ももクロ、モー娘。、櫻坂に加えて、ふるっぱーもロックフェスに参戦! GW2大ロックフェス今年の見所は?
もうすぐやって来るゴールデン・ウィーク。映画や旅行と並んで、すっかりGWの定番イベントとなったのがロック・フェスティバル(春フェス)だ。特に、GWに関東で行われる「JAPAN JAM」と「VIVA LA ROCK」は、日程が被ることもあり、毎年多くのフェス好き達を悩ませている。今回はこのGWの2大フェスの今年の注目ポイントを紹介しよう。
まずは、千葉県の千葉市蘇我スポーツ公園で開催される「JAPAN JAM」。今年は、4月28日(日) 29日(月・祝)と5月3日(金・祝)4日(土・祝) 5日(日・祝)という5日間開催となっている。「JAPAN JAM」の大きな特徴のひとつとしては、アイドルグループの出演が挙げられるだろう。しかも、いわゆるメインステージに、トップクラスのグループが何組も出演するため、毎年、ロックファンとアイドルファンが共存する独特な空間が広がっている。
今年は初日に、櫻坂46とももいろクローバーZが出演。ももクロは、夏の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」も含め、ロッキング・オン・ジャパン主催フェスの超常連アイドルグループ。ロックフェスでのアイドル枠を確立させた先駆者だと言ってもいいだろう。
ももクロのフェスでの魅力は、何と言っても、バンドメンバーを従えて登場するところだ。しかも、DMB(ダウンタウンももクロバンド)と呼ばれるバックバンドは、メンバーは流動的ではあるが、元JUDY AND MARYのTAKUYAやマーティ・フリードマンがギターで参加していたり、THE YELLOW MONKEYの菊地英二がドラムで参加していたり、元ZAZEN BOYSの吉田一郎がベースで参加していたり…と、ロックファンの心をくすぐるようなメンバーが脇を固めていることも多い。最近ベースで定着したやまもとひかるは、YOASOBIのバックバンドのメンバーとしても活躍中だ。セトリはもちろんのこと、バンドメンバーに注目しているロックファンも多いようだ。
そして、29日には、新しい学校のリーダーズが出演するほか、5月3日には、モーニング娘。’24 とアンジュルムというハロプロ勢2組が出演。ハロプロ勢もロッキング・オン・ジャパンのフェスにはお馴染みの存在となっている。モー娘。は、去年夏の「ROCK IN JAPAN」で、現メンバー楽曲と共に、『ハッピーサマーウェディング』や『恋愛レボリューション21』、さらには、『LOVEマシーン』までもセットリストに盛り込み、会場を大いに沸かせたので、今回もフェス仕様のセトリに期待したい。誰もが知っている往年のモー娘。ナンバーが流れるフェス会場は、多幸感溢れる空間になることだろう。
さらに、注目したいのは、最終日に出演するFRUITS ZIPPERだ。流石にまだメインステージではなく、第3のステージでの出演だが、今の勢いを考えてみれば、ふるっぱーファンはもちろんのこと、生で一目見たいというロックファン達で溢れ、入場規制がかかるのでは?という予感さえしている。この夏には、アイドルフェス「TIF(TOKYO IDOL FESTIVAL)」はもちろんのこと、「Lucky Fes」や「JOIN ALIVE」といったロックフェスへの出演も決まっているので、多くのロックファンをも魅了してくれることだろう。
ちなみに、「JAPAN JAM」のその他のラインナップも超豪華。Saucy Dogや緑黄色社会、マカロニえんぴつ、SUPER BEAVER、UVERworldといった人気バンドの中に、IMP.やINI、BE:FIRSTといったボーイズグループも出演。さらに、アニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」から飛び出した結束バンドの出演も話題となっている。チケットはソールドアウト間近だが、まだ買える日もあるので、気になった人はオフィシャルサイトでチェックしてみて欲しい。
続いては、「VIVA LA ROCK」について紹介しよう。こちらの会場は、埼玉県のさいたまスーパーアリーナ。「JAPAN JAM」との大きな違いは屋内フェスだということだ(一部、野外エリアも有り)。今年は、5月3日(金・祝)4日(土・祝)5日(日・祝)6日(月・休)の4日間開催となっている。
今年から、プロデューサーが代わり、新たな試みを発表しているのだが、そのひとつが「有料生配信」。これで、GWどこにいてもフェス気分を味わうことが可能になったわけだが、もうひとつの取り組みとして「ライブハウスでのライブ・ビューイング」の実施も発表している。これは、つまり、全国のライブハウスでフェスの映像を観ながら盛り上がろうという企画だ。会場も、札幌・仙台・熊本・松山と全国4つのライブハウスで開催。しかも、中高生のチケットを求めやすい価格設定にしているほか、小学生以下の子どもは、ビバラの現地参加同様に、保護者同伴のもと保護者1名につき1名まで入場無料という嬉しい試みだ。ビバラがフェスの原体験となって、フェス好き、音楽好きになっていくロックキッズがこれからどんどん増えていくことだろう。
そんなビバラの今年のラインナップを見てみると、「JAPAN JAM」と被る人気バンドの出演も多いのだが、ビバラならではの魅力的なブッキングもいくつも見られる。例えば、Awichとちゃんみなが初日のメインステージに登場したり、HYDEや星野源、Ken Yokoyamaといった「JAPAN JAM」には出演しないビッグネームが出演するところも魅力だろう。
さらには、imaseやペトロールズ、キタニタツヤがメインステージに登場したり、最終日のメインステージの大トリをHEY-SMITHが務めたりするあたりにも、ビバラ運営の出演アーティストと参加者への愛や思いが伝わってくる。今年は生配信もあるので、オフィシャルサイトをじっくりチェックしてみて欲しい。
今回は、関東で行われる2大春フェスをピックアップしてみたが、他にも、仙台の「ARABAKI ROCK FEST.」や福岡の「TRINGLE」、富山の「ONE FES」、大阪の「OTODAMA」などなど、GWには各地でアツいフェスがいくつも開催される。是非、フェス未体験のアナタも、今年のGWの予定のひとつとして、ロックフェスへの参加を考えみてはどうだろうか。また、会場には行けないという人も、各フェスのタイムテーブルを見比べて、どのアーティストを観て回るか?妄想してみるのも楽しいだろう。
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