後藤真希、AKB48とのコラボ経て心境に変化 デビュー20周年の自己評価&ファンへの思い
2020.12.26 10:00
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歌手で元モーニング娘。の後藤真希が、20周年を記念した初のオンラインイベント「後藤真希20th Anniversary SPECIAL ONLINE EVENT」を20日に都内で開催。本番前にモデルプレスの取材に応じ、デビュー20周年を迎えた思いのほか、関係者やファンに対する感謝の気持ちなどを語った。
後藤真希、久々のライブに「めっちゃ緊張」
― 20周年記念ライブの開催、おめでとうございます!当日を迎えた心境はいかがですか?後藤:ライブ自体が、本当に久々すぎて。まず歌う感覚、ステージに立つ感覚とか、いろいろな感覚が、もう約10年間くらい眠っていたわけですよね。テレビやYouTubeのチャンネルで、ハロプロOGのゲストとしてパフォーマンスをすることはあっても、自分一人で見せるステージというのが久しぶりなので、とにかくずっと恐怖しかなかったです。「マジで、12月20日にならないで!」って思うくらい(笑)、本当に、めっちゃ緊張しています(笑)。
“歌ってみた動画”をYouTubeでやっているんですけど、コメントをいつも全部見ているんです。ありがたいことにすごく評価していただいている言葉が多くて、それがまた「どうしよう…」みたいな、プレッシャーがどんどん大きくなっているような感じがして、今日を迎えるのが怖かったです(笑)。
スタッフの皆さんは、このイベントを開催することが決定してから、チームごとでたくさん動いてくれていたと思うんです。私もすごく助けてもらいながら今日ここまでやってきたので、あとは自分の気持ちをちゃんと持っていけたら…褒めてあげたいです、自分を(笑)。
― もうじき本番が始まってしまいます(笑)。
後藤:そうなんですよ!(笑)今のこの時間も、本当に、超緊張している時間です(笑)。
後藤真希、ソロライブへのこだわりを明かす
― 第1部のライブのセットリストは、ソロの楽曲と、モーニング娘。の楽曲で構成されています。どんな思いで固めていったのでしょうか?後藤:まず、何十分くらいのステージングにするというタイムスケジュールのようなものはあらかじめ設定しました。その設定してある中で、初めに「7曲くらいを決めてほしい」と言われて、「何を歌ったらみんな喜んでくれるかな」とか「今、私は何を歌えるかな」とか、いろいろな思いが生まれて、なかなか歌う曲を決められませんでした。なので、マネージャーさんに「曲、何にしますか?」と煽られて、「ん~、まだちょっと考えてて…」の繰り返し。
ある日、たぶんYouTubeの撮影をした仕事の日かな。いつも楽しく撮影させてもらっているんですけど、その帰り道に、車の中でいろいろな楽曲を聴いて、プチ一人ライブじゃないですけど、セットリストを妄想しながら帰っていたんですよ。それでパッと閃いて、「こういう感じではまるかも」みたいな絵が見えたんです。いつもライブを作るときは、歌詞だったり、曲のイメージだったり、物語のように見られるようなライブを作りたいと思っていたのですが、それがさーっと見えて(笑)。その勢いで、マネージャーさんたちに、セットリストやトークなど全部細かいものを送りました。
― ソロでのライブは9年ぶりです。20周年ということも含めて、どんなこだわりが詰まったステージになりますか?
後藤:20周年記念のライブなので、普段の後藤真希のコンサートとは、少し雰囲気を変えた作りにしたかったんです。まず、オープニング映像をいつものライブとは違うような雰囲気で、みんなが一瞬で20周年を振り返られそうなものにしてみたいなと。楽曲も「こう繋がったら、みんなすんなり入って来るだろうな」というセレクトにしてみました。どこかで「20周年だなあ」と感じてもらえるような演出というか、ファンのみんなだったら、そう思ってもらえそうな構成なんじゃないかなと思っています。
藤本美貴&保田圭も駆けつける
― ライブ後に行うトークイベントと第2部のゲームイベントでは、藤本美貴さんと保田圭さんも駆け付けるとのことですが、具体的にはどんなことを用意しているんですか?後藤:ゲームイベントの最初の方は、ミキティと圭ちゃんと一緒にやらせていただくんですけど、一緒にプレイするゲームが「ああ、このゲーム、めっちゃ圭ちゃんいじり倒したい!」みたいな(笑)、そういうゲームを一緒にプレイできると思うので、すごく楽しみなんです。なかなか元モーニング娘。のメンバーと、ゲームとかってしたことがないんですよ。どんなプレイするんだろう?2人(笑)。
ミキティはゲームをやらないみたいで、「『何これ?』っていろいろ言っちゃうかも」みたいなことを言っていました。圭ちゃんも、やるのかなあ…?私たちが子どものときって、ファミコンの時代ですから(笑)。まだ「スーパー」もついてない「ファミコン」なんですよ。もし、その頃に圭ちゃんが当時のゲームをやっていたら、「あの時とは違うんだよ、今は。こんなに進化してるんだよ」みたいな、画期的なゲームを一緒にできますね(笑)。
― コロナ禍を踏まえて、配信での開催となったことについては?
