BiSH、解散宣言の真相明かす 田中圭からも素朴な疑問「みんな納得できたの?」
2022.01.21 23:50
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“楽器を持たないパンクバンド”BiSHが、21日放送の俳優の田中圭と千葉雄大がMCを務める日本テレビ系音楽番組「MUSIC BLOOD」(よる11時20分~)にゲスト出演。2023年での解散宣言の真相を明かした。
BiSH「MUSIC BLOOD」にゲスト出演
毎週1組のアーティストを迎え、彼らの中に今も血液として脈々と流れる思い入れのある音楽や、背中を追い続けるアーティストにまつわるトークを交えつつ、ライヴ映像で紐解く新感覚の音楽番組「MUSIC BLOOD」。今回のゲストはBiSH。2021年末に2023年をもって解散することを発表。突然の宣言をして以来、沈黙を守っていた彼女たちだが、このたびその真相を語るべく、「MUSIC BLOOD」に緊急出演。ライヴではグループにとって大事な曲であるという「オーケストラ」と新曲「FiNAL SHiTS」を披露。オンエアに入りきらなかったシーンも含めて、収録の裏側の一部をリポートする。
今回のゲスト・BiSHは、アイナ・ジ・エンド、セントチヒロ・チッチ、モモコグミカンパニー、ハシヤスメ・アツコ、リンリン、アユニ・Dの6人からなる“楽器を持たないパンクバンド”。2015年に結成し、2016年5月にメジャーデビュー。その後、横浜アリーナなどでワンマンライヴを開催するなど屈指の人気アーティストにまで成長するが、2021年末に2023年を持って解散を宣言した。
今回のゲストについて、「昨年の8月に出演していただき、今回は番組史上初となる2度目の出演、いわゆる“おかわり”アーティストさんです。年末の紅白にも出演してたけど、雄大は紅白は観た?」と田中。これに対し「もちろん!テレビを観ながら一緒に踊っていましたから」とネタ気味に語る千葉に、田中は「それ超やべえやつじゃん」とバッサリ。息はぴったりの掛け合いを見せた。
BiSH、2023年の解散宣言に言及
トークテーマは、グループ解散について。年末の発表後は多くの反響が寄せられたそう。まず、チッチが「想像以上に色んな声をいただきました。でも自分たちの言葉でしっかりとお伝えをすることで理解していただけると思い、こういった機会を設けさせていただきました。なぜこのタイミングなのかという声が多かったのですが、これはプロデューサーである渡辺(渡辺淳之介)さんが、創作しては壊すということを繰り返して、これまでもの作りをされてきた方だったので、BiSHが一番輝いている時、かっこいい瞬間に解散してほしいという意向がありました。BiSHの前身となっているグループのBiSも、人気絶頂の時に解散をしていますし。そういう思いを渡辺さんから聞かされて『どう思いますか?』と提案され、その後メンバー同士で何度も話し合い、最終的にはみんなで決定しました」と語る。アイナは「BiSHで歌うことが大好きだったので、最初に渡辺さんの話を聞いた時は、ショックで泣きました」。ハシヤスメは「お婆ちゃんになってもみんなで活動を続けていると思っていたので、話を聞いた時は戸惑いました。でもみんなで話し合うにつれて少しずつ受け入れられました」。アユニ.Dは「ものごとには必ず始めと終わりがありますし、この話を聞いた時に覚悟ができました。BiSHでは色んなものを得ることができて感謝しています」。モモコは「渡辺さんから解散を告げられた時に、なぜかメンバー全員が急に他人に見えました。グループとして活動できた時間は、貴重な時間だったことを改めて感じました」。リンリンは「自分の体が2つあったらBiSHと個人の活動を両方できるのにって」と、それぞれが思いの丈を語った。
田中が「解散の話を聞いて、みんな納得できたの?」という素朴な疑問をなげかける。するとチッチが「私はすごく淋しかったですし、納得できませんでした。でもBiSHって普通のグループじゃないですし、何が正解で不正解ということがないグループ。渡辺さんの気持ちを感じつつ、私たちの気持ちを感じながらBiSHとしての気持ちを表明させていただきました。私たちは今ではなく解散する瞬間が絶頂期だと思っているので、それまでは全力でかけ抜けます!」と語る。アイナも「東京ドームでライヴを行うことが、BiSHとしての結成以来の夢だったので、ぜひ実現させたいです」と語ると、モモコも「東京ドームについては昔から言っていたけど、正直、現実味がありませんでした。でも今のBiSHが頑張れば見えてくるのかなと思っています」と思いを語った。
BiSH、解散発表後の心境明かす
