永瀬正敏(ながせまさとし)

誕生日:
1966年7月15日
星座:
かに座
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永瀬正敏のプロフィール

永瀬 正敏(ながせ まさとし)
1966年7月15日
俳優
有限会社ロケットパンチ所属
血液型はB型
出演作の大半が映画である。自身で映像作品を監督することがあり、写真家・歌手としても作品を発表している。

経歴
宮崎県都城市出身。宮崎県立都城西高等学校→堀越高等学校(再入学)卒業。
1983年、映画『ションベン・ライダー』にてデビュー。以後数年間はテレビドラマ、映画に出演。1990年に『ミステリー・トレイン』に出演し"ジャームッシュ作品に出演した若手俳優"として注目を浴びてからは映画中心に活躍する。
1991年、映画『息子』に出演。日本アカデミー賞・ブルーリボン賞・キネマ旬報・日刊スポーツ映画大賞で助演男優賞受賞。毎日映画コンクール・報知映画賞で主演男優賞受賞。
1995年2月22日に女優・歌手の小泉今日子と結婚するも、結婚からちょうど9年後の2004年2月22日に離婚した。離婚後も、2007年の『さくらん』、2011年の『毎日かあさん』にて共演。『毎日かあさん』では元夫婦役を演じた。
2004年、『渇いた花~four by four equal one~』にて初めて自身の脚本・監督作をDVD化した。
2010年日本における口蹄疫の流行に接し、公式HPに特設ギャラリーページ『for... ~HOPE art gallery』[1]を設置し、宮崎に「希望を」というテーマに賛同するアーティスト達の作品を展示した。
デビュー30年目となる2013年より撮り貯めた写真を一挙に掲載し、公式HPに特設ギャラリーページ『I meet you Project』を設置。自身が撮影した写真作品を多数公開した。

人物
曽祖父は当時薩摩藩の一部であった都城市(都城郷)の武士であり、戊辰戦争と西南戦争に参戦している。91歳で大往生した際には、地元紙に「最後の薩摩武士逝く」と大きく報道されたという。
近年は写真家として自作品を発表する機会が多い。これについて「祖父が写真師だった影響を受けているかも知れない」と語っている。
女性誌の対談で小泉今日子と知り合い後に結婚。永瀬のファンだった小泉の指名だった。
弟がいたが、生後程なくして亡くなっている。
作品の内容さえ気に入れば規模や場所に拘らず出演するというスタンスであり、1990年代以降の新しい映画俳優のあり方を確立した草分け的存在として評価されることがある。
転機となった『ミステリー・トレイン』の出演以降、現在まで活動の大半は自身が愛する映画への出演となっており、映画以外での演技について語られることは少ない。ただし本人がテレビドラマ、舞台演劇などに対して否定的な意見を述べたことはほとんどなく、『ママはアイドル』に関しては「コメディの空気を学べた」と肯定的なコメントもしている。
交友関係が広く、他ジャンルのアーティストとのコラボレーションも少なくない。
服のブランドであるネイバーフッド代表の滝沢伸介とは親交が深く、雑誌上でモデルを務めることもある。
「全席喫煙の飛行機を作って欲しい」と語るほどの喫煙愛好者である。
RIP SLYMEのヒット曲「ONE」の歌詞の朗読者として参加。
2010年日本における口蹄疫の流行に際し、義援金300万円を寄付。生まれ故郷宮崎へメッセージと、希望をテーマにしたアート作品を発表。

受賞歴
1991年度
第16回報知映画賞 主演男優賞(『息子』『アジアンビート アイ・ラブ・ニッポン』『喪の仕事』)
第4回日刊スポーツ映画大賞 助演男優賞(『息子』)
第65回キネマ旬報ベスト・テン 助演男優賞(『息子』)
第46回毎日映画コンクール 男優主演賞(『息子』『喪の仕事』『アジアンビート アイ・ラブ・ニッポン』)
第34回ブルーリボン賞 助演男優賞(『息子』)
第15回日本アカデミー賞 新人俳優賞(『アジアンビート アイ・ラブ・ニッポン』『息子』『喪の仕事』)
第15回日本アカデミー賞 最優秀助演男優賞(『息子』『喪の仕事』)
第46回日本放送映画藝術大賞 映画部門 最優秀助演男優賞(『息子』)
エランドール賞 新人賞(『息子』他)
1992年度
第7回高崎映画祭 最優秀主演男優賞(『死んでもいい』)
1996年度
第1回ニフティ映画大賞 男優賞(『罠』)
第20回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『学校Ⅱ』)
1997年度
第21回日本アカデミー賞 優秀助演男優賞(『誘拐』)
2004年度
第28回日本アカデミー賞 優秀主演男優賞(『隠し剣 鬼の爪』)
2007年度
第29回ヨコハマ映画祭 助演男優賞(『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』)
2010年度
第20回日本映画批評家大賞 主演男優賞(『毎日かあさん』)
2011年度
第66回日本放送映画藝術大賞 映画部門 優秀助演男優賞(『毎日かあさん』『スマグラー おまえの未来を運べ』)
2015年度
第7回TAMA映画賞 最優秀男優賞(『あん』『KANO~1931海の向こうの甲子園~』)
第37回ヨコハマ映画祭 主演男優賞(『あん』)

