モデルプレスが大塚 愛のイベントで公開インタビュー(C)モデルプレス

大塚 愛、夫&愛娘との日常、SNS事情…新アルバム収録曲を本人解説<モデルプレス公開インタビュー【1】>

2017.02.28 21:00

シンガーソングライターの大塚 愛(おおつか・あい)が26日、都内でニューシングル『私』(2月15日発売)のリリース記念イベントを開催。モデルプレスはスペシャル公開インタビューと銘打たれた同イベントにて、約150人のファンを前に大塚本人にインタビューを行った。今回はその模様を詳しくお届け!


『LOVE HONEY』が発売 進化した大塚 愛に

公開インタビューの様子(C)モデルプレス
公開インタビューの様子(C)モデルプレス
― 8枚目のオリジナルアルバム『LOVE HONEY』がついに発表されましたね。

大塚:(ファンに向かって)どうですか?

(拍手)

大塚:知ってます?8枚目のアルバムが4月12日に発売します!お願いします!

― 前回の『LOVE TRiCKY』から約2年経っていますが、どのように制作をしていったんですか?

大塚:制作は『LOVE TRiCKY』からそんなに空いてなかったような気がするんですけど、でもなんか2年とか空くのってミスチル(Mr.Children)っぽくないですか?そっちの方がカッコ良いかなみたいな(笑)

― 今回“愛しい女性”がテーマということですが。

大塚:日本では男性が奥さんとか彼女とかにハニーって、そんなふうに呼ぶ人はいないと思うんですけど、でもやっぱりこう愛しい女性を呼ぶ時にはハニーって。そう呼ばれてるハニーをアルバムに閉じ込めたみたいな。

― アルバムには大塚さんがプロデュースした香り“LOVE HONEY”もついていて、今日の会場にもその“香り”が飛ばされているとか。

大塚:そうそう。花粉症で鼻がつまってない人は匂ってるはずです(笑)。

― なぜ“香り”をアルバムにつけようと思ったんですか?

大塚:やっぱり匂いって記憶がすごく入れ込まれるというか。それは音楽もいっしょで、なんかこの匂いの時、あっ!あの時、付き合ってたあの人だ、みたいなそういうのあるじゃないですか。そういう感じで、音楽でも記憶を、匂いでも記憶を、とその時の皆さんの記憶をいかに閉じ込められるかということで。思い出す愛しい女性の匂いっていう、かなり呪い込めてますね(笑)。

一同:(笑)

大塚:(笑)。忘れんなよ!みたいなやつ。

― なるほど(笑)。『LOVE TRiCKY』ではかなり新しい大塚 愛を提示していましたが、今回はどんな大塚 愛を提示してるんですか?

大塚:自分の声の活かせられる部分を意識して作りました。今まではできなかったけれど、『LOVE TRiCKY』を踏まえたことで広がった世界観も出したいなぁとか。自分の中では進化したところが切り取られています。

― 楽曲でいうと特にこれは新しい挑戦というものはありますか?

大塚:やっぱり攻撃的な曲を今まであまり作ってなかったので、そういう意味では『QueeN』っていう曲だったりとか『make up』っていう曲だったりは、ちょっと攻撃的な挑戦をしていますね。

大塚 愛 8thアルバム「LOVE HONEY」(4月12日発売)ジャケット/提供写真
大塚 愛 8thアルバム「LOVE HONEY」(4月12日発売)ジャケット/提供写真
ファブリック・スプレー。会場でも“LOVE HONEY”の香りを堪能/提供写真
ファブリック・スプレー。会場でも“LOVE HONEY”の香りを堪能/提供写真

女性はやっぱり嘘をつく生き物?『make up』

― なるほど。ではまず『make up』にはどんな気持ちを込めましたか?

大塚:女って男性が思ってるような清楚な部分なんかねぇよっていう…(笑)。

一同:(笑)

― ちょっと曲を流してみましょう(笑)。

(『make up』再生)

(拍手)

大塚:緊張しますね。なんかね、自分が表に出るよりも緊張しますよ。

― 『make up』の歌詞はどのようなインスピレーションで書いたんですか?

大塚:化粧って嘘じゃないですか? 男性に対して嘘をついて挑むというか…嘘で丸め込むっていう(笑)。そうやってこう釣るというか…なんかそういう女性はやっぱり嘘をつく生き物だからみたいな。

― 大塚さんは嘘をつく方ですか?

大塚:今日も(メイクで)超嘘ついてますね(笑)。

一同:(笑)

― 今日のメイクのポイントについて教えてください。

大塚:ポイントは…今日は(服が)ちょっと爽やか系だったので、いつもはあまり付けないけど口だけ赤くしました。

― 最近、大塚さんが“色っぽい”という声をよく聞きます。先日の『Good Time Music』(TBS系)の放送は見ましたか?

