スカーレット・ヨハンソン
- 誕生日:
- 1984年11月22日
- 星座:
- さそり座
スカーレット・ヨハンソンのプロフィール
◆プロフィール◆
名前:スカーレット・ヨハンソン
本名:Scarlett Ingrid Johansson
生年月日:1984年11月22日
出生地:アメリカ合衆国ニューヨーク
国籍:アメリカ合衆国
スカーレット・ジョハンソン(Scarlett Johansson, 1984年11月22日 - )は、アメリカ合衆国の女優、歌手。身長160cm[1]。
左利き。日本で多く見られる「ヨハンソン」という表記は父方の苗字のルーツであるデンマーク系の読み方である。本国(アメリカ)ではジョハンソンと読まれる[2]。
日本ではスカヨハまたは、スカジョ スカ子などの愛称で呼ばれることがある[3][4][5]。
◆生い立ち◆
ニューヨーク州ニューヨークにて、双子の姉として生まれる。名前の由来は『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラからである。
父親のカースティン・ヨハンソンはデンマーク系の建築家[6]、祖父のアイナー・ヨハンソンは脚本家、母親のメラニー・スローンはアシュケナジム・ユダヤ系の映画製作者[7][8][9]。
姉(ヴァネッサ)と双子の弟(ハンター)も俳優をしている[10] 。他に兄弟は兄(エイドリアン)と異母弟(クリスチャン)がいる。
スカーレットが13歳の時に両親は離婚、ニューヨークとロサンゼルスを行き来する生活をしていた。2002年にプロフェッショナル・チルドレン・スクールを卒業[11]。
◆キャリア◆
【俳優活動】
幼い頃から演劇教室(リーストラスバーグ・シアターインスティテュート・フォー・ヤングピープル)に通い、8歳のときにオフ・ブロードウェイの舞台『Sophistry』でデビュー。
1994年に『ノース 小さな旅人』で映画デビュー[12]。『のら猫の日記』でインディペンデント・スピリット賞主演女優賞にノミネート、『ゴーストワールド』でトロント映画評論家協会の助演女優賞を受賞し、注目を集める。
2003年公開の『ロスト・イン・トランスレーション』、『真珠の耳飾りの少女』での演技が高く評価され、この年のヴェネツィア国際映画祭ブレイク女優賞やロサンゼルス映画批評家協会賞ニュー・ジェネレーション賞を受賞、
英国アカデミー賞では両作品で主演女優賞のダブル候補となり、前者の作品で共演のビル・マーレイと共に受賞。ゴールデングローブ賞においても前者の作品でミュージカル・コメディ部門に、後者の作品でドラマ部門の候補となった。
2004年公開の『ママの遺したラヴソング』で再びゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)の候補となった。
2005年には『アイランド』で初のサマーシーズンの大作映画でユアン・マクレガーと共に主演を務めるが、作品は興行的に奮わず失敗作となり、フィルムメーカーから失敗の責任を押し付けられてしまった[13]。
一方、同年公開の低予算で作られたウディ・アレン監督作の『マッチポイント』ではゴールデングローブ賞 助演女優賞の候補となった。
2006年にはトム・クルーズ主演の『M:i:III』にも出演する予定であったが、製作の遅れに伴い降板。
一説ではクルーズにサイエントロジー入信を迫られたためとも報道[14]された(ちなみにスカーレットが演じる予定だった役にはケリー・ラッセルが起用された)。また、同年公開された『ブラック・ダリア』では批評家からミスキャストと評された[15]。
2010年1月にアーサー・ミラーの戯曲『橋からの眺め』でブロードウェイデビューを果たし、トニー賞演劇助演女優賞を受賞した[16]。
2012年、『アベンジャーズ』にブラック・ウィドウ役で出演し、世界各国の興行収入を塗り替える大ヒットとなった。続く『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』にも同役で出場。
【音楽活動】
2007年4月27日にカリフォルニア州インディオで行われた野外ロックフェス「Coachella Music Festival」でジーザス&メリーチェインのライブに特別出演した[17]。
2008年5月20日にトム・ウェイツの楽曲10曲をカバーしたアルバム『レイ・マイ・ヘッド』で歌手デビューした。
同アルバムはデヴィッド・ボウイもボーカルで参加している[18]。アメリカのビルボードチャートでは初登場126位、イギリスのアルバムチャートでは初登場63位を記録。
【その他の活動】
2004年からルイ・ヴィトンの、2006年からはロレアルの広告塔に起用されている。2006年にはスポーツ用品ブランドのリーボックと「Scarlett "Hearts" Rbk」 の共同開発を含めたパートナー契約を結んでいる[19]。