映画
ションベン・ライダー(1983年、東宝・相米慎二監督作品) - ジョジョ 役 ※デビュー作
みゆき(1983年、東宝・井筒和幸監督作品) - 主演・若松真人 役
THE MODS 夜のハイウェイ(1985年、EPIC・ソニー・渡辺寿監督作品、劇場未公開) - 雄二 役
メロドラマ(1988年、小澤啓一監督作品)
バカヤロー!3 へんな奴ら 第4話「クリスマスなんか大嫌い」(1990年、松竹・山川直人監督作品) - 主演・岡嶋正 役
喪の仕事(1991年、君塚匠監督作品)
アイ・ラブ・ニッポン - アジアン・ビート 日本篇(1991年、天願大介監督作品)
息子(1991年、松竹・山田洋次監督作品) - 浅野哲夫 役
東京の休日(1991年、東北新社・長尾直樹監督作品) - J.T 役(友情出演)
男はつらいよ 寅次郎の青春(1992年、松竹・山田洋次監督作品) - 竜介 役
死んでもいい(1992年、アルゴプロジェクト・石井隆監督作品) - 平野信 役
オートバイ少女(1994年、あがた森魚監督作品)
我が人生最悪の時(1994年、林海象監督作品/私立探偵 濱マイクシリーズ)
遥かな時代の階段を(1995年、林海象監督作品/私立探偵 濱マイクシリーズ)
BeRLiN(1995年、利重剛監督作品)
フラート(1995年、ハル・ハートリー監督作品)
罠(1996年、林海象監督作品/私立探偵 濱マイクシリーズ)
ユーリ(1996年、Me&Herコーポレーション・坂元裕二監督作品) - 野々村 役
学校Ⅱ(1996年、山田洋次監督作品)
虹をつかむ男(1996年、山田洋次監督作品)
誘拐(1997年、大河原孝夫監督作品)
Beautiful Sunday(1998年、中島哲也監督作品)
実験映画(1999年、手塚眞監督作品)
0cm4(1999年、園子温監督作品)
五条霊戦記 GOJOE(2000年、石井聰亙監督作品)
閉じる日(2000年、行定勲監督作品)
PARTY7(2000年、石井克人監督作品)
PARADICE(2000年、森山達也、ハル監督作品)
STEREO FUTURE -episode 2002-(2001年、中野裕之監督作品)
真心(2001年、前田良輔監督作品)
ELECTRIC DRAGON 80000V(2001年、石井聰互監督作品)
けものがれ、俺らの猿と(2001年、須永秀明監督作品)
贅沢な骨(2001年、行定勲監督作品)
ピストルオペラ(2001年、鈴木清順監督作品)
自殺サークル(2001年、園子温監督作品)
クロエ(2001年、利重剛監督作品)
海は見ていた(2002年、熊井啓監督作品)
AIKI(2002年、天願大介監督作品)
偶然にも最悪な少年(2003年、グ・スーヨン監督作品)
ラブドガン(2004年、渡辺謙作監督作品)
隠し剣 鬼の爪(2004年、山田洋次監督作品)
ジーナ・K(2005年、藤江儀全監督作品)
姑獲鳥の夏(2005年、実相寺昭雄監督作品)
探偵事務所5(2005年、林海象監督作品)
天使(2006年、宮坂まゆみ監督作品)
紙屋悦子の青春(2006年、黒木和雄監督作品)
ありがとう(2006年、万田邦敏監督作品)
代々木ブルース(2006年、廣田正興監督作品)
さくらん(2007年、蜷川実花監督作品)
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年、吉田大八監督作品)
夢のまにまに(2008年、木村威夫監督作品)
R246 STORY 『224466』(2008年、浅野忠信監督作品)
ゼラチンシルバーLOVE(2009年、操上和美監督作品)
毎日かあさん(2011年、松竹・小林聖太郎監督作品) - カモシダ ユタカ 役
スマグラー おまえの未来を運べ(2011年、石井克人監督作品)
赤い季節(2012年、能野哲彦監督作品)
戦争と一人の女(2013年、井上淳一監督作品)
彌勒 MIROKU(2013年、林海象監督作品)
まほろ駅前狂騒曲(2014年、大森立嗣監督作品)
さいはてにて-やさしい香りと待ちながら-(2014年、姜秀瓊監督作品)
あん(2015年、河瀬直美監督作品) - 千太郎 役
蜜のあわれ(2016年、石井岳龍監督作品) - 金魚売りの辰夫 役
64 -ロクヨン- 前編・後編(2016年、瀬々敬久監督作品) - 雨宮芳男 役
後妻業の女(2016年、鶴橋康夫監督作品) - 本多芳則 役
ハピネス(2016年秋公開予定)
光(2017年公開予定) - 主演・雅哉 役