大塚:放送が深夜じゃないですか。普段は起きてない時間なんですけど、その時たまたま、主人といっぱい喋っちゃって(笑)。で、よし寝ようかなって感じで、なんとなくテレビを点けたら、まさかの『Good Time Music』で、わーって消しちゃった(笑)だから見てない。

一同:えーーーー!

大塚:そうなんです。ちょうど私が(テレビを)見た時にはmiwaさんだったんですよ。それで、ああああ!!ってとりあえず消したら主人が気付いて「点けろ」と。その後2人でリモコンをずっと取り合いみたいになって。で、本当やめてくれって言って切って終わりました(笑)。

遊び心溢れる『FrogFlag』

約150人のファンが集結(C)モデルプレス
約150人のファンが集結(C)モデルプレス
― (笑)。では次の曲は『FrogFlag』。けっこう遊んだ曲ですね。

(『FrogFlag』再生)

大塚:緊張しますね。

(拍手)

大塚:なんだろう、冒頭で愛しい女性っていうテーマだって話したのに、今かけた2曲けっこう男性に対して欺いている系の曲が流れてしまったために、ちょっと説得力が…(笑)。

― そうですね(笑)。

大塚:これはメスという生き物の話。女性の本能、メスって生き物の一番の狙いは子どもなんだっていうことで。そのための男性でしかないのよ、自惚れないでね、という(笑)。

一同:(笑)

大塚:生物、動物を見るのが好きなんですよ。動物たちのメスとオスのこのなんか…そういうのを見てたらなんか(笑)やっぱり人間も女って強いじゃないですか。男性が死んだ後もすごい活き活きしちゃうじゃないですか(笑)だからやっぱり本能の部分もあるんじゃないかなと思って。

― カエルの鳴き声はなんで入れようと思ったんですか?

大塚:それは聞こえてきたし、この曲はそこありきでいったんで(笑)。

ドラマの主題歌にもなった『私』 大塚 愛のSNS事情

― 遊んだ曲とは対照的な真面目だと思う曲は?

大塚:真面目はね、やっぱり『私』ですよね。うん。

― ドラマ『嫌われる勇気』にぴったりですよね。どうですか?ドラマを見てる中で流れる心境は。

大塚:曲がドラマのセリフに被って流れるもんですから、前までは曲に耳を取られてセリフが聞こえないっていう状況だったんですけど、最近やっとセリフの方に集中できるようになりました(笑)。自分の曲よりもセリフ、みたいになってます(笑)。

― (笑)。久しぶりのシングルでしかもドラマの主題歌、反響も大きいんじゃないですか?

大塚:そうですね。やっぱり人ってテレビに出てるか出てないかの判断なんだなって思います(笑)。テレビに出てないだけで「何してたの?」って言われるんですけど、「いや普通にライブやってるし」ってなるじゃないですか(笑)。でもやっぱりテレビに出てないだけで「何してたの?」ってなるんだなって…。

― それは悔しい?歯がゆい?

大塚:歯がゆいというか、いちいち説明すんの面倒くせえなって(笑)。

― 今はTwitterやインスタでも情報を発信していますしね。

大塚:はい。

― でもTwitterはドラマの実況ばかり…。

大塚:そう(笑)。結局なにか言いたいことがあっても言っちゃいけないんだなって思ったんです、Twitterって。だからドラマの実況を(笑)。本当に言いたいことを言いたいんだったら、誰にも知られていないような、別のアカウントでやるしかない(笑)。

― インスタはけっこうこだわっていますよね。

大塚:インスタの方はすごく自分に合ってる。やっぱりクリエイティブなことが好きなので。

― せっかくですし、ファンの皆さんがどんな投稿を待っているか知りたくないですか?

大塚:全然(笑)。あまり誰かの意見を聞いちゃうとブレていくじゃないですか。吸い寄せられてしまうというか…。言ってることが違うし、自分の軸がぶれるので、別に知りたいとは思わない。

― 聞かないでおきましょうか(笑)。

大塚:(笑)

アルバムテーマに沿った『HONEY』 「結局女性って港」

公開インタビューの様子(C)モデルプレス
公開インタビューの様子(C)モデルプレス
― アルバムのテーマに合った愛しい女性の曲も聴いてみましょうか。

大塚:一番それらしいのは…『HONEY』かなぁ…?