2008年12月11日のノーベル平和賞コンサートの司会を俳優のマイケル・ケインと共に務めた[20]。
【メディアによる外観】
ハリウッド女優を代表するグラマー美女として認知されている。
2006年2月に、キーラ・ナイトレイと共に表紙を飾った米ファッション誌『Vanity Fair』でセミヌード姿を披露した。
同年の3月27日に発表された米男性誌『FHM』が毎年行っている「世界で最もセクシーな女性100人」の2006年版ではトップに選ばれた[21]。
2003年に俳優のベニチオ・デル・トロとロサンゼルスのホテルのエレベーター内で性行為に及んだとの報道がされた。彼女は行為を行ったことを否定している。ちなみに彼女はエイズ検査を年に2回受けていると発言している。
【私生活】
過去に野球選手のデレク・ジーターや俳優のジャレッド・レトやベニチオ・デル・トロ、『ブラック・ダリア』で共演したジョシュ・ハートネットと交際していた。
ミュージック・ビデオに出演したことにより仲を噂されたジャスティン・ティンバーレイクとのことは、否定している。
2007年からは俳優のライアン・レイノルズと交際しており、2008年5月5日に婚約[22]、同年9月27日にカナダ・バンクーバー郊外で結婚[23]。2010年12月、離婚した[24]。
夫婦関係の悪化によるものでは無いとしており共に慰謝料は求めず、離婚後も仲良く食事をする様子などが目撃されている[25]。
離婚後はショーン・ペンと交際していたが、短期間で破局した。
スカーレット自身はユダヤ人だが、無神論者である。受賞時に神に感謝することは考えられないと発言している。
料理好きをアピールするなど、普段のパブリックイメージからは意外とも思える家庭的な一面をアピールしている。
2011年、所有するiPhoneがハッキング被害を受け、中に保存していたスカーレットのものとみられるヌード写真が流出したと報じられた[26][27][28]。
この件に関してはFBIの捜査の結果、フロリダ州在住の男性が逮捕された[29]。
【チャリティー】
オックスファムという団体と共にチャリティー活動を行っている。2007年8月にがんの予防や治療法を研究する団体へのチャリティ目的として、ネックレスのチャームをデザインした。
2008年3月には映画『そんな彼なら捨てちゃえば?』のプレミアでスカーレットをエスコートする権利のチャリティーオークションがかけられ、約US $40,100ドル(約405万円)で落札された。
収益はオックスファムに寄付される[30]。しかし、2014年1月にはイスラエル製品のソーダストリーム広告塔となったことによりオックスファム親善大使を辞任し、パレスチナ支援者から大きな非難を招いた[31]。
【政治上の支持】
民主党支持者である。2004年の大統領選挙ではジョン・ケリー候補を支持した。2008年の大統領選挙ではバラック・オバマ候補を支持しており、2008年1月2日にアイオワ州にてオバマ候補の推進運動を行った[32]。
また、ウィル・アイ・アムがオバマ候補を応援する歌「Yes We Can」のミュージック・ビデオに出演。
◆主な出演作品◆
【映画】
1994
・ノース 小さな旅人 North ローラ・ネルソン役
1995
・理由 Just Cause ケイト・アームストロング役
1996
・のら猫の日記 Manny & Lo アマンダ役
・失恋セラピスト If Lucy Fell エミリー役
1997
・ホーム・アローン3 Home Alone 3 モリー・プルット役
・Fall 少女
1998
・モンタナの風に抱かれて The Horse Whisperer グレース・マクレーン役
1999
・ジョージ My Brother the Pig キャシー・コールドウェル役
2001
・バーバー The Man Who Wasn't There レイチェル・“バーディ”・アバンダス役
・アメリカン・ラプソディ An American Rhapsody ジュジー/スーザン・サンドール役
・ゴーストワールド Ghost World レベッカ役
2002
・スパイダー パニック! Eight Legged Freaks アシュリー・パーカー役
2003
・真珠の耳飾りの少女 Girl with a Pearl Earring グリート役 ※ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
英国アカデミー賞 主演女優賞ノミネート
・ロスト・イン・トランスレーション Lost in Translation シャーロット役 ※英国アカデミー賞 主演女優賞受賞
ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)ノミネート
2004
・イン・グッド・カンパニー In Good Company アレックス・フォアマン役