海外映画
ミステリー・トレイン Mystery Train (1989年、フランス・ジム・ジャームッシュ監督作品) - 主演・ジュン 役
ラブ・フロム・テマセク - アジアン・ビート シンガポール篇(1991年、フレディ・ロー・ベン・リー監督作品)
パウダー・ロード(ソルジャー・イン・タイランドの別題あり) - アジアン・ビート タイ篇(1991年、チャートリーチャルーム・ユコン監督作品)
サンライズ・イン・カンポン - アジアン・ビート マレーシア篇(1991年、アズィス・M・オスマン監督作品)
シャドー・オブ・ノクターン - アジアン・ビート 台湾篇(1991年、ユー・ウェイエン監督作品)
オータム・ムーン - アジアン・ビート 香港篇(1991年、クララ・ロウ監督作品)
コールド・フィーバー(1995年、F.T.フリドリクソン監督作品)
KANO 1931海の向こうの甲子園(2014年、台湾、馬志翔監督作品)- 近藤兵太郎 役

テレビドラマ
だから青春 泣き虫甲子園(1983年、NHK) - 田中一平 役
ニッポン親不孝物語(1985年、日本テレビ)
月曜ドラマランド「透明少女」(1986年3月10日、フジテレビ) - 六助 役
木曜劇場「時にはいっしょに」(1986年、フジテレビ) - 津村 役
あぶない刑事 第15話「説得」(1987年1月11日、日本テレビ) - 高村仁 役
金曜女のドラマスペシャル「はるちゃん・待ちくたびれた女」(1987年2月27日、フジテレビ)
ママはアイドル(1987年、TBS) - 水沢賢一郎 役
水曜ドラマスペシャル「魔夏少女」(1987年8月12日、TBS)
女も男もなぜ懲りない 第9話・第10話(1987年、フジテレビ) - 梶本尚龍 役
恋はハイホー!(1987年 - 1988年、日本テレビ) - 沢木武彦 役
火曜サスペンス劇場「ラーメン横町・女たちの危険な午後」(1988年、日本テレビ)- ジロ 役
NEWジャングル 第19話「おかしな関係」(1988年5月27日、日本テレビ)
若奥さまは腕まくり! 第3話「ママは年中苦労する」(1988年、TBS) - 河合元春 役
火曜スーパーワイド「ミスマッチ」(1988年12月20日、テレビ朝日)
火曜ビッグシアター「オシャレ泥棒」(1989年5月9日、TBS)
土曜ワイド「フローズンナイト~凍てつく真夏の夜~・ビデオショップ・オブ・ホラーズ」(1989年8月12日、フジテレビ) - 主演
卒業(1990年、TBS) - 山口哲夫 役
世にも奇妙な物語「プレゼント」(1990年6月7日、フジテレビ)
悪女(1992年、読売テレビ) - 石井隆博 役
私立探偵濱マイク(2002年、読売テレビ) - 主演・濱マイク 役
テレビ朝日開局55周年記念「黒澤明ドラマスペシャル 野良犬」(2013年1月19日、テレビ朝日)- 遊佐英 役
連続ドラマX「かなたの子」(2013年、WOWOWプライム)

テレビアニメ
2002年
名探偵コナン(濱マイク)

OVA
Radio City Fantasy 街角のメルヘン(1984年、ファイブ・エース(キティ・フィルムの子会社))

CM
サントリー
ザ・カクテルバー(1993年 - 1999年)
BOSSコーヒー(2001年)
BOSS レインボーマウンテンブレンド(2016年)
キリン ファイア
トヨタ カレン(1994年)
J-PHONE(現ソフトバンク)(1997年)
日清食品 カップヌードル 『20世紀カップヌードル』 (2000年)
KDDI 『土俵篇』 (2002年)
ユニクロ (2006年)
競輪(2010年)
サッポロ(麦とホップ)(2013年)
新御茶園 『上市篇』 『雙人篇煎茶版』 台湾(2015年)

プロモーションビデオ
中山美穂「Mellow」(初監督作品)
宮沢和史「Seven Days, Seven Nights」

ナレーション
アニメ映画『クジラの跳躍』たむらしげる
DVD『WATARIDORIもうひとつの物語~』

シングル
CBSソニー時代
スクール・デイズ(1983年1月10日)
夏のマドンナ(1983年7月1日)
南風・ドリーミン(1983年9月21日)
映画『みゆき』主題歌
プラスティック・ラブ・レター(1984年4月21日)
行きすぎてブロークン・ハート(1984年7月21日)
ビクター時代
For the boys…(1993年6月2日)- ヒルビリー・バップスのラストアルバム『PUBLIC MENU』収録曲「夢見る頃を過ぎても」のカバー。
太陽とピストル -le soleil et le pistolet-(1993年10月27日)
キミとボク(1996年4月24日)

アルバム
CBSソニー時代
JOJO(1984年7月21日)
ビクター時代
CONEY ISLAND JELLYFISH(1993年6月23日)
Vending Machine(1996年5月22日)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 Text is available under GNU Free Documentation License.