＜離婚の危機＞「別れるならパパを選ぶ」と言われた。旦那のほうが家族に無関心なのに…心が折れた

離婚を考える際には、考えなければいけないことがたくさんあります。そのなかでも大きなウェイトを占めているもののひとつは、子どものことではないでしょうか。夫婦の間に未成年の子どもがいる場合、当然ながら夫婦のどちらが親権をもつのかを決める必要があります。しかし決めるときには思いもよらないトラブルが起こることもあるようです。
『娘から「離婚したら私はパパと暮らす」と言われました』
半年ほど前から家庭内別居状態になった投稿者さん夫婦。原因は旦那さんが家族に無関心な態度を取り続けたからだそう。投稿者さんが育児や人間関係などで精神的に追い詰められていたときに、旦那さんがまったく話を聞いてくれなかったことが決定打になったようです。離婚したいとは思っているものの、子ども2人を育てていること、そして投稿者さんが専業主婦であることもあり、今は耐えるときだと考えています。しかし投稿者さんの精神状態はすでにギリギリの状態です。さてそんな折に、娘さんが「もしママたちが離婚するなら、私はパパについていく。ママは怖いし厳しいし、意地悪だから嫌」と言い出したのです。旦那さんは普段から娘さんにだけは甘く、娘さんも「パパはいつも私を優先してくれる」と心のどこかで認識しているようです。これには投稿者さんは大きな精神的なショックを受けました。子どものために離婚を踏みとどまっているのに、自分の我慢を踏みにじられたような気持ちになったに違いありません。投稿者さんが自暴自棄な気分になっても仕方がないでしょう。

わが子が自分を甘やかすほうになびくのは当然だよ

『親の心、子知らずなのよ。甘えたら何でもしてくれて、何でも買ってくれる人のほうが子どもは嬉しいもん』
『旦那さんは娘さんの大変な部分は投稿者さんに丸投げして、ただ甘やかしていいとこ取りしてるんじゃない？』
『中学生だから母親に反抗期的な面もあるのかも。優しくしてくれる人に流されるのはわかるけど、将来的に困るのは娘さんだと思います』
娘さんの発言に対して非難めいた声があがりましたが、「自分に甘くしてくれる人を選ぶのは無理もない」とのコメントも寄せられました。やたらと甘やかす旦那さんと厳しく指導する投稿者さん。本当に娘さんを思っているのは投稿者さんのほうだろう、とママたちは推測したようです。しかし娘さんはまだ中学生。投稿者さんの厳しさの裏側にある愛にはまだ気づけないのかもしれません……。

結局良いとこ取りする旦那さんの態度が問題

『投稿者さんよりも、家庭に無関心な態度で娘さんを甘やかすしかしない旦那さんに問題ありでしょ』
『母親の精神的安定は夫婦関係が直に出るよね。だけどそのことに気づく旦那さんはほぼいない。単に妻のヒステリックなどと捉えて嫌がる』
「家族に関心がない旦那に愛想を尽かした」と話した投稿者さん。しかし旦那さんの問題点はそれだけではないとママたちは指摘しました。無関心なうえに娘さんだけを必要以上に甘やかしたり、投稿者さんの不安定な精神状態からあえて目を背けるような振る舞いをしたりしたこと。こうしたことが投稿者さんを離婚へと突き動かし、娘さんにまで暴言を吐かせた要因だと考えられたようです。なかなかに根が深い問題なのかもしれませんね。

離婚する場合には、娘さんの親権は旦那さんに

『娘さんの希望通りに、息子さんは投稿者さんが、娘さんは旦那さんが引き取って本当に離婚すればいいんじゃない？』
『旦那さんに娘さんを引き取ってもらったら大変さがわかるんじゃないかな？　投稿者さんは息子さんだけ引き取る、でいいと思う』
もし本当に離婚に踏み切るのであれば、娘さんの親権は旦那さんに渡すのがいいかもしれないとのアドバイスも寄せられました。子どもがそれぞれ1人ずつに分かれるなら、養育費の相殺もしやすそうですし、なによりも娘さんの希望を尊重するのがいちばんいいと考えられたのでしょう。ひょっとしたら娘さんは「こんなはずじゃなかった」と思うかもしれませんが……。もちろんどうなるかは現時点では誰にもわかりません。

メンタル面が心配。自分を大切にしてね

『なんのアドバイスもできませんが、お疲れ様です。一度肩の力を抜いてみてもバチは当たらないと思いますよ』
『投稿者さん、神経をすり減らしちゃってない？　少し力を抜こう。少し心に問題がありそうならカウンセリングを受けてみるとか』
投稿者さんのメンタル面を心配する声もあがりました。最愛の娘さんから「ママは嫌い、パパと暮らす」と言われたときのショックは計りしれません。精神的に大ダメージを負ってしまっても無理はないでしょう。必要であれば、カウンセリングを受けてみるのもひとつの方法です。投稿者さんがこれ以上追い詰められないようにしてほしいですね。

娘さんからのひと言に深く傷ついた投稿者さん。大切に育てたわが子から拒否するようなことを言われたら傷つくのは当たり前のことです。本当に離婚するかはさておき、まずはご自身の心と体の健康を最優先に、これ以上深く傷つくことがないようご自愛ください。

文・motte　編集・いけがみもえ　イラスト・猫田カヨ