後藤:ゲームイベントの場合は、いいこともあるなと思っています。生配信でいいことって、みんなのコメントがいろいろ送れるじゃないですか。こちらも、気になったコメントを読んでいけるんですよね。ちょっとシャイな人たちの意見も、コメントで書いてくれたりすると、私も楽しく配信できるので、そういった意味ではオンラインイベントでゲームというのは、すごく楽しそうだなと思います。
後藤真希の20周年 ファンに感謝「皆がいて、自分がいられる」
― 20周年ということで、この20年を改めて振り返ると、どんな思いがありますか?後藤:振り返ると、20年ってすごい年月だなと思います。自分の中では、最後にライブをしたのが9年前くらいの感覚でいても、改めてデビューから20年経ったと聞くと、桁の違いに驚きます。この20年間、いろいろなことを経験させていただいて、いろいろな毎日を送ってきたから、あっという間すぎて、こんなに経っていると思っていなかったです(笑)。
みんなに「おめでとう」と言ってもらえて、「ああ、もう、そんなに経つんだね」と実感して…それはイコール、私のファンを20年やってくださっている人もいるわけですよね。本当に、その応援してくれる気持ちというか、愛情というか、力って、すごいなと思います。
― 20年を自己評価すると、どうですか?
後藤:アイドル歌手としてデビューをして、20年以上が経った今も、マイクでパフォーマンスをできる環境にいられるというのは、なかなかないことだと思うんですよ。誰もができるかと言ったら、そうではないですし、やりたいと思っても、できなかったかもしれない。だけど、今そういう機会をもらえている。それが、すごいことだなって。年数を重ねるごとに、関わったいろいろなスタッフさんや関係者の方々に、改めていろいろ感謝することが増えたなと思います。この20年間、周りにちゃんと守られてきたというのは、あるかなと思いますね。
― 20年間見守ってきてくれたファンの方には、どんな思いがありますか?
後藤:全然難しくないんですよ、単純なんです。とにかく、みんながいるから、今があるんですよね。本当にすごく嬉しいなって、単純に思います。今はなかなか、ファンのみんなと直接触れ合うことができないですが、それでもいろいろやるたびに、ファンのみんなはちゃんと見て、追いかけてきてくれていて、それぞれの意見や感想をぶつけてきてくれる。そういう姿を見ていると、私も楽しく過ごせるし、すごく嬉しくなります。自分の活動がファンのみんなに元気を与えられているような気がして、それが自分の力に繋がっています。だから本当に、ファンのみんながいてくれて感謝です。
― 20周年にコロナ禍が重なったことについては?自粛期間がきっかけで生まれた企画もあったんですよね。
後藤:コロナということもあって、「おうち時間で、少しでも楽しめるように」ということから、YouTubeチャンネルを立ち上げたんです。時代の流れって不思議なんですけど、世の中はこうなっていっても、自分がちゃんとそこに対応できていて、ファンの皆が楽しんでもらえるようなコンテンツを作れている。このような状況でも、すごくいいタイミングで20周年を迎えられた気がするんですよね。
オンラインライブで、この状況だからお客さんを呼べない。それは、もちろん悔しいんですよ。ファンの皆さんには絶対に目の前にいてほしい。今回はオンラインライブで、フルライブではない、ミニライブにはなってしまうけど、今まで支えてくれたファンのみんなに対して、「ありがとう」の気持ちが、画面越しから伝わって届けばいいなと思っています。
後藤真希、2020年を振り返る 2021年の目標は
― 重複する部分もあるかと思うのですが、2020年はどんな年になりましたか?後藤:今年は、後半の方から、活動が忙しくなっていたんです。「テレ東音楽祭」でAKB48さんとのコラボが決まって、メドレーを披露させていただいて、センターというポジションでパフォーマンスをさせていただいたのですが、そこで久しぶりに私を見てくれた人や、初めて私を知ってくれた人ももちろんいたと思うんです。そこから、たとえばYouTubeチャンネルの登録者数が増えたり、インスタのフォロワーが毎日少しずつ増えていったり…夏あたりくらいから、いろいろ増えているんですよ。そういうのが目に見えてわかるところが、単純に嬉しいです。今年は下半期のほうからより「私、もっと頑張らなきゃいけないな」と思った年でした。
― 今年を踏まえて、2021年はどんな年にしていきたいですか?
後藤:私は「こういう仕事がしたい」とか、「ああいう仕事がやってみたい」とか、もしかしたら心のどこかで、そういう夢はあるのかもしれないんですけど…今はそういう感じじゃなくて、今まで携わってきてくれたスタッフの皆さんだったり、関係者の皆さんと、また一緒に仕事をしたいなとか。さらに、また新たなスタッフの皆さんたちと出会って、何か作品を作ったり、一緒にいいお仕事ができたらなとか。すごく前向きなイメージを、今は持っていますね。
― ありがとうございました!
後藤真希「I WISH」「愛のバカやろう」…ヒット曲歌唱
後藤は第1部のライブで「I WISH」「愛のバカやろう」「赤い日記帳」「lalala」「アゲ♂曲」「TEAR DROPS with KG」「宝石」「ガラスのパンプス」の全8曲を、画面越しのファンに向かってのコール&レスポンスを交えながら熱唱。感極まって涙を流す姿も見せたが、終始9年ぶりとは感じさせないパフォーマンスでファンを魅了した。その後は、藤本美貴と保田圭が登場。藤本は後藤のライブを「すごいですよね」、保田は「めちゃくちゃかっこよかったです」と絶賛。実際に会うのは久しぶりという三人だが、後藤は「長い年月、会っていなかったとしても、当時接していた時のまま、また接せられるという感じはある」と変わらぬ絆を語り、モーニング娘。、プッチモニ。、ごまっとう時代の思い出話に花を咲かせた。また、後藤のオフィシャルファンクラブ「GoTo Maison(ゴトーメゾン)」のオープンも発表されていた。第2部では、3人で仲良くゲーム「マリオカート8 デラックス」に興じ、後藤は続けて「モンスターハンター」をファンとともにプレイしていた。(modelpress編集部)
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