・ママの遺したラヴソング A Love Song for Bobby Long パーシー・ウィル役 ※ゴールデングローブ賞 主演女優賞(ドラマ部門)ノミネート
・スポンジ・ボブ/スクエアパンツ The SpongeBob SquarePants Movie ミンディ役 (声の出演)
・スカーレット・ヨハンソンの百点満点大作戦 The Perfect Score フランチェスカ・カーティス役
2005
・マッチポイント Match Point ノラ・ライス役 ※ゴールデングローブ賞 助演女優賞ノミネート
・アイランド The Island ジョーダン・2・デルタ/サラ・ジョーダン役
・理想の女 A Good Woman メグ・ウィンダミア役
2006
・プレステージ The Prestige オリヴィア・ウェンスコンブ役
・ブラック・ダリア The Black Dahlia キャサリン・“ケイ”・レイク役
・タロットカード殺人事件 Scoop サンドラ・プランスキー役
2007
・私がクマにキレた理由 The Nanny Diarie アニー・ブラドック役
2008
・ブーリン家の姉妹 The Other Boleyn Girl メアリー・ブーリン役
・それでも恋するバルセロナ Vicky Cristina Barcelona クリスティーナ役
・ザ・スピリット The Spirit シルケン・フロス役
2009
そんな彼なら捨てちゃえば? He's Just Not That into You アンナ役
2010
アイアンマン2 Iron Man 2 ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役
2011
幸せへのキセキ We Bought a Zoo ケリー・フォスター役
2012
・アベンジャーズ The Avengers ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役
・ヒッチコック Hitchcock ジャネット・リー役
2013
・her/世界でひとつの彼女 Her サマンサ役(声の出演) ※放送映画批評家協会賞 助演女優賞 ノミネート
・ドン・ジョ Don Jon バーバラ・シュガーマン役
・アンダー・ザ・スキン 種の捕食 Under the Skin ローラ役
2014
・キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー Captain America: The Winter Soldier ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役
・LUCY/ルーシー Lucy ルーシー役
2015
・Avengers: Age of Ultron ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウ役
【ミュージック・ビデオ】
ボブ・ディラン「When the Deal Goes Down」(2006年)
ジャスティン・ティンバーレイク「What Goes Around...Comes Around」(2007年)
ウィル・アイ・アム「Yes We Can」(2008年)
【CM】
森永乳業「マウントレーニア カフェラッテ」(2006年 - 2008年)
◆ディスコグラフィー◆
【アルバム】
レイ・マイ・ヘッド Anywhere I Lay My Head (2008年)
Break Up(2009年) - ピート・ヨーン(英語版)との連名
◆主な受賞◆
【英国アカデミー賞】
2003年度 主演女優賞 『ロスト・イン・トランスレーション』
トロント映画批評家協会賞
2001年度 助演女優賞 『ゴーストワールド』
ロサンゼルス映画批評家協会賞
2003年度 ニュー・ジェネレーション賞
ボストン映画批評家協会賞
2003年度 主演女優賞 『ロスト・イン・トランスレーション』
ハリウッド映画祭
2003年度 ブレクスルー女優賞
ヴェネツィア国際映画祭
2003年度 ブレイク女優賞 『ロスト・イン・トランスレーション』
トニー賞
2010年度 トニー賞演劇助演女優賞 『橋からの眺め』
セザール賞
2014年度 名誉賞
【関連書籍】
『スカーレット・ヨハンソン 彼女が愛される理由』(ブルース・インターアクションズ、2008年)
脚注
^ http://www.imdb.com/name/nm0424060/bio?ref_=nm_ov_bio_sm
^ Right pronunciation of Scarlett Johansson
^ スカヨハが伝説のシャワーシーンに挑む! 『ヒッチコック』予告編映像が解禁
^ 『アイアンマン2』特集第2弾:スカヨハ=アンジー!A級セクシーアクションキャラ降臨!!