(『HONEY』再生)

(拍手)

大塚:柔らかいでしょ? これは、たとえば結婚とか結婚してないとか、そういう型がどうとかじゃなくて、結ばれようが結ばれまいが一緒に過ごした時間をすごく愛しく思いながら、愛した人を最後に見送るまでが私の愛情だ、みたいな感じの…ちょっと切ないんですけど。…結局女性って港じゃないですか(笑)?

― もうちょっと噛み砕きましょうか(笑)。

大塚:(笑)なんか男性が遊んで帰ってきた時に安らげる場所を提供するというか。それが私の役目だし、最後、あなたが旅立つのか死んでしまうのか、その時まで私はやっぱりちゃんと見るよっていう。

― 大塚さんが思う、自身の愛しい部分ってなんですか?

大塚:人がどう思ってるか分かんないですからね…。自分の思う愛しい部分…眠い時に朝諦めるとか。そういうダメなところ(笑)。

大塚 愛お気に入りの『QueeN』 愛娘の観点がヒントに

大塚 愛「スペシャル公開インタビュー」の様子(C)モデルプレス
大塚 愛「スペシャル公開インタビュー」の様子(C)モデルプレス
― なるほど(笑)。ではお気に入りという『QueeN』も聴きましょう。

大塚:はい。私がこのアルバムの中で一番好きな曲ですね。

(『QueeN』再生)

(拍手)

大塚:娘の感覚からヒントを貰ったんですけど、子どもにとって親、特に母親はクイーンなんだなって思う時があって。やっぱり子どもたちって親に褒められたい、親を喜ばせたい、びっくりさせたいとか、そこが重要なんだなって。そうやって女王の反応を面白がったりとか伺ったりとかしながら、親の前で上手く踊れるかしら?みたいな。そんなところから曲ができました。

― 子どもの気持ちを歌ってる? 

大塚:うん。それをちょっと不思議の国のアリスに変換して。ちょっとゲーム感覚で女王のご機嫌を操ってるみたいな…。

― 実際にお子さんは大塚さんを操ってる感じしますか?

大塚:いやぁ、頭いいですね(笑)

一同:(笑)

大塚:(笑)操るのがすっごく上手ですね。

― たとえば?

大塚:空気読むのもすごい上手いし、レシーブ力がすごいんですよ。会話の。今、空気重いんだなってなった時が、ポンってなんか面白い返しを急にしてきたりとか。

― 大塚さんのように憎たらしくて可愛いみたいな?(笑)

一同:(笑)

大塚:私、憎たらしいと思いますか(笑)!?憎たらしさなんか1mmもないですよ(笑)。

― すみません(笑)。弄ばれてる感覚はありますか?

大塚:そうですね。私、絶対それには惑わされないわって思いながらも、結局は財布を開いてる(笑)。親の皆さんはきっとわかると思うんですけど、あのキュートな眼差しでね、「あれが欲しい」とか可愛い声で言ってくるわけじゃないですか(笑)。親は「いやいや買わないよ」って。それの戦いですよ。

― 勝率的にはどっちが勝つことが多いんですか?

大塚:…負けてるのかなぁ?(笑)

― 一番衝撃的だったお子さんの言動ってありますか?

大塚:この前、急に夜寝る前に…(前列の子どもがぐずったのを見て)大丈夫かい?早く帰りたいよねぇ(笑)。

一同:(笑)

大塚:寝る前に急に娘が「ママ、あなたは歌の道を歩いていきなさい」って言って。なんだ、細木数子かみたいな(笑)。なんか貫禄を出してきた(笑)。

一同:(笑)

【2】につづく。(modelpress編集部)

大塚 愛 8th ALBUM『LOVE HONEY』(4月12日発売)概要

大塚 愛/提供写真
大塚 愛/提供写真
【販売形態】
CD+グッズ(ファブリック・スプレー)
CD+DVD
CD+Blu-ray
CD

【収録内容】(※4形態共通)
1.HONEY
2.私
3.QueeN
4.TOKYO散歩
5.サクラハラハラ
6.HEART BREAK
7.モノクロ
8.make up
9.FrogFlag
10.HEY!BEAR
11.スターターピストル
12.日々、生きていれば

【DVD/Blu-ray 収録内容】
私 -Music Clip-
サクラハラハラ -Music Clip-

・特典映像
01.とある夫婦のなれそめ
02.RounD
03.恋愛写真
04.私
from AIO PIANO vol.4 2017.2.14 ビルボードライブ東京

「LOVE HONEY LIVE TOUR 2017」概要

6月2日 東京 赤坂BLITZ 開場18:15/開演19:00
6月24日 名古屋 Bottom Line 開場16:15/開演17:00
7月9日 大阪 BIG CAT 開場16:15/開演17:00
※詳細はオフィシャルサイトに掲載
【Not Sponsored 記事】

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