

<後悔>戦争体験を直接聞いたことある?「死ぬのが怖いのか」と殴られた元特攻隊の曽祖父の話
2025.08.13 10:25
提供:ママスタ☆セレクト

2025年は終戦から80年という節目の年。みなさんの祖父母世代のなかにも、戦争を経験し、奇跡的に生還した方がいるかもしれません。とはいえ、あの時代を知る方々も高齢化が進み、直接話を聞ける機会はどんどん少なくなっているのではないでしょうか。ママスタコミュニティにも、あるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。
『うちのひいじいさんは戦争で特攻隊だった。でも6回出撃して、6回とも生きて帰ってきたのが自慢らしい。けど上の人から「死ぬのが怖いのか? お前の任務は特攻だ」と殴られていたみたい。臆病者、非国民の恥さらしだと言われて、最後は燃料を半分にされて片道切符で行かされたけどそれでも帰還した。特攻せず、相手戦艦を爆撃もせず、下から爆撃されないところでずっといたらしい。戦果もゼロ。ただ飛行機で飛んでただけらしい』
投稿者さんは、曽祖父から直接戦争体験を聞く機会があったようですね。特攻隊として命を捧げることを求められながらも、生きる道を選び、生還されたとのことです。当時は「一億玉砕」などのスローガンのもと、国のために命を捧げることが美徳とされていた時代。そうした空気に流されず、自らの命をつないだ曽祖父は、強い意志を持った方だったのでしょう。その選択は、今を生きる私たちにとっても、大きな教訓になるのではないでしょうか。この投稿をきっかけに、自分や家族の戦争体験を語るママたちの声も多数寄せられました。いくつかご紹介します。
奇跡的に生還した祖父母世代の戦争体験
『うちのじいさんは海軍で普段は食事作り担当だったんだって。「海軍カレーの元祖はじいちゃんが作った!」と言っていたな』
『うちの曽祖父も戦争行ったけど一緒に行った仲間はほぼ全員亡くなって数人だけ帰国したらしい。仲間の遺骨がないから現地の小さな石を靴に隠して帰国する時に持ち帰り仲良かった兵隊さんの遺族に渡したんだって。10年前に亡くなって最後は認知症だったけど、戦地の記憶は鮮明でよく話してくれた』
こちらは、奇跡的に生還された祖父母を持つママたちのコメントです。こうした声を読むと、戦場は生と死が紙一重で、いつなん時命を落としてもおかしくない切迫した状況だったことが伝わってきますよね。ほんの偶然や運に助けられて生き残った方も多く、その命の重みを感じずにはいられませんよね。
悲惨な戦争について口をつぐんだままの人もいる
『じいちゃんもばあちゃんも戦争の話は一切してくれなかった。「教えたいけど、ごめんね。思い出したくないし、知らなくていいよ。知らなくていい」と泣き出しちゃった』
『うちのじい様はシベリア抑留から帰ってきた人なんだけど、その事は一切話してくれなかったな。過酷な体験だったんだろうな、と子ども心に思っていた』
『うちの亡くなったじいちゃんも、ほとんど戦争のことしゃべらなかった。戦地で散った仲間を思うといたたまれないらしく、話ししかけても途中で口をつぐむってことがほとんどだった』
戦争体験を語ってくれる人がいる一方で、まったく語ろうとしなかったという声も少なくありませんでした。仲間が戦死する中で自分だけが生き残ってしまった罪悪感に苦しんでいた方もいれば、敵を殺さなければならなかった記憶に苛まれ、沈黙を選んだ方もいるでしょう。そうした過酷な体験を口にするには、相当な精神的エネルギーを要するのだと思います。なかには、亡くなる直前になってようやく口を開いたという方もいました。語られなかった背景には、深い悲しみや葛藤があったのだと、私たちも想像し、そっと理解したいものですよね。
もっと聞いておけばよかった
『祖父母も実父も亡くなってしまったから詳細はもう聞けない。無理やりにとは思わないけど、話を聞く機会がある人はその時間を大切にしたほうが良いと切に思う』
『私ももっと戦争の体験談を聞いておけば良かったって最近になって後悔している。生きているときはあまり聞いてはいけないことなのかと思って、聞くのに勇気が出なかった』
すでに亡くなってしまい、戦争体験を直接聞けなかったと後悔する声も多く寄せられました。戦争体験を聞く機会が少なくなった今、過去の記憶を後世に語り継ぐことは、これからの平和を守るためにも大切なことです。とはいえ、悲惨な経験を無理に引き出すことは避けるべきですし、聞く側にも相応の覚悟と配慮が求められます。戦争の体験を聞くというのは、それだけ重く、難しいことなのだと改めて思わされます。
たとえ直接話を聞くことができなくても、原爆についての資料館や知覧特攻平和会館、戦争を描いた映画や書籍などを通して、戦争の悲惨さを学ぶことはできますよね。心が張り裂けそうになるかもしれませんが、「今、平和であること」は決して当たり前のことではないと実感できるはずです。
一人ひとりが平和の尊さに目を向け、同じ過ちを繰り返さないための糧にすること。そして、私たちが今ここにいるということの背景には、語られざる多くの命の選択があったのだということを、決して忘れてはならないのではないでしょうか。
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