新生EXILEの目指す先、MAKIDAIが継承する“魂”とは「若い世代に繋げていきたい」 モデルプレス独占インタビュー
2014.08.13 06:00
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EXILEのMAKIDAI(38)が、自身が主催したDJイベント「CLUB EXILE」を8月1日~3日に開催。イベントでは、EXILEはもちろん、THE SECOND from EXILE、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE、GENERATIONS from EXILE TRIBE、E-girlsなどの最新ヒット曲やクラブミュージックの名曲など49曲(+アンコール2曲)を2時間ノンストップMIXでパフォーマンス。コラボレーションゲストとしてTHE SECOND from EXILE、GENERATIONS from EXILE TRIBEなどが出演し、3公演で7200人を動員する大成功を収めた。モデルプレスでは今回、そんなMAKIDAIに独占インタビューを行い、イベントへの想いや実現までの道のり、さらには彼の考えるEXILEの未来について語ってもらった。
MAKIDAI、EXILE初のDJイベント開催
同イベントは、DJとしても確固たる地位を築いた“DJ MAKIDAI”が主催するEXILE初のDJイベント。豪華なメンバーが出演したほか、最終日には松本利夫、AKIRA、NAOTO、小林直己、岩田剛典、ELLY、山下健二郎がサプライズゲストとして登場。迫力のあるステージを繰り広げた。― ステージお疲れ様でした。すごい盛り上がりでしたが、いかがでしたか?
MAKIDAI:今回は「CLUB EXILE」ということでみなさんに音楽を本当に楽しんでもらうというのがテーマだったんですが、めちゃくちゃ盛り上がってくれたのでよかったです。やっぱりクラブ空間ってみんなで作っていくものなんだなって感じました。あと、こういうイベントはある意味新しいなって。音楽をセレクトして構成してそれを生で出して、そこにアーティストが参入してくれてって、これまでのEXILE TRIBEにはなかった形なのかなと。回を重ねていく度に自由に楽しんでもらえる空間になっていると実感しました。
― 自由で一体感のあるステージでしたよね。普段のステージとの違いは何か感じましたか?
MAKIDAI:距離が近い分、生っぽさもよりあって、一体感はありました。「CLUB EXILE」は開催が1回目だったので、どういう感じになるかなというところがあったんですけど、近い距離だったのがいい方向に作用したと思っています。
― イベントにはTHE SECOND from EXILEさんをはじめ、GENERATIONS from EXILE TRIBEさんやHappinessさんなど後輩の方が多数出演されていましたよね。MAKIDAIさんは後輩の方と積極的にコラボレーションされているイメージがあるんですが、そこににはどんな想いが込められているんでしょうか。
MAKIDAI:自分の原点というのはダンスなので、こういう踊れる場所っていうのはスタート地点なんです。自分と違う世代のチームもダンスが最高に素晴らしいので、それを感じて欲しいと思っています。「CLUB EXILE」の空間だからこそできることもありますし、本当にEXILEやEXILE TRIBEのメンバーが来てくれることで、楽しみながら盛り上げてくれてってエンターテイメントになったと思います。自分からすれば若い世代のチームがあることも、一生懸命踊ってくれることもすごくありがたいことなんです。みんなのパワー半端ないんで。
MAKIDAIが考えるEXILEのこれから 未来へ繋ぐために今すべきこととは?
― 継承していきたいという想いが強いんですね。グループがどんどん大きくなっていく中で個人活動も増えていると思いますが、今回のイベントはMAKIDAIさん自身が提案を?
MAKIDAI:元々DJっていうのはダンスを始めた15、16歳に出会ったんです。自分たちのショータイムの曲を自分で作りたいなとか繋げたいなって思って始めたんですけど、ターンテーブルも持ってなかったので当時は録音できる機材で一時停止とかして音を作ってて。それで19歳のときにターンテーブルを自分で買って、そこから本格的にショータイムの音を作るようになりました。DJとしてもアピールしていきたいなっていう想いはあったんですけど、EXILEの活動をしながらクラブで回すっていうのはバランスが取りづらいと感じていた持期があったんです。でも今は、こういうイベントにすれば成立するんだって気がつくことができた。こういう提案ってEXILEメンバーでテーブルを囲んで、こういうことやりたいですって話し合いで決定していくんですけど、そこからHIROさんがバックアップしてサポートしてくれて、今に繋がりました。
― HIROさんの存在は偉大ですね。
MAKIDAI:ほんっとに半端ないです。今回もゲネプロから来てくれて、「こういう雰囲気はやっぱり俺好きだな」って言ってくださって。HIROさんにそう言ってもらえると、これをもっと良くしていきたいなって気持ちになりました。今回はじめての企画で、普段から一緒にいるメンバーが出てくれて盛り上げてくれるっていうのは、すごくありがたい。自分としてはそういう場を日本だけじゃなくてちょっとずつ世界に広げていけたらなって思ってます。こういう場所で音楽をかけて盛り上がれるっていうのは、本来、世界のどこにいても変わらないことだと思うので、少しずつ段階を踏んでステップアップしていきたいです。
― すでにMAKIDAIさんの中に壮大なイメージが広がっているんですね。そういう部分がグループ内でのMAKIDAIさんの役割なんでしょうか?
