わずか10点差の大接戦…!王者の島憂樹と2位のジュノ

“高校生シンガー”島憂樹が初代王者に 人生を懸けたファイナリストたちの激闘に「感動をありがとう!」の声<ミスタートロット ジャパン>

2025.05.14 18:30
わずか10点差の大接戦…!王者の島憂樹と2位のジュノ

サバイバルオーディション番組「ミスタートロット ジャパン」の第10回が、5月3日にLeminoで配信。勝ち残った5人による決勝審査が行われ、“初代Mr.TROT JAPAN”が決定した。フレッシュな王者の誕生に、SNS上では「感動をありがとう!」などさまざまな声が上がっている。(以下、ネタバレを含みます)

ファイナリスト5人が決勝のステージに登場

「ミスター・トロット」シリーズは、2020年に韓国で放送されるや社会現象を巻き起こした人気番組。挑戦者たちは韓国の音楽ジャンルの一つである「トロット」を歌い上げ、トップの座を目指す。日本版では、昭和から平成にかけて大ヒットした日本の歌謡曲をテーマに選び抜かれた74人の精鋭が、ハイレベルな争いを繰り広げてきた。

第10回では、準決勝を通過した牛島隆太、風水ノ里恒彦、島憂樹、ジュノ、橋詰昌慧の5人によるファイナルステージの審査が行われた。決勝戦は各挑戦者がそれぞれ楽曲を選曲して歌唱。マスター/審査員が100点満点で評価していく。また、5月2日の夜11時59分まで行われていた応援投票の順位による得点とリアルタイムで行われた視聴者投票での順位点も合算され、合計点が一番高かった人が優勝者となる。

トップバッターは“舞語り歌手”としてこれまで独自のパフォーマンスと安定した声量を武器に勝ち進んできた風水ノ里。2年前に死別した母親が聴きたがっていたという美輪明宏の「ヨイトマケの唄」を選曲し、アカペラで披露した。決勝のパフォーマンスでは、披露後に全マスター/審査員の評価した最高点と最低点が表示される。

風水ノ里のパフォーマンスは最高得点98点、最低点94点と表示され、出だしから高評価が見受けられる一方で、細川たかしは「アカペラって確かにすごいんですけど、ちょっと感情が入り過ぎているかな。違う曲が聴きたかったっていうのが私の本心です」と、これまで彼の歌唱力をずっと評価してきた細川が、ここにきて厳しいコメントを残した。

続いてチーム「リベンジャーズ」から勝ち残った牛島が登場。中学生の頃にプロデビューするも、厳しい音楽業界で挫折を繰り返し、再起を懸けて本番組に挑むことを決意した牛島。「(今の)自分が歌いたいと思ったことが全て歌詞に詰まっていた」という、ゆずの「栄光の架橋」を選曲し、感情を投影したステージを見せた。

その成果もありマスター/審査員の評価点は最高点100点、最低点92点と表示され、チャン・ユンジョンは「自分の夢を諦めないという姿にとても感動しました。そしてこういうことを言ってしまうのはダメだと分かっているのですが…“100点”は私が入れました!」と、笑顔で彼の歌に対する思いを称えた。

これまでの思いを歌に乗せ、力強いパフォーマンスを見せる

国境を越えた挑戦者も多く参加した同オーディションで、唯一外国人ファイナリストとして決勝に挑む韓国出身のジュノ。甘いセクシーボイスで予選、本選と多くの人を魅了してきたジュノは、DREAMS COME TRUEの「未来予想図II」を選曲し、抜群の歌唱力を披露。マスター/審査員の評価点は最高点99点、最低点93点を獲得した。音楽プロデューサーの武部聡志は「自分でこの歌を『どういうふうに歌うか?』というプランニングをしていたことが素晴らしいと思いました」と評した。

続いて、現役大学生の橋詰が登場。彼の持ち味でもある低音ボイスだが、以前は自分の低い声がコンプレックスだったと明かしており、番組出演を通じてコンプレックスである自分の声を味方に変えてきたという。「この曲に救われてきた経験がある」と斉藤和義の「歌うたいのバラッド」を選び、ギター演奏と合わせてパフォーマンスし、マスター/審査員の評価点は最高点99点、最低点93点だった。

橋詰のステージを見届けたサブMCのME:I・MOMONAは「きっと今まで大事にしてきた本質や今の等身大の自分をすごく素直に表現されていて、その姿にグッときました」とコメントした。

最後はファイナリスト5人の中では最年少の“モンスター高校生”こと島。プロ顔負けの歌声や表現力、そしてバトルを重ねるごとに成長を見せてきた島は「決勝のステージは僕の音楽人生の大きな一歩になると思う」と強い思いを語り、谷村新司の「昴」を歌唱した。

圧巻のステージに涙を流す審査員も多い中、マスター/審査員の評価点は最高点100点、最低点96点と表示され、霜降り明星・せいやは「トロットのテーマに一番合っている人やなって。10代で『昴』を歌って、全世代に響かせていて、これこそ『ミスタートロット ジャパン』やなって思わせてくれる歌声で最高でした!」と、絶賛した。

大接戦…初代王者は最年少の島に決定!

ファイナリストたちのパフォーマンスが終わり、結果発表へ。まずはマスター/審査員の順位から発表され、1位が島、2位がジュノ、3位が橋詰、4位が風水ノ里、5位が牛島の結果となる。続いて、応援投票の結果が発表され、1位がジュノ、2位が橋詰、3位が島、4位が牛島、5位が風水ノ里という結果になり、中間順位では島とジュノが同率1位という大接戦の展開となった。

そしてリアルタイム視聴者投票の得点が追加され、最終順位として1位が島、2位がジュノ、3位が橋詰、4位が風水ノ里、5位が牛島となり、島が“初代Mr.TROT JAPAN”の称号を手にした。

決勝を終え、17歳という若さで頂点へと上り詰めた島は「ここまで本当に支えてくれた家族、出場者74名の皆さん、いつも応援してくださっている皆さん本当にありがとうございます。これから僕の音楽人生が始まり、もっともっと頑張っていくので応援よろしくお願いします。自分にしか表現できない歌声で世界中の人に感動を与えられるような歌手になります」と感無量の表情で語り、オーディションを締めくくった。

決勝は生放送・配信だったということで、リアルタイムで見守った視聴者からは「島くんおめでとう! これからの音楽人生も応援します」「5人の決勝戦、見応えがありました」「全員優勝!」「感動をありがとう」「みんな良かったよ」など、SNS上に温かいメッセージが寄せられている。

なお、優勝者の島には優勝賞金1000万円が贈られ、今後ユニバーサルミュージックよりメジャーデビューが約束されている。さらに、島を含むファイナリスト5人のファンクラブが開設され、2025年の夏頃にはカバーアルバムのリリース、ファンミーティングも開催される予定だ。

◆文=suzuki

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