いと思いますから8月末は天気も心配ですけれど、ギャンパレは晴れ女集団なので!
ココ・パーティン・ココ:うちら台風もよけてきたんで、大丈夫でしょ!
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