MAKIDAI:そうですね、やっぱり自分の中にはダンスが好きっていう想いが強いですから。自分にとってはひとつの武器だと思いますし、それぞれが個性を活かして活動していることで、ライブがさらに盛り上がっていると思うんです。ひとつひとつの活動が最終的には繋がっていくと思うので、今回の「CLUB EXILE」っていうのも、自分ができることのひとつとして続けていきたいです。それが、EXILEのメンバーとして自分ができることかなと。“EXILE MAKIDAI”という存在はずっと在り続けるので。
― では、グループとして見据えている先は?
MAKIDAI:ありがたすぎるくらいいろんなことをやらさせていただいているので、これを若い世代や将来のEXILEに繋げていきたいです。そして将来、その子たちがEXILE TRIBEを担っていく存在になってくれたらいいなって。偉そうな意味じゃなくて、自分たちにはそういう役割もあると思っているんです。HIROさんがいて、自分だったりまっちゃん(松本利夫)だったりうっさん(USA)がいる。次のステップに行く上で自分たちの意志をしっかり繋いでいくっていうのが必要かなと。そこが将来のEXILEの新しい形になっていくと思うので。
― そうやってEXILEの魂が受け継がれていくんですね。そんなMAKIDAIさんから、夢を追いかけているファンの方へアドバイスをいただけますか?
MAKIDAI:夢ってひとりで考えて見るところから始まると思うんですけど、ひとりで見る夢ってひとりの夢で終わってしまうと思うんです。みんなで夢を共有すれば、そこにバックアップしてくれる人や協力してくれたり賛同してくれたりする人が現れると思うんで、いろんな人に話をして、自分の世界をより現実的にしていくことが大切だと思います。共有できた瞬間に100%夢が叶うかって言われたら、正直分かんないですけど、そこに盛り上がる要素だったり可能性が生まれるので、ひとりじゃなくみんなで夢の力を盛り上げていくことができる。そういう意味で、周りの人に話していくってことはひとつプラスの要素になるのかなって思います。
噂の“脱ぎ癖”の真相は?
― なるほど、共有することが夢の力になるということですね。9月からはツアーも始まるなどお忙しい日々を送っているかとは思いますが、それを乗り切るための体力作りは具体的に何をしているんですか?MAKIDAI:EXILEを結成して少しして、こんな体力じゃ2時間の長いステージとかできないよねって思って、根本的な肉体改造をやったんです。振り返ってみるとあぁいうことの積み重ねが今を作っているのかなと。もちろんジムも行きますし、時間があればトレーニングもしますけど、積み重ねが今の自分たちを生んでいるんじゃないのかな。何事もすぐにって大変じゃないですか。なので、20代の頃とかにめちゃくちゃがんばったりトレーニングしたりしておくと後々いいのかなって思います。
― リラックス法やストレス解消法は?
MAKIDAI:ライブで大きな声を出したり心を開放するとすっきりします。パワー全部出す感じで、ヘロヘロになるくらい全力でやると、すごい汗も出るしストレス解消です。スポーティーかもしれないけど、汗を流すといろんなものが流れてる感じがあるから。あとは好きな曲を聞いてリラックスしてます。やっぱり音楽が好きなので。
― そうなんですね。HIROさんによるとMAKIDAIさんは、飲み会で脱ぎ癖があるとか…そういったところもストレス発散に?
MAKIDAI:あながち本当っす(笑)。でも、最近はご無沙汰です。年上チームになってきたので(笑)。
― その役割は誰か後輩の方が継承しているんでしょうか?
MAKIDAI:ライブとか終わったときに盛り上がって、結果Tシャツってことはありますけど、飲み会ではそういうこと自体があまりなくなりましたね。盛り上げって部分でいうとHIROさんがすごいっすよ。うまいんです。俺らみたいな(脱ぐとか)変なことじゃなくて、全体を見てあっち盛り上がってないなって思ったらそっちに行くとか、飲めない人がいたら「誰々の代わりに誰々が飲みます」みたいに声をかけたりだとか。常に全部を見ています。
― やはりHIROさんは偉大なんですね。
MAKIDAI:はい、偉大っす!
― ありがとうございました。
15歳の頃にダンスと出会ったMAKIDAIは、1999年J Soul Brothers加入、そして2001年にEXILEとして活動をスタートさせた。パフォーマーとして活躍する傍らで、俳優、DJとしての顔も持ち、様々なエンターテイメントでファンを楽しませてきた。モンスターグループとなったEXILEのオリジナルメンバーとして、後輩たちにその“魂”を継承するMAKIDAI。「CLUB EXILE」の開催も「EXILEのために自分ができることのひとつ」と言い切った彼は、頂点に登り詰めた今もなお未来を見つめていた。(モデルプレス)
■MAKIDAI プロフィール
生年月日:1975年10月27日
出身地:神奈川県横浜市
身長:180cm
血液型:O型
2001年よりEXILEとして活動を開始。EXILEパフォーマー以外にも、2007年に開催された舞台・劇団EXILE「太陽に灼かれて」に出演、さらに「渋谷区円山町」」「きみに届く声」など映画の主演をつとめるほか、2008年にはNHK 朝の連続テレビ小説「瞳」、ウィル・スミス主演の映画「ハンコック」の日本語吹替も担当するなど、役者としても活躍。さらに2008年にはDJ MAKIDAI名義でMIX CD「DJ MAKIDAI from EXILE Treasure MIX」をリリース。このほかにも、日本テレビ系情報番組「ZIP!」火曜日メインパーソナリティーを務めるなど、多彩な才能を発揮している。
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