男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)

男闘呼組、武道館ラストライブ開催で計48000人動員 35年の活動に幕<LASTFOREVER>

2023.08.26 12:09

男闘呼組が8月16~17日、24~25日、東京・日本武道館にて、『LASTFOREVER』と冠した武道館ラストライブを開催。計48000人を動員し、ファンを熱狂させた。


男闘呼組、武道家ラストライブ開催

ファイナルとなった25日は、「TIMEZONE」でスタート。1曲目から最高潮の盛り上がりを見せる会場を「行くぞ、武道館!」と高橋和也(Vo&Ba)が煽り、「CROSSTOYOU」、「DON’T SLEEP」と序盤から代表曲が続くと、一音一音を噛みしめるように4人が丁寧に力強く歌とサウンドを紡いでいく。

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
MCでは、「ついに!『LASTFOREVER』ラストです!!今日も満員のお客さんありがとう!!」と感謝の言葉を告げる高橋に拍手と歓声が起きる客席を見て、感慨深そうな笑みを浮かべた4人。「最後、一緒に燃え尽きよう!今日はたっぷり愛してやるぜ!!」と告げ、グルーヴィーなビートで始まった曲は「PARTY」。

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
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成田昭次(Vo&Gt)のエッジィなギターで始まった「YO-YO」では、「男闘呼組とひとつになろう!」とコール&レスポンスで湧かすと、ショルキーを背負った前田耕陽(Vo&Key)がリードボーカルを務める「REIKO」、岡本健一(Vo&Gt)が力強く色気あるボーカルと哀愁のギターサウンドで魅せた「KIDS」と続き、それぞれが強烈な個性を放つ、男闘呼組の多面的な魅力を魅せた4人。

ライブ中盤は、「昨日は俺たちのデビュー映画『ロックよ、静かに流れよ』の長崎俊一監督が駆けつけてくれて。大人になった男闘呼組にむせび泣いてました」という高橋のMCから「ロックよ、静かに流れよ」、「ルート・17」、「ROLLIN’ IN THE DARK」と映画にちなんだ曲を披露。さらにバラード曲「LONELY…」、「不良」と続くと、大人になった男闘呼組が、“友情”や“反骨心”をテーマとした楽曲をたっぷり気持ちを込めて歌う姿にグッときてしまう。

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
ライブ終盤、火柱の上がる中で激しい演奏を魅せた「Burn it」、“炎の限り闘う俺を見守ってくれ”と歌う「翼なき疾走」で熱いステージを見せた4人。「最後の『DAYBREAK』、みんな一緒に歌ってくれ!」と、本編ラストとなる「DAYBREAK」が始まると、会場中から手拍子とともに歌声が起きる。1988年8月24日発売、35年と1日前に発売されたこの曲。現在の男闘呼組による力強く説得力のある演奏に乗せた、「俺たちの夜が明ける」と歌う成田の歌声が新しい始まりへの期待や希望を感じさせてくれた。

男闘呼組、35年の活動に幕

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
鳴り止まないアンコールに、スーツ姿でステージに登場した4人。「遥か光の道がそうさ俺たちのクライマックス」と歌う「Stand Out」で始まったアンコールは、“忘れないでくれ”“愛してる”といったファンへのメッセージを込めた「Midnight Train」と続き、「終わらない魂」へ。

男闘呼組。35年の幕を閉じる時がやってきました。35年間、僕は男闘呼組のこと、そして応援してくれたみんなのことを一瞬たりとも忘れたことは無かったです」。

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
「終わらない魂」の曲中、男闘呼組の活動終了を改めて宣言し、感謝の言葉を告げる高橋に、客席から温かい拍手とすすり泣く声が聞こえる。さらに「今日明日、これで男闘呼組の活動の全てが終わります。でも、いまこの瞬間のことをずっと胸に刻み込んでいこうと思ってます。俺たちのこの姿を最後まで見守っていて下さい」とメッセージを送ると、マイクをメンバーへと渡す。

男闘呼組が再結成した1年、日本全国のライブ会場にはみなさんの幸せな空気がいつも流れてました」と語った岡本は、「男闘呼組は35年の歴史の幕を閉じますが。ライブ会場のたくさんの愛に溢れたエネルギーがこの先、世界に幸せをもたらせていくことを願っています。みなさんの存在は愛に溢れています。引き続き、健康第一で」とファンに伝える。

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
「1993年に活動を停止してから、僕が一番(男闘呼組から)距離が遠かったかも知れないんですが」と話し、「今日が男闘呼組の『LASTFOREVER』ファイナルなんですけど、本当に……長い時間でした」と声を詰まらせた成田は、「35年もの長い間待ったにも関わらず、こんなにたくさん、こんなに愛おしい、こんなに素敵なファンのみなさんに再会出来たこと……この4人の出会いがあったからこそ、再会があったからこそ。このメンバーに出会えたことに感謝します」とファンやメンバーへの感謝の言葉を告げる。

「35周年を迎えたんですけど、実際に活動してたのは5年です」と笑わせた前田は、「30年ぶりにライブをやるって全国を回ったら、たくさんの人たちに温かく迎えてもらって……」と涙を浮かべ、「みなさんとの30年間の空白を埋めることが出来たでしょうか?」の質問に、ファンが温かい拍手で応える。「男闘呼組は今日と明日で終わりますが、会場に足を運んでくれたみなさんとの絆はすごい強いものだと感じました。絆をさらに強いものにするために、最後にみんなで歌いましょう!」と呼びかけ、「終わらない魂」に会場中が手を振り「LaLaLa」の合唱を合わせる姿は美しく感動的だった。

男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
男闘呼組「LASTFOREVER」より(提供写真)
アンコール後も鳴り止まない手拍子と歓声に、ふたたびステージに登場した4人。「最後に永遠の愛の歌を捧げます」と曲紹介をして、アコースティックセットで4人だけで演奏したダブルアンコールは「FOREVER」。確認し合うように目線を合わせながら、心を込めた歌と演奏を一人ひとりのファンに届けると、「We are?」「男闘呼組!」のコール&レスポンスでライブが終演。名残惜しそうに会場中に笑顔で手を振り、肩を組んだままステージを去った4人。エンディング映像で流れた「パズル」に会場中の大合唱が起き、会場に愛と幸福感が満ち溢れる中、『LASTFOREVER』が幕を閉じた。

男闘呼組としての本当のラストステージとなる、『THELASTLIVE-ENCORE-』は、26日に東京・日比谷野外大音楽堂にて開催される。(modelpress編集部)
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