MAZZEL、“BMSG FES’24”は「ぶちかまそう」という気持ちで全員臨んだ…2025年は夢の現実へ邁進「全部を総なめにします」
MAZZELが、1stアルバムをひっさげ開催した初の全国ツアーのライブ映像作品が、2024年12月18日(水)にリリース。インタビュー前編では主に収録公演や楽曲について聞いたが、後編では「BMSG FES’24」やグループ結成から2年が過ぎた今の気持ち、2025年の抱負などについて聞いた。
MAZZEL、全国ツアー千秋楽が収録された初ライブ映像作品がリリース
MAZZEL(マーゼル)は、SKY-HIがCEOを務めるマネジメント&レーベル・BMSGの第2弾ダンス&ボーカルグループで、KAIRYU、NAOYA、RAN、SEITO、RYUKI、TAKUTO、HAYATO、EIKIで結成された8人組。オーディション番組「MISSIONx2」から誕生し、2023年3月31日に「MISSION」でプレデビュー。同年5月17日に「Vivid」でメジャーデビューを果たす。
2024年3月に発売された1st.アルバム『Parade』をひっさげ、全国8都市9公演を完走&10月にはアリーナ追加公演を開催したライブツアー「MAZZEL 1st One Man Tour 2024 "Join us in the PARADE"」のBlu-ray&DVDが、12月18日(水)に発売。同映像作品には、7月4日に開催された全国ツアーファイナル・東京ガーデンシアター公演のライブ映像が収録される。
NAOYA、FES初日の歌い始めとなり「めっちゃ緊張した」
――「BMSG FES’24」で、スペシャルユニット“BMSG MARINE”、“BMSG SKY”、“BMSG GAIA”に分かれましたが、それぞれが所属したチームの楽曲やMV撮影、本番のステージングなどで印象に残っていることを教えてください。
EIKI:まず「BMSG FES’24」は、僕たち全員「ぶちかまそう」という気持ちで臨んでいました。MAZZELメンバーが3チームにいいバランスで分かれて、僕とRANは“BMSG GAIA”だったんですけど、コアくん(Novel Core)が僕たちの殻を破れるように考えてくれて、かなりいいパートを与えてくださったので「かましてやろう!」という気持ちが強かったです。
最初にRANがぶちかましている姿を見て、僕も「ヨッシャー」となっていたし、今後のアーティスト人生のなかでも、すごくターニングポイントになったと思える3日間でした!!
RAN:僕もEIKIと同じです!!同じなんですけど、BMSG内とはいえほかのアーティストと一緒にやれる新鮮さというのを感じたし、学びにもなりました!やっぱり「BMSG FES」は特別感があって、ステージ上の僕たちも観てくださっているファンの方々も楽しんでいるのを感じていました。
SEITO:MAZZELのメンバーが他のチームでかましているのを観ていたら、めちゃくちゃ楽しかったです!今までグループ内では見れなかった一面が見れたし、メンバーひとりひとりを1アーティストとして客観視したときに、すごくかっこいいなって思えて誇らしかったです!!
NAOYA:僕もSEITOみたいに思っていたんですけど、「BMSG FES’24」初日の1番最初が“BMSG SKY”で、その歌い始めが僕だったんです。「えっ、ナオが1番最初に歌うの!?」と思って、歌う時めっちゃ緊張しました!普段は緊張しないのに…。
SEITO:確かに、初めて見たかも、NAOYAが緊張しているところ。
NAOYA:あの緊張を経験したら、これから何があっても絶対大丈夫だと思っています。めっちゃいい経験でした!!
KAIRYU、歓声がすごすぎて「実はニヤニヤしていました!!」
TAKUTO:FES2日目は、僕ら“BMSG MARINE”が1番最初でした。楽曲のなかで僕がソロで踊るパートがあるんですけど、ステージで1番最初に踊るのが僕だったんで、めちゃくちゃかましたいと思って、いつもとは違う気合いの入り方をしていました!それで実際踊ったときに、みなさんの歓声がイヤモニを突き抜けて聞こえてきて、すごく気持ちよかったのを覚えています!!
KAIRYU:楽曲の「Memoria」は、リリースしたときからみなさんの反応がよかったのを感じていて、楽しみにしてもらえている自信があったので、自信満々でステージに立ちました!KANON(BMSG TRAINEE)がささやいて暗転するシーンがあったんですけど、特に2日目は初っ端だったこともあって、歓声がすごすぎて…実はすっごいニヤニヤしていました!!
