『まなの本棚』芦田愛菜・著(小学館)

人生何週目? 女優、音楽、勉学…マルチな才能を発揮する“天才女優”芦田愛菜伝説

2023.09.03 11:42
提供:ENTAME next

3歳で芸能界デビューを果たし、今年で芸歴15年になる女優・芦田愛菜。幼い頃から映画やドラマ、CMなどの多忙な芸能活動に打ち込むなかで、さまざまな逸話を残してきた。今回は、そんな彼女の「天才ぶり」が感じられる“芦田愛菜伝説”を振り返っていきたい。

天才子役のイメージが強い芦田だが、そもそも役者として名を馳せることになったのは、2010年に放送されたドラマ『Mother』(日本テレビ系)がきっかけ。虐待児・怜南役のリアリティ溢れる演技で強烈なインパクトを与え、高く評価された。当時5歳にして「お母さん、もう一回、誘拐して……」と泣きながら訴える芦田の幼き姿に、涙を堪えきれなかった視聴者も多いことだろう。

実は同作に出演するまでには、ある苦労があったようだ。怜南は小学1年生という設定だったため、オーディションの参加資格は7歳。当時まだ5歳だった彼女は参加資格に達しておらず、一度書類選考で落とされてしまう。

それでも諦めきれなかった所属事務所は「どうしても一回見て欲しい」と頼み込み、芦田をオーディションに参加させたところ、なんとその演技力にプロデューサーが一目惚れ。芝居一本で見事役を勝ち取ったのだ。

なお、『Mother』の脚本を務めた坂元裕二は、インタビューなどでオーディション時の芦田に「オーラ」を見出したことを語っていた。当時から演技力だけでなく、存在感に関しても秀でたものがあったのだろう。

あれから10年以上が経った今、演技力と存在感を兼ね備えた元天才子役は、さらなる進化を遂げている。現在放送中のドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(日本テレビ系)では、演技派女優となった芦田の姿が大きな話題を呼んだ。

芦田は同級生からいじめられている鵜久森叶役で出演。第1話終盤、散々ないじめに遭ってきた鵜久森の「はじめは私のある趣味がきっかけでSNSが少しだけ話題になったことが始まりでした」から始まるおよそ6分の生々しい慟哭は、視聴者に大きな衝撃を与えた。

セリフだけで鵜久森が味わってきた悲惨な日々を浮かび上がらせるその表現力には、ただただ脱帽するしかない。

さらに彼女は9歳にしてレッドカーペットも経験済み。2013年に公開された映画『パシフィック・リム』では、菊地凛子演じるヒロイン・森マコの幼少期を演じていた。恐怖で泣き震える迫真の演技は、まさに大人顔負け。実際に監督のギレルモ・デル・トロはその演技を高く評価し、「彼女は年齢に関係なく、僕が仕事をしてきたなかで最高の役者の一人」と賛辞を贈っていた。

だが、芦田の凄さは演技力だけではない。例えば彼女はドラマ『マルモのおきて』(フジテレビ系)で一躍話題となった2011年、1stシングル『ステキな日曜日~Gyu Gyu グッデイ!~』でCDデビューを果たしている。

またその1カ月後には1stアルバム『Happy Smile!』がリリースされ、「オリコン ウィークリー アルバムランキング」初登場8位を記録。1ケタ年齢でTOP10入りするのは、オリコン史上初の快挙だという。

ちなみにドラマへの出演、CDデビュー、ハリウッド進出など、これらの出来事はすべて10歳までに成し遂げたこと。今や俳優だけでなく声優やバラエティのMCなどにも挑戦しており、マルチな才能を発揮している。これだけの功績がある以上、ネット上で「人生2週目説」がささやかれるのも無理はないだろう。

一方で女優業から離れたエピソードでいうと、忙しい仕事の合間を縫って年間300冊以上も本を読む読書家としても有名。その知力は、今年2月に放送された『博士ちゃんVS池上彰 サンド愛菜と日本の今を考える3時間半SP』(テレビ朝日系)で、ジャーナリストの池上彰に「聡明な人ってこういうこと」と言わしめたほどだ。

もちろん勉学の方もおろそかにしておらず、現在は慶應義塾大学法学部政治学科に在籍していることが報じられている。

だが何よりも驚きなのは、これだけの実積がありながら、彼女がまだ20歳になっていないことだろう。つまりこれらのエピソードは、芦田愛菜という多才な女優の一面にすぎないのだ。“芦田愛菜伝説”は、まだ序章を終えたばかりなのかもしれない……。

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