^ 【イタすぎるセレブ達】スカヨハ:激しく追いかけ過ぎ、ショーン・ペン:コミットメント嫌い、破局の理由が明らかに。
^ The Irish Times. (2012年4月27日). http://www.irishtimes.com/newspaper/theticket/2012/0427/1224315215457.html
^ “Scarlett Johansson's a Jew, too”. JTA. (2008年3月23日) 2008年3月23日閲覧。
^ Young, Neil (2004年1月6日). “A period film made by someone who hates period films – Peter Webber on Girl with a Pearl Earring”. Neil Young's Film Lounge. 2006年4月12日閲覧。
^ Weiss, Anthony (2006年4月7日). “The Scarlett Grandma”. The Jewish Forward. オリジナルの2008年1月20日時点によるアーカイブ。 2006年4月12日閲覧。
^ Hunter Johansson - インターネット・ムービー・データベース(英語)
^ “Distinguished Alumni”. Professional Children's School. 2009年7月28日閲覧。
^ “Scarlett Johansson Biography”. People. 2009年7月26日閲覧。
^ eiga.com (2005年8月23日). “「アイランド」失敗の濡れ衣がスカーレット・ヨハンソンに?”. 2006年9月27日閲覧。
^ Radar online (2005年6月17日). “Cruise Encounters of the Third kind/Rader”. 2006年1月13日閲覧。
^ MLive.com (2006年9月15日). “Stylish `Black Dahlia' recalls crime dramas of the 1940s”. 2006年11月1日閲覧。
^ Healy, Patrick (2010年6月14日). “The 64th Annual Tony Awards”. The New York Times
^ AFPBB News (2007年4月28日). “スカーレット・ヨハンソン、野外ロックフェスで特別出演”. 2007年5月1日閲覧。
^ eiga.com (2008年2月15日). “スカーレット・ヨハンソン、デビューアルバムでD・ボウイと共演”. 2008年2月18日閲覧。
^ リーボック・ジャパン (2006年9月5日). “リーボック、映画スター スカーレット・ヨハンソンとのパートナー提携 でセンセーショナルなファッション・コレクションSCARLETT "HEARTS" RBKを発表”. 2006年10月5日閲覧。
^ afpbb (2008年12月12日). “「ノーベル平和賞コンサート」司会はM・ケイン&S・ヨハンソン”. 2009年1月30日閲覧。
^ FHM ONLINE (2006年3月27日). “100 Sexiest Women 2006!”. 2007年4月14日閲覧。
^ シネマトゥデイ (2008年5月7日). “セクシー女優スカーレット・ヨハンソン婚約!お相手は『ブレイド3』のあの人!!”. 2008年5月9日閲覧。
^ シネマトゥデイ (2008年9月29日). “スカーレット・ヨハンソン、電撃結婚!ライアン・レイノルズとカナダで結婚式!!!”. 2008年9月29日閲覧。
^ “S・ヨハンソンとR・レイノルズ、離婚へ”. AFPBB (2010年12月15日). 2010年12月15日閲覧。
^ [1]シネマトゥデイ 2010年12月23日
^ Winter, Jana (2011年9月14日). “FBI Investigating Alleged Nude Scarlett Johansson Photo Hack”. Fox News 2011年9月14日閲覧。
^ Derschowitz, Jessica (2011年9月14日). “Scarlett Johansson taps FBI over allegedly hacked nude photos”. CBS News 2011年9月14日閲覧。
^ D'Zurilla, Christie (2011年9月14日). “Scarlett Johansson enlists FBI over allegedly hacked naked photos”. Los Angeles Times 2011年9月14日閲覧。
^ http://latimesblogs.latimes.com/lanow/2012/06/scarlett-johansson-hacker-should-get-71-months-and-pay-celebs-money.html
^ シネマトゥデイ (2008年3月14日). “セクシー女優、スカーレット・ヨハンソンが約400万円で落札される!”. 2008年3月15日閲覧。
^ ハーレツ (2014年1月12日). “Israeli firm SodaStream hires Scarlett Johansson as its new face”. 2014年1月31日閲覧。
^ THE Nation (2008年1月3日). “Obama, Scarlett Johansson And a Facebook Primary”. 2008年1月21日閲覧。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 Text is available under GNU Free Documentation License.