RYUKI:…(笑)…すっごいニヤニヤしてたんだっ!
KAIRYU:暗転しているから見えないけどね(苦笑)。あと“BMSG MARINE”の7人中、「MISSIONx2」合宿1次の“Team C”だった僕とTAKUTO、HAYATO、そしてKANONの4人が集まったことに、プロデューサーのショウタくん(Aile The Shota)がすごい意味を持たせてくれたので、ただでさえ楽曲がいいのに、よりエモい気持ちになりました。「Memoria」はまたどこかで歌う機会があったらいいな…って思っています!
HAYATO:「Memoria」はもちろんなんですけど、去年と違ってMAZZELパートが3曲だったので、そこでどうMAZZELの魅力をみんなに知ってもらえるか…というところを大事にしていました。1曲目の「Counterattack」は“かっこいい”に全フリして、2曲目に「Vivid」、3曲目の「Seaside Story」では僕の声をいかして…と、MAZZELすべての魅力が、その3曲で伝わるように意識していました。
RYUKI:僕は“BMSG SKY”だったんですけど、まずはバンドが似合う楽曲だと思いました。やっぱり社長(SKY-HI)がいる分、社長のすごさというか、引っ張ってくれる安心感みたいなのを感じて、ステージで何をしても許されるなと思ったので、結構自由にやらせてもらいました!楽曲としてもかっこよかったし、まとまり感もあって楽しかったです。
HAYATO、TAKUTOがリーダーになって「叱ってくれるのは、率直にうれしい」
――1st.アルバム『Parade』制作にあたり、TAKUTOさんがリーダーに任命されました。TAKUTOさんがリーダーになったことで、ご自身やチームに変化がありましたら、教えてください。
KAIRYU:リーダーだからといってどうということはなくて、出るところは出てしっかり役割を果たすけど、それ以外のときの関係性は何も変わっていないと思います。でも、リーダーを任せられるだけの器があるTAKUTOがしっかりバランスを考えてくれて、意見がまとまらないときに話をまとめてくれたり、同じ方向を向けたりできているので、TAKUTOがリーダーでめっちゃよかったなと思っています。
HAYATO:たっくん(TAKUTOの愛称)がリーダーになって、すごく嫌な役を買ってくれて、僕を叱ってくれるのは、率直にうれしいです!リーダーがいなかったときは、誰に頼っていいかわからないときもあったので、今は「たっくんに頼っていいんだ」という安心感があります。「何があっても大丈夫」と思えるのは、たっくんがリーダーになってくれたからだと思っています。
RYUKI:みんなが言ったことが1番自分も感じていることなんですけど、たっくんは「みんな自由にしていいよ」って言ってくれるリーダーなので意見も出しやすいし、ちょっとやばいなって思うときは最後まとめてくれたりして、メンバーだけを守ろうとするんじゃなくて、ちゃんと客観視して見てるところがいいなと思っています!
TAKUTO:なんか…ありがとうございます!!今までもどうしたらMAZZELがより良い方向にいけるのか…というのは考えてきてましたが、リーダーになって考えることが増えました。さっきRYUKIが言ったように、自分のやりたい意見もそうですけど、みんなが「よりよくはみ出せる」ようにやりやすい環境を作りたいというのが1番にあります。今も試行錯誤しながら、何が1番ベストな形なんだろうと考えていますね。
EIKI、いい意味で2年目というのはただの数字「やれることをやっていこう」
――2022年の10月30日は、オーディション「MISSIONx2」の最終審査があり、みなさんがMAZZELのメンバーに選ばれて2年が過ぎたと思います。今のお気持ちを教えてください。
RAN:デビューから1年半、結成からはもう2年か…って感じでもあるし、まだ2年か…という感じでもありますけど、2024年の1年は時が過ぎるのが早くって…。いろいろありすぎて、どこで自分が成長したのかも、どこで自分が変わったのかも、なかなか気づけないくらい…いや気づいていることはあるんですけど(苦笑)。いろんなことが起こって、いろんなことを経験させてもらっているなと思っています。
EIKI:節目ではありながらも、いい意味で2年目というのはただの数字でしかない感覚で…。2年経ったんですけど、だからどうとかはあまりなくて、今やれることや今後の目標を叶えるために「やれることをやっていこう」という前向きな気持ちで常にいます!
