デビュー60周年記念特別ライブ「60th Anniversary Premium Live 2022」を開催した堺正章(C)モデルプレス

堺正章「歌一本で…」理想と現実のギャップに本音「情けなさを感じた」

2022.12.01 17:57

歌手で俳優の堺正章が12月1日、都内にて、デビュー60周年記念特別ライブ「60th Anniversary Premium Live 2022」を開催。ライブ前に囲み取材を行い、60年の芸能人生を振り返った。


堺正章、芸能生活60年を回顧「紆余曲折もございました」

堺正章(C)モデルプレス
堺正章(C)モデルプレス
堺は、1962年に16歳でザ・スパイダースに加入。ソロ転向後は「さらば恋人」で日本レコード大賞大衆賞を受賞。俳優としても多数のドラマに出演。司会者としても活躍し、芸能生活60周年を迎えた。

その堺が11月30日と12月1日にデビュー60周年記念のプレミアムライブを開催。囲み取材では「ノー・ノー・ボーイ」(ザ・スパイダース)と「バン・バン・バン」(ザ・スパイダース)の2曲を生披露した。

堺正章(C)モデルプレス
堺正章(C)モデルプレス
60年を振り返り、堺は「やっぱり、あっという間ではなかったですね。紆余曲折もございましたし。色んなことを自分の栄養として、また、失敗から学ぶこと、…色んなことがあっての60年だったなというふうに思います」と振り返った。「自分の中で芸事をやっている人間としてはすべてが自分の力になっていくような魅力のある人間に少しでもなれたらと、言ってしまえば60年間修業をしていたような、そんな感じの60年だったように思っています」と続けた。

堺正章「歌一本で…」理想と現実を比較し続けた60年

堺正章(C)モデルプレス
堺正章(C)モデルプレス
歌手、俳優、司会など多方面で活躍する堺だが、「できれば歌(一本)で行って一生を終われたらよかったというのが本音でございます」と告白。

堺正章(C)モデルプレス
堺正章(C)モデルプレス
「だから、バラエティに出たりとか、司会業をやったりとか、そういうことをせずに歌一本で頑張っている方を垣間見ますと、『非常に素晴らしいことだな』と、『歌が本当に好きな人たちだな』と感じます。私もそうやって生きてはきたかったのですが、なかなか世の中はそう甘いものではなく、厳しいものもございましたものですから、需要に応じて供給をしていくという。そういう中で、どちらかというと歌うことよりも、歌う方を紹介する方に回ってしまった自分にある時、情けなさを感じたり、『これでいいのだろうか?』という疑問符が付いたりしたこともございましたけれども、需要に応じてやって来られた60年です」と心境を言葉にした。

堺正章(C)モデルプレス
堺正章(C)モデルプレス
一方、プレミアムライブについて、堺は「やっぱり“古巣に戻る”ですよ。やっぱりステージにあがって人様をご紹介するのではなくて、自分が中心に立って歌を歌えるというのはこの上ない喜びだと思います。それに60周年という1つのタイトルが付きましたので、僕にとっては『まだ歌えるぞ』という」、「昨日もここでステージをやらせて頂きましたが、『声は出てるね』というふうに言われました」などと声を弾ませた。(modelpress編集部)

堺正章(C)モデルプレス
堺正章(C)モデルプレス
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. 堺正章、今年の漢字は“止” 2年ぶりブルーノート公演開催で「命がけで歌いました」
    堺正章、今年の漢字は“止” 2年ぶりブルーノート公演開催で「命がけで歌いました」
    モデルプレス
  2. 堺正章、ムッシュかまやつさんを悼む「全部思い出になってしまった」
    堺正章、ムッシュかまやつさんを悼む「全部思い出になってしまった」
    モデルプレス
  3. USJ「ユニ春」学生ゲストの思い出作り応援 学生限定「ほぼ2デイ学割パス」登場
    USJ「ユニ春」学生ゲストの思い出作り応援 学生限定「ほぼ2デイ学割パス」登場
    女子旅プレス
  4. 「ハリー・ポッター」スタジオツアー東京、開業は2023年夏 新クリエイティブ・アートも初公開
    「ハリー・ポッター」スタジオツアー東京、開業は2023年夏 新クリエイティブ・アートも初公開
    女子旅プレス
  5. 「東急ステイ メルキュール 大阪なんば」機能性&洗練された全288室 アフタヌーンティーも
    「東急ステイ メルキュール 大阪なんば」機能性&洗練された全288室 アフタヌーンティーも
    女子旅プレス
  6. ヒルトン東京「ストロベリー“グルービー”ダイナー」お洒落でレトロな50sムードのいちごスイーツビュッフェ
    ヒルトン東京「ストロベリー“グルービー”ダイナー」お洒落でレトロな50sムードのいちごスイーツビュッフェ
    女子旅プレス

「音楽」カテゴリーの最新記事

  1. 「女優=細い」はもう古い 仲間由紀恵・池脇千鶴・野呂佳代がドラマで見せる“リアルな女性の強さ”
    「女優=細い」はもう古い 仲間由紀恵・池脇千鶴・野呂佳代がドラマで見せる“リアルな女性の強さ”
    ENTAME next
  2. 山田涼介、初ソロツアー「RED」映像化決定 密着ドキュメンタリー&各地MCシーンも収録
    山田涼介、初ソロツアー「RED」映像化決定 密着ドキュメンタリー&各地MCシーンも収録
    モデルプレス
  3. 小島瑠璃子「完全復帰」でも出番はない? 下馬評を覆す“新天地”で再び「こじるり無双」へ
    小島瑠璃子「完全復帰」でも出番はない? 下馬評を覆す“新天地”で再び「こじるり無双」へ
    ENTAME next
  4. 「ベストヒット歌謡祭2025」出演アーティスト25組発表 =LOVE・HANA・M!LKら初出演は9組
    「ベストヒット歌謡祭2025」出演アーティスト25組発表 =LOVE・HANA・M!LKら初出演は9組
    モデルプレス
  5. ME:I「どうせ、恋してしまうんだ。」第2期OPテーマに決定 楽曲「LとR」【コメント】
    ME:I「どうせ、恋してしまうんだ。」第2期OPテーマに決定 楽曲「LとR」【コメント】
    モデルプレス
  6. 櫻坂46、5周年記念ライブ決定 MUFGスタジアム(国立競技場)で2日間開催【5th YEAR ANNIVERSARY LIVE】
    櫻坂46、5周年記念ライブ決定 MUFGスタジアム(国立競技場)で2日間開催【5th YEAR ANNIVERSARY LIVE】
    モデルプレス
  7. 「花より男子×リッチマン、プアウーマン」的胸キュン再来『匿名の恋人たち』が平成ドラマ世代を直撃
    「花より男子×リッチマン、プアウーマン」的胸キュン再来『匿名の恋人たち』が平成ドラマ世代を直撃
    ENTAME next
  8. 与田祐希の“底辺ギャル役”が癖になる『死ぬまでバズってろ!!』が名作になりそうな予感
    与田祐希の“底辺ギャル役”が癖になる『死ぬまでバズってろ!!』が名作になりそうな予感
    ENTAME next
  9. 小野田紀美経済安保相「ガチオタすぎる素顔」が話題 “同人誌”も読み込む高市政権のキーパーソン
    小野田紀美経済安保相「ガチオタすぎる素顔」が話題 “同人誌”も読み込む高市政権のキーパーソン
    ENTAME next

あなたにおすすめの記事