2014年に発売されたドキュメンタリーフォトブック『佐藤健写真集 ALTERNATIVE』(マガジンハウス)

“やる気ゼロ”でハリウッド進出? 二宮和也、佐藤健、綾瀬はるか…名俳優のオーディション秘話

2023.12.30 18:03
提供:ENTAME next

ドラマや映画のオーディションでは、何が合格に繋がるかわからない。単純に演技力で役を掴み取る者もいれば、意外な理由で審査員のハートを射止める者もいるからだ。では今をときめく人気俳優たちは、いかにして合格を勝ち取ったのか。知られざるオーディション秘話に注目してみよう。

たとえば嵐の二宮和也は、国民的アイドルである一方、役者としても絶大な支持を得ている。彼の役者人生を語るうえで特にはずせないのが、2006年に出演したハリウッド映画『硫黄島からの手紙』だ。

第二次世界大戦における硫黄島の戦いを描いた作品で、二宮は戦争に疑問を感じていた兵士・西郷昇役を熱演。オーディションでの抜てきたったが、当時の裏話を2022年8月に放送された『日曜日の初耳学』(TBS系)で語っている。

実を言うと結果は二の次で、「クリント・イーストウッド監督のオーディションを受けた」というエピソードをトークのネタにすることが目的だったそう。しかし、残念なことにお目当ての監督が不在だったため、オーディション会場ですっかりやる気を失ってしまったという。

そのため「やりたいシーンを3つ選ぶ」というお題では、3つすべて話さなくて済むシーンを選択。のちに映画関係者からセリフ付きのシーンを注文されたため、渋々応じたそうだが、このやる気のなさが監督の心に刺さり、見事大役を任されたそうだ。

もしあの場に監督がいて、全力でオーディションに取り組んでいたら、二宮のハリウッド進出はなかったかもしれない。

このようにひょんなことから役が決まることもあれば、確かな演技力で審査員を唸らせた人物もいる。それが俳優の佐藤健だ。

彼の出世作といえば『仮面ライダー電王』(テレビ朝日系)だが、そもそも『仮面ライダー』のオーディションは満場一致で決まることがほとんどなく、時には「該当者なし」で終わることも多い。しかしそんな中、佐藤は台本の意図を正しく理解して演じることで、満場一致で主演の座を掴み取った。

ちなみに同作には、女優の松本若菜が主人公の姉役として出演している。彼女もオーディションを受けているが、その際に当時アルバイトしていた鰻屋から直行したため、タレの匂いをまとったまま参加することに。そんなトークを繰り広げたところ大ウケし、合格に繋がったのだとか。

2019年に放送されたドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)での怪演をきっかけにブレイクを果たした奈緒も、意外なオーディション秘話を持つ女優のひとり。2022年8月放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に登場した際、過去に実践したことのある“オーディションに合格するための秘策”を明かしていた。

奈緒は福岡県出身で、そのオーディションを受けた当時はまだ上京する前だった模様。「東京なんてすごい猛者たちがたくさんいる」「田舎から出てきた自分がオーディションで覚えてもらうためには、どうしたら良いかな」と考えた結果、地元からパワーをもらうという意味を込めて、博多の銘菓「にわかせんぺい」のお面をつけてオーディションに臨んだという。

さらに現場で「私は顔に個性があんまりないので、このお面でまず覚えてください」とインパクト抜群な自己紹介を披露。斬新な秘策が功を奏したのか、見事合格に至った。

そして国民的女優の綾瀬はるかにも、あまり知られていないオーディションの裏話が存在する。2022年6月放送の『日曜日の初耳学』で語ったところによると、デビューした当初は役者を志していたわけではなく、オーディションもなんとなく受けていたそう。

そんな中で転機となったのが、2004年に放送されたドラマ『世界の中心で、愛をさけぶ』(TBS系)への出演。ヒロイン・廣瀬亜紀の役を「本当に意欲的にやってみたいと思った」と話した綾瀬だが、オーディションの手応えはあまり芳しくなかったようだ。

実際、同作の脚本を務めた森下佳子氏も「セリフは読めないし、ガタガタ震えているし、ボロボロだった」と当時を語っているため謙遜ではないのだろう。しかしそのボロボロさがかえってドラマスタッフたちの目に留まり、大役を射止めることになった。

その後、綾瀬は「これが終わったら(女優を)辞めてもいい」という思いで撮影に臨み、「第42回ザテレビジョンドラマアカデミー賞」で助演女優賞を受賞。そこから瞬く間にスターダムを駆け上がっていった印象だ。もしあの時、オーディションが上手くいっていたら、今の綾瀬はいなかったといっても過言ではないだろう。

何が起こるのか分からないのが俳優人生……とはいっても、オーディションで起きる珍事件は想像をはるかに超えるものばかりだ。

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