SEITO:デビュー時期とは違った、自分たちがグループとして乗り越えなきゃいけないことが数え切れないぐらい増えてきて、でもそのひとつひとつをメンバー8人とMUZEで乗り越えてきたというのは、僕たちの自信につながっています!本当に1年ごとに強くなってきていると感じています!!
NAOYA:僕は2年経って、自信が生まれたというのが1番大きいと思っています!自分で自信がつけられるように努力したし、メンバーからも自信をつけてもらったりもして…。アーティストをやっている以上自信がないとダメだと思っているので、ちゃんとその自信を着々とつけてこられているなと実感できています!!
TAKUTO「2年前は一切想像できなかった景色を見させてもらっている」
TAKUTO:どこどこの会場でライブができたとか、もちろんあるんですけど、今堂々と自分がアーティスト活動をやれているというのが感慨深いです。2年前は一切想像できなかった景色を見させてもらっているし、素敵な仲間と素敵なスタッフさんに囲まれ、本当に自信を持って「MAZZELとして活動できているよ」と、2年前の自分に伝えたいなと思います。
KAIRYU:いろいろな思いはもちろんあるんですが、普通に客観的に見て、結成して2年、デビューして1年半後に、アリーナに立って、平日で4日間ライブをやっているって聞いたら、単純にすごいことなんだと思っています。まずそこは自信を持って誇っていいところだと思うし、これまでいい感じでこれていると思うので、突き進んでいきたいです。
RYUKI:この2年間は本当にいろんなことがあったけど、素直に結成から2年が経ってうれしいです!特に2024年の1年はとても濃くってアリーナにも立たせてもらったので、今後はアリーナツアーをしたいと思うし、さらにドームに立つ姿をMUZEに見せられるようにと思っています。また新たな目標もできた年だったので、この2年間は本当に濃かったと思っています。
HAYATO:僕は、2年前は高校生だったということが衝撃だし、今2年経ってもうすぐ二十歳になろうとしているなかで、自分の人生のなかでもすごく楽しい2年間で、普通の生活を送っていたら味わえないような景色をたくさんMUZEに見せてもらったな…という思いがあります。
だからMUZEに恩返ししたいという気持ちがどんどん芽生えてきたし、デビュー当時からドームに立ちたいとか、もっと大きいステージに立ちたいとか言っていたけど、今は少しずつ現実味を帯びてきているからこそ、本当に叶えたいと思えるようになりました。
SEITO、ライブも音楽フェスも地上波の番組も「総なめします」
――2024年が終わろうとしていますので新年2025年の目標と、MUZEへのメッセージをお願いします。
NAOYA:2024年はアリーナに立てて、「自分たちはアリーナにとどまることなくまだまだいける」と感じれた瞬間もあったので、2025年はアリーナが小さく見えるようなアーティストになりたいです。
MUZEには、僕たちと一緒に戦ってくれてすごく支えてくださっているのをいつも感じているので、本当に恩返しをしたいと思っています。MUZEのことを第一優先に考えて絶対幸せにするので、これからも着いてきてほしいです!
SEITO:2025年は、ライブもそうですけど、音楽フェスも地上波の番組も、総なめします!オーディションのときから、MAZZELはMUZEと0(ゼロ)からに作り上げてきたと思っています!!これからもっと大きなアーティストになって、「絶対世界まで一緒に行こうぜ」という気持ちでいるので、どこまでも着いてきてください!
EIKI:もちろん、いろんなステージに立ちたいという思いはあるんですけど、2025年は絶対「MAZZELの年にする」っていう覚悟があります!日本中の人たちに、MAZZELの名前を知っていただけるように広げていきます!!MUZEのみなさんには感謝の気持ちはもちろんありますが、シンプルに今後の僕たちに期待していてほしいです!
RAN:2024年は2年目に突入したということで、いろいろな部分でMAZZELを証明してきたと思っています。楽曲はもちろん、メンバー個々の長所も、2024年に新しくでてきた可能性を2025年にどんどん追求して、もっと磨きをかけていきたいと思っています。
MUZEがいてくれたからアリーナに立てたし、僕たちが活躍できています!本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ここからが本当の勝負なので、EIKIがいったようにたくさんの方に知っていただいて、それが定着するように、そしてSEITOがいったように全部を総なめできるように、一緒に頑張っていきましょう!!
◆取材・文=綱島深雪、撮影=タナカヨシトモ、スタイリング=宮崎卓弥、ヘアメイク=時田ユースケ(ECLAT)
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