電撃ネットワークが完全独立!メンバーの死を乗り越え、結成25周年を迎え自らのマネジメント会社を設立
過激な演目で知られるパフォーマンス集団、電撃ネットワークが、4月1日に所属事務所「リズメディア」から完全独立し、自らマネジメント担当する「電撃兄弟社」を設立することとなった。
電撃ネットワークは1990年結成。サソリを使った芸「サソリ男」や牛乳を鼻から飲んで目から出す「ミルクマン」、ドライアイスと水を口に含み白煙を出す「ドライアイス大好き男」など、身体を張った過激なパフォーマンスでファンを魅了しており、その活動は芸能界を超えて、夏の音楽フェスなどでも大人気。そしてその活動は日本だけにとどまらず、海外では「TOKYO SHOCK BOYS」のグループ名で知られ、世界中の人々の心を掴んでいる。
現在もパフォーマンスを進化させながら精力的な活動を行っているグループだが、グループ設立25周年目となる今年は、「新生電撃」として、さらに活動の領域を広げて行く方針だった。
しかし、心機一転して発進することを決意した矢先、メンバーでMC担当の三五十五(さんごじゅうご)が、3月3日に52歳の若さで肺がんのため死去するという悲劇に見舞われた。苦楽を共にした仲間の死に、特にメンバーのキョウゾウは、精神的に大きなショックを受けており、まだ公の場で発言できる状態ではないという。
三五十五が亡くなった影響はまだ大きいようだが、今回の事務所設立に関して南部虎弾は「今後は良くも悪くもすべては自分たちの責任。自分たちだけなのだから一層気を引き締めた活動をしなければ」とコメント。ダンナ小柳は「まさに原点回帰。とにかく一度原点に戻ろうと考えた」と決意を明かした。
今後の方針としては、南部が、「電撃ネットワークの『EXILE化計画』がある」と新規構想を発表。「100人ぐらいの規模のパフォーマンス集団にして、今までのようなメンバー個人の芸で際立たせるのではなく、皆ができるような感じにしたい。イメージとしては南部組、小柳組と組み分けする感じ」と詳細を語った。既に第1回オーディションは始まっているという。また、欠員となったMC担当の補充については、「未定」としながらも、将来的には補充する可能性もあるようだ。
新規メンバーの育成に関しては、2020年に開催される東京オリンピックを大きな目標としているようで小柳は、「オリンピックまでに様々なジャンルの才能を集めて若手を成長させていきたい。世界各国で電撃兄弟社として真のパフォーマンスに磨きをかけていきたいし、海外支社設立も視野に入れている」と希望を語った。そういった経緯もあり、現在のメンバーはプレイングマネージャー的な立場として活動を続けていくようだ。
他にも、自らのシアター・テントを設営してのサーカスのようなスタイルでの公演や、電撃ストア(仮称)を新規オープンさせてグッズの販売なども検討しており25周年を機にその夢はさらに大きく膨らんでいる。今後のスケジュールとしては6月にタイのバンコクで一週間の興業を予定。電撃兄弟社としては初めての活動となる。「新生電撃ネットワーク」の活動に大いに期待したい。
電撃ネットワーク (TOKYO SHOCK BOYS)オフィシャルサイト
http://dengekinetwork.com/
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