<答えはないけれど>学習能力が高いのに支援級に在籍するのはもったいない?誤解と戸惑いと…
2026.01.16 13:25
提供:ママスタ☆セレクト
『もし自分の子どもが障害者グレーゾーンだとしたら、どうするのが正解?』少しセンセーショナルな質問からはじまった今回のテーマ。投稿者さんは、わが子と同じ学校に通うお子さんを見てなにか思うことがあったようです。
『多少ムリをさせても普通級で学力をつけさせるのと、支援級で障害者としての人生を歩ませるとしたら、どちらがいいんだろう』
わが子のことではないのであくまでも「参考に」という形で締めくくられたこの質問。考えても答えは当事者にしか出せない、当事者ですら出せるかどうかわからない内容ではありますが、このような疑問にママたちがどのような反応を見せたのか興味深くはありそうです。
学力の高い子どもが支援級はもったいない?
『うちの子の同級生に数字に強くとても賢い子がいるんだけど、支援級に入っていてもったいないなあと思った』
高い知能をもつお子さんが支援級に通うことを「もったいない」と感じたと話す投稿者さん。そのお子さんは常にハイテンションで落ち着きがなく、朝は学校内のそこらじゅうで眠り込んでしまうのだそう。常に敬語で礼儀正しい喋り方のその子は、致命的な何かがあるようには思えない。このようなお子さんなのだそうですが、はたして投稿者さんの話しているように「支援級」はもったいないのでしょうか。
支援級に対する誤解
『支援級は学力の低い子、勉強ができない子の行くところではなく、支援の必要な子が行くところだよ』
ママの声にあるように、支援級は学校生活に困りごとを抱えている子どもたちに支援の手を差し伸べるところではないでしょうか。学習面で普通級ではついていけない子たちなどは、その子にあった学習内容やペースでの指導がおこなわれることもありますが、学力的に問題がない子にはそれ相応の指導がおこなわれていることでしょう。発達障害などの場合、集団での生活が苦手で場を乱してしまうとか、感覚過敏などの二次障害から集団の中にいることに苦痛を感じるケースもあります。コミュニケーションの問題を抱える特性をもつお子さんもいます。そのような子たちは、支援級に在籍することで、心の平穏やバランスを取っている可能性もありますね。
『クラスのみんなに迷惑をかけちゃうなら支援級でもよくない? 勉強は塾とか家庭学習でも補えるし』
学校とは勉強だけを学ぶ場ではありませんよね。人と人との関わりを学んだり思いやりの心を育んだり。決まった時間に決まった場所へ行き、決められたことをこなすというルーティンを習慣づける場でもあります。支援級に在籍していると普通級でおこなわれている学習に追いつかないと思うかもしれませんが、それは誤解かもしれません。たとえ支援級に在籍していても、やり方はいくらだってあるのではないでしょうか。ママの声にあるように、塾や家庭学習といった、その子なりの学び方があるはずですよね。ですから勉強以外の学びを支援級でじっくりと学んでいるのかもしれません。学校にしかできない学びもきっとあるでしょうし。
わが子にムリさせたくない!
『「ムリをさせてまで」の時点で、子どもに過度な負荷がかかっている。強いストレスは本人のためにならない。親としてはグレーゾーンだろうが、障害があろうが、子どもがその子らしくいられる環境を作るだけ』
『一定の学力をキープしつつ、本人が生きやすい環境を見つけてあげる』
たとえグレーゾーンであっても、障害者として医療機関から認定されたのでなければ、特別な支援が必要でない子どもたちと一緒に、学び・生活をさせたいと考える保護者の方もいらっしゃるでしょう。それもひとつの選択です。しかし、支援級への在籍の有無はさておき、わが子にムリをさせてまで何かをさせようとしたくないという声も寄せられていたのです。個を尊重し大切にしようとする動きが目立つ世の中になったからこそ、選べる選択肢も増えています。だからムリを強いる必要はないのかもしれません。ママたちは、子どもに障害があろうがなかろうが、わが子が生きやすい環境を模索し、サポートしていこうと一生懸命なのではないでしょうか。
答えはひとつではない
『どちらかしか選択肢がないと思わないでほしい』
投稿者さんの投げかけた問いに、ママたちからはさまざまな声が寄せられました。しかし、断定的な答えは少なく、大変難しい問題であると思い知らされる流れとなっていました。あくまでも「たられば」で話しているとはいえ、現実的に考えることは難しいのかもしれませんね。わが子にとって何が幸せなのかを考えれば答えが出るのかと思いきや、そのようなことは、いつ最終的な答えが出るかわからないのが人生。ですから、ママの声にあるように、選択肢は1つや2つではないと考え、多くの選択肢が得られるようにいろいろなことを「知ろう」としてみるといいのかもしれません。長い人生どこで何が起こるかわかりませんから、万が一何かが起こったときに武器にできる「知識」をたくさん蓄えておきたいものですね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・善哉あん
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