関ジャム「2017年名曲ベスト10」菅田将暉・欅坂46らランクイン 人気音楽プロデューサーが選出
2018.01.22 20:07
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21日に放送されたテレビ朝日系『関ジャム 完全燃SHOW』(毎週日曜よる11:15~)にて、2017年にリリースされた曲の中から、人気音楽プロデューサーが本気で選出した「2017年ベスト10」が発表された。
人気曲から隠れた名曲まで独自の目線で選出「2017年ベスト10」
大きな反響を呼んだ番組恒例の企画「○年ベスト10」。音楽プロデューサーの蔦谷好位置氏、歌詞プロデューサーのいしわたり淳治氏の2人が、人気曲から隠れた名曲まで、独自の目線で2017年マイベスト10を選出した。今回は、いしわたり氏と蔦谷氏が選んだランキングに同時にランクインしたアーティストが2組現れた。1組目は、兵庫県出身22歳の女性シンガーソングライター・あいみょん。いしわたり氏が『君はロックを聴かない』(2017年8月)、蔦谷氏が『愛を伝えたいんだとか』(2017年5月)でそれぞれ選出した。2組目は、2014年にメジャーデビューした吉澤嘉代子。2人とも『残ってる』(2017年10月)を絶賛していた。ほかにも、いしわたり氏の“ベスト10”1位を俳優の菅田将暉が歌う『呼吸』(2017年8月)、4位を欅坂46の『避雷針』(2017年10月)が獲得した。
いしわたり淳治氏のベスト10
Superfly、布袋寅泰、chayなどのアーティストを手がけ、600曲以上を作詞してきたいしわたり氏が、2017年ベスト10を発表。「1位以外は僕の中ですべて2位」だという名曲を紹介した。<10位>高橋優『ルポルタージュ』(2017年11月)
三浦春馬主演のドラマ『オトナ高校』(テレビ朝日系/2017年10月期)の主題歌となった楽曲。「優しさと激しさを持つシンガーの筆圧さえ感じるすごい歌詞」と圧巻の様子だった。
<9位>あいみょん『君はロックを聴かない』(2017年8月)
あいみょんは、2016年「生きていたんだよな」でメジャーデビュー。兵庫県出身22歳の女性シンガーソングライター。「言葉選びのセンスが素晴らしい」と絶賛していた。
<8位>Doughnuts Hole(松たか子・満島ひかり・松田龍平・高橋一生)『おとなの掟』(2017年2月)
ドラマ『カルテット』(TBS系/1月期)の主題歌で、出演していた松たか子、満島ひかり、松田龍平、高橋一生からなる1曲限りの豪華ユニット。「白黒付けない独特の世界」と意味深な歌詞に魅了されていた。
<7位>DAOKO×岡村靖幸『ステップアップLOVE』(2017年10月)
弱冠20歳の女性ラップシンガーDAOKOと岡村靖幸による異色のコラボ曲。「J-POPの歌詞の新しいカタチ。天才が魅せた言葉遊び」と新たな音楽に注目していた。
<6位>吉澤嘉代子『残ってる』(2017年10月)
吉澤は、2014年にメジャーデビュー。個性的な歌声と独特な歌詞が魅力。「『朝帰り』の空気感を抜群の作詞テクニックでパッケージ」と“美学”を感じていた。
<5位>DADARAY『少しでいいから殴らせて』(2017年12月)
2017年12月にデビューしたばかりで、ゲスの極み乙女。のベーシスト・休日課長を中心に結成された3人組バンド。同楽曲は、ゲス極の川谷絵音が手がけている。「強烈だけどキャッチャーな歌詞に注目」と川谷の才能を再確認していた。
<4位>欅坂46『避雷針』(2017年10月)
5thシングル『風に吹かれても』のカップリング曲でCM楽曲にも起用された。サビに注目し、「アイドルなのに文学的」と欅坂46らしさが表れた作詞技術に唸っていた。
<3位>SHISHAMO『魔法のように』(2017年2月)
SHISHAMOは、日本のスリーピースバンド。「まさに言葉の顔文字。親近感を生む歌詞の使い方」と歌詞の表現方法に注目していた。
<2位>TWICE『TT』(2017年6月)
TWICEは、9人組ガールズグループ。「SHISHAMOの真逆。顔文字をそのまま歌う発想に衝撃」と驚きを示していた。
<1位>菅田将暉『呼吸』(2017年8月)
1位には、菅田が歌う楽曲を選出したいしわたり氏。「俳優としてもアーティストとしても活躍出来る人が出てきたことがいい意味で1番衝撃を受けた」と語った。
【いしわたり淳治氏コメント】
いつからか、日本の音楽はアーティストと呼ばれる人たちの自己表現の場になってしまいましたが、かつては「役を演じるプロ」である俳優ならではの歌というのがたくさんありました。菅田将暉の歌を聴いていると、忘れかけていたその感覚が帰ってくる感じがします。演じるという意識が入ったちょっとキザな雰囲気、ざらざらとした声の質感、凛とした立ち姿、そのどれもが今の日本の音楽には新鮮に映ります。彼の歌や佇まいには、日本の若い世代に対する新しい音楽の可能性が詰まっている感じがします。
蔦谷好位置氏のベスト10
ゆずやback numberなどのアーティストを手がけ、80組以上のアーティスト楽曲に携わった蔦谷氏が、2017年のベスト10を発表。メロディーに注目した楽曲が多く選ばれた。<10位>SEVENTEEN AGAiN『絶対君じゃ嫌なんだ』(2017年7月)
