呂布カルマ“チーム東海”逆転で日本統一 FORKとの大将戦を制す「みんながつないでくれて、俺は“やる時やれる奴だな”」＜フリースタイル日本統一＞

2024.03.29 14:00

「フリースタイル日本統一」(毎週火曜深夜1:26～1:56　テレビ朝日／テレビ朝日放送後の毎週火曜深夜2:05～2:35　ABEMA HIPHOPチャンネル)#23が、ABEMA HIPHOPチャンネルにてテレビ朝日放送終了後の3月26日深夜に放送された。

「フリースタイル日本統一」は、番組をオーガナイズするZeebra、青山テルマ、関口メンディーを番組MCに迎え、地元を背負った3人1組のラッパーたち全16チームが、天下統一を目指してフリースタイルバトルをくり広げる新たなラップバトル番組で、地域ごとに分かれたチーム戦で行われるバトルでは、勝ったチームが負けたチームから1名吸収し、勢力を拡大していくことができる。勝負は8小節3ターン1ラウンド制のバトルを勝ち抜き、相手チームを全員倒せば勝利となる。審査員をいとうせいこう、LiLy、KEN THE 390、Kダブシャイン、GOCCIが務め、トーナメントを勝ちあがり、最終的に日本統一したチームには、優勝賞金100万円が贈られる。

3月26日の放送回では

3月26日の放送回では、“日本統一”をかけた激闘がついに決着の時を迎える。“チーム神奈川”vs“チーム東海”の決勝戦は9thラウンドのところで、FORK、SANTAWORLDVIEW、輪入道の3人が残る“チーム神奈川”に対し、“チーム東海”は呂布カルマのみで、“東海”最後の砦となる呂布カルマが、“チーム神奈川”の強敵3人に立ち向かった。

3月19日の放送回、3連勝中だった歩歩の勢いを止め、続けて今大会無敗だった泰斗a.k.a.裂固をも撃破した輪入道と、“東海”大将にしてチーム最後のひとり、呂布カルマのバトルからスタートした。おたがいへのリスペクトを感じさせる巧みなやりあいとなったふたりの戦いは、審査員票3対2で呂布カルマの勝利となる。

呂布カルマは「輪入道をバトルでいちばんリスペクトしてます。ここで倒せて本当に良かった」と安堵しながらも、「こうなったら、俺、強いっすよ」と強気な態度で会場を沸かせると、続くSANTAWORLDVIEWに完勝し、SANTAWORLDVIEWは「やっぱり経験の差というか、百戦錬磨だなと思いました」と呂布カルマを称えた。

そして、いよいよ“チーム神奈川”の大将、FORKが決戦の舞台に立つ。呂布カルマが「おい、来てくれや」との呼び込みの声をかけると、「誰に向かってモノ言ってんだよ」と答えたFORKと、早くも火花散るふたりに、会場のボルテージも最高潮となる。

硬い韻をこれでもかというほど重ねていく押韻特化のFORKと、感情を乗せた強烈なパンチラインを次々に吐き出す呂布カルマの玄人同士の最終バトルは、MC、審査員、チームメイト、観客と、会場全員を圧倒するハイレベルな戦いとなる。

最終結果は、審査員票4対1で呂布カルマが勝利し、“チーム東海”の優勝が決定する。みごとチームを“日本統一”にみちびいた呂布カルマは、「今まででいちばんうれしいですね」「1回戦、出る幕なくて、2回戦、3回戦と良いところがなかった。みんながつないでくれてチャンスもらって、ちゃんと返せた」と仲間への感謝をこめると、「知ってたっすけど、やっぱ俺は“やる時やれる奴だな”っていうのを改めて実感しました」とコメントした。

番組の最後には、“チーム東海”によるウイニングサイファーが行われ、興奮さめやらぬなか、“日本統一”を懸けた戦いは幕を閉じた。