何度も話し合いを重ね、解散を発表したことで、改めて気づいたことがあると、モモコが語る。「ゴールを設定してからは、日々の景色が変わって見えます。淋しいですが納得して決めたことなので、頑張ってやっていこうと決めました」。アユニ・Dは「それまでは自分の感情を表現することが下手でしたが、解散をきっかけに、しっかりやらなきゃという気持ちが強くなりました」。チッチは、清掃員(BiSHファンの総称)の前に出る時の気持ちが変わったそうで、「2019年に話し合いをして決めたことなので、その後のライヴとかではどこか嘘をついていたような感覚があったのですが、自分たちの言葉で清掃員の皆さんの前で解散を発表できたことで少しほっとしています。そして清掃員の前に出る時の時間に対して、一層大事にするようになりました」と明かした。BLOOD SONGは「オーケストラ」。楽曲についての思いを、ハシヤスメが「“オーケストラ新規”という言葉ができるほど、BiSHのことを新たに知ってもらえた曲で、自分たちにとっては大きな転機となった大事な曲です。私たちが解散しても残り続けて欲しいです」と語ると、モモコも「別れを歌う切ない曲というイメージの曲ですが、清掃員の人からは、安心感が得られ、前向きになれる曲と言われています」とコメント。アユニ・Dにとっては、加入して初めて出した楽曲。その思いを「『今では繋がりなんてこの空だけ』という歌詞は、空では繋がっているんだからいつでも一緒だよって言っていて、すごく優しくて温かくて大好きです」と表現した。
さらに話題は、今後の活動について。解散発表後の初ライヴで、アユニ・Dは、「清掃員さん一人一人と抱きしめ合っている気持ちになりました。会場は400人でしたが、オンラインでは17万人の人が視聴してくれて、すごく嬉しかったです」と今までにない感覚を得ることができたことを明かす。ハシヤスメも「屋外での開催ということで少し寒かったですが、すごく楽しくて、最終的には清掃員の皆さんと一体になれた気がしました」と続けた。
田中圭、ハシヤスメ・アツコに甘い愛の言葉伝える
ハシヤスメといえば、前回出演した際に筋金入りの“タナカー(田中のファンの総称)”であることを告白し話題となった。そのことについて触れると、テンション高めに話す。「前回出演させていただいたのが8月6日だったのですが、“タナカー”を世に知らしめたということで、田中さんのファンの間では8月6日はタナカー記念日になりました(笑)。タナカーの皆さんからは『よく言ってくれた!』と、喜びの声を多数いただきました」と、ここでも嬉しそう。そんなハシヤスメから、田中へ「甘い愛の言葉をささやいて欲しい!」というお願いが。田中は「断わっていいの(笑)?」と言いつつも、しっかりと演じてみせた。さらにトバッチリで、全国の“ちば友(千葉のファンの総称)”にも、甘い言葉をささやく流れに。しかも偶然千葉と同じ美容室に通っているという理由だけで、モモコが愛の言葉をささやかれた。これには千葉とモモコともに照れくさそうな様子を見せた。
BiSH、新曲「FiNAL SHiTS」への思い語る
そして話題は新曲「FiNAL SHiTS」について。「今自分たちが思っている真っ直ぐな気持ちを歌っています。BiSHのことが大好きなすべての人に聴いていただきたいです」と、チッチ。恒例の千葉の曲振りでは、BiSHから「清掃員を代表してお願いします!」というリクエストが。大声で熱い気持ちを届けた千葉を見て、「めちゃいいです!」と、満足気な様子を見せた。
スタジオに登場するやいなや、一人一人「よろしくお願いします」と言いながら、ステージに立つメンバー。発声練習をしたり、振り付けやフォーメンションを入念に確認しながら準備に。いざ本番となると、撮影直前に円陣を組み気合いを注入。1曲目のBLOOD SONGである「オーケストラ」は、通常のバンドに加え、今回はストリングス(弦楽器を主体とした演奏)も入れた特別バージョンでパフォーマンス。いつもより厚みのあるメロディーが、楽曲に荘厳な空気感を演出する。ステージセットには、BiSHのこれまでの歩みを映し出した過去の映像がちりばめられるなど、楽曲のテーマと相まって、力強さの中にも、どこかノスタルジーを感じさせるパフォーマンスとなった。
新曲「FiNAL SHiTS」は、アップテンポなメロディーに、未来への希望となるリリックを乗せたポジティブな楽曲。それを体現するかのように、ステージではメンバー全員が体全体を使ってエネルギッシュなステージングを披露した。UNCUTの撮影では、どちらの楽曲でも、ライヴさながらの熱のこもった歌とダンスを全力でパフォーマンス。通常の歌番組では見られない、3台のカメラを駆使したカメラ目線多めの表情は、実際のライヴの最前席でしか見られないだけに永久保存版もの。さらに、「FiNAL SHiTS」では一人一台のカメラで各メンバーの瞬間が切り取られている。(modelpress編集部)
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