ライブハウスを中心に活動。疾走感溢れるサウンドが特徴のパンクバンド。歌詞について「美メロなのにバカバカしい歌詞。2017年1番笑った曲」と楽曲の面白さを語った。
<9位>JP THE WAVY『Cho Wavy De Gomenne』(2017年8月)
パフォーマンスグループ「Do The Right Inc.」でも活動する日本人ラッパー。YouTubeでは、関連動画が400万回以上の再生回数を突破している。「とにかく癖になる。替え歌も流行った楽曲」とネット上で巻き起こった現象を振り返った。
<8位>MAHBIE『Space Brothers』(2017年9月)
山梨を拠点に活動するトラックメイカー。この曲ではラッパー・田我流をフィーチャー。「見た目を裏切る作曲センス。去年最も驚いたトラックメイカー」と絶賛していた。
<7位>あいみょん『愛を伝えたいだとか』(2017年5月)
いしわたり氏も選出したあいみょん。「魅力は歌詞だけじゃない!メロディーメイカーとしての才能も光っている」と推していた。
<6位>AmPm『Best Paet Of Us』(2017年3月)
2017年3月にデビューした、覆面で活動する2人組クリエイティブユニット。先に海外で爆発的にヒットし、海外チャートにも入っている。「日本人アーティスト逆輸入時代到来。海外進出の新しい答え」と話題性に注目していた。
<5位>奇妙礼太郎『君はセクシー』(2017年9月)
CMソングとしても話題に。天才バンドのボーカリストとしても活動。「まるでストーリーテラー。空気を変える不思議な歌声」と憂いのある歌声に惚れ惚れしていた。
<4位>吉澤嘉代子『残ってる』(2017年10月)
いしわたり氏も選出した吉澤。「まるで映画のワンシーンを切り取ったような歌」とコメントした。
<3位>平井堅『ノンフィクション』(2017年6月)
平井堅の新境地とも言える楽曲。「1本のアコギが生む緊張感が平井さんの歌と合っている」と声と曲の融合性に着目していた。
<2位>Official髭男dism『Tell Me Baby』
ボーカルの藤原聡が作詞・作曲を手掛けている。耳に残るキャッチーなメロディーが特徴のピアノポップバンド。「思わず車を停めて聴き入った。日本のポップスの未来が見えた」とブルーノ・マーズを彷彿させ、色気もある楽曲だと説明した。
<1位>米津玄師『灰色と青(+菅田将暉)』(2017年11月)
蔦谷好位置氏は、1位に米津玄師の楽曲を選出。流行と米津が尊敬しているBUMP OF CHICKENやRADWIMPSのサウンドを融合している、そのメロディーセンスに脱帽していた。
【蔦谷好位置氏コメント】
米津玄師はぶっちぎりの1位です。今日本で1番自由を手に入れて成功しているアーティストだと思います。イントロからボコーダーという、声をシンセと合成して和音にできる音が入っており、これは“デジタルクワイヤ”というここ数年流行のサウンド。彼がリスペクトするBUMP OF CHICKEN以降の日本のロックサウンドの中に、流行も取り入れるバランス感覚が見事。世界を見渡しても米津くんほど美しい音楽を作っているアーティストはなかなかいないと思います。(modelpress編集部)
2016年ベスト10は?
蔦谷好位置氏ベスト101位:RADWIMPS『なんでもないや』
2位:KOHH『Die Young』
3位:Mrs. GREEN APPLE『鯨の唄』
4位:リーガルリリー『リッケンバッカー』
5位:チャットモンチー『majority blues』
6位:Chance the Rapper『No Problem』
7位:SALU『In My Face』
8位:Kan Sano『C’est la vie feat. 七尾旅人』
9位:米津玄師『LOSER』
10位:T字路s『はきだめの愛』
tofubeats氏ベスト10
1位:ピコ太郎『PPAP』
2位:Bruno Mars『24K Magic』
3位:宇多田ヒカル『道』
4位:宇多田ヒカル『真夏の通り雨』
5位:HEIZE『Shut up & Groove』
6位:三浦大知『Cry&Fight』
7位:ソランジュ『Don’t touch my hair』
8位:星野源『恋』
9位:META FIVE『LUV U TOKIO』
10位:欅坂46『サイレントマジョリティー』
いしわたり淳治ベスト10
1位:西野カナ『Have a nice day』
2位:AI『みんながみんな英雄』
3位:RADWIMPS『前前前世』
4位:Suchmos『STAY TUNE』
5位:Amier『蝶々結び』
6位:JUJU『ラヴ・イズ・オーヴァー』
7位:RADIO FISH『PERFECT HUMAN』
8位:SKE48『金の愛、銀の愛』
9位:平井堅『魔法って言っていいかな?』
10位:清水翔太『My Boo』
情報:テレビ朝日
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