ガクテンソクが悲願の「THE SECOND」初優勝、結果に導いた“大きな変化”
5月18日にフジテレビ系で生放送された「THE SECOND~漫才トーナメント~2024」ではガクテンソクが優勝を果たした。
実力は折り紙付きながら、M-1グランプリやTHE MANZAIでも優勝に届かなかった19年目のガクテンソクにとってはまさに“悲願”の初タイトルとなった。
優勝への歩みも彼ららしく堅実で、納得のいくものだったが、やはりキーとなったのは準決勝での金属バットとの戦い。金属バットは1回戦で291点の高得点を叩き出しており、奥田は優勝後の記者会見で「(1回戦は)今日1回もネタ合わせしてなかったネタにしました」とネタ変更が必要となったことを明かしている。
1回戦を“国分寺ネタ”で切り抜けたことで、準決勝・決勝ではかつてM-1グランプリなどでも披露したネタがベースとなったものを選択。しかし、ネタ時間が4分(M-1グランプリ)から6分(THE SECOND)となったことで、お笑いファンにとって単なる焼き直しと感じさせなかった。
M-1時代は奥田のツッコミで大きな波を作っていたが、ネタ時間が増えたことでよじょうのセリフが増え、ある意味で観客を“休ませる”時間が生まれた。「M-1は4分で短距離走。(THE SECONDは)スポーツが違う。絶対に息継ぎがいる。M-1みたいにネタを6分やっちゃうとお客さんはしんどい」と奥田が説明する通り、THE SECONDではどれだけ“立ち話感”(漫才の上手さ)を見せられるかが点数に直結する。それだけに、ガクテンソクのこの変化こそ優勝の大きな一因となった。
ガクテンソクがその変化を決断した理由こそ、昨年の同大会で圧倒的な“立ち話感”を示したマシンガンズ。去年のファイナリストに小さくない影響を受け、「凝り固まった漫才感を取っ払うことができた」(奥田)のだ。
THE SECONDではこういった相乗効果が生まれ、第2回にして大会としての立ち位置も定まってきた。M-1グランプリという大きな目標を失ったベテラン漫才師に切磋琢磨させるきっかけを与え、一度は表舞台から存在感を薄めていったマシンガンズやギャロップといったコンビに日の目を見せた。
番組内で“解散宣言”をしていたガクテンソクも優勝を果たし、解散を踏みとどまることを明らかに。地肩はあるが、チャンスがない芸人にとって、THE SECONDは新たな受け皿となった。
そして優勝を果たしたガクテンソク以外にも、今大会で忘れてはならないのがザ・パンチの存在。M-1グランプリラストイヤーで最下位となってから16年。スタイルを変え、大舞台に舞い戻り、ついには決勝にまでたどり着いた。
ガクテンソクとの決勝では今大会の最低点を記録したのはご愛嬌。16年前最下位となったネタと同じ「砂漠でラクダに逃げられてぇ」というフレーズが飛び出し、観客を大いに湧かせた。スペシャルサポーターの博多大吉の「(フレーズで)あんだけ湧くんだから、あなたたちはやっぱり死んでなかった」という評価が、THE SECONDの大会としての意義を再確認させてくれた。
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