

<ルールも制限も無意味?>親の目を盗んでスマホに没頭する受験生。もう自己責任として放っておく?
2025.05.11 19:25
提供:ママスタ☆セレクト

今の子どもたちの多くは、生まれたときからスマホがすぐそこにあった世代。中学生にもなれば、毎日当たり前のようにスマホを使う子もいます。使いすぎないようママがどんなに制限をかけても、わずかな隙をかいくぐる場合も。
暇さえあればスマホばかり。このままじゃ受験が心配
ママスタコミュニティに投稿をあげたのは、中学3年生のお子さんを持つママでした。受験生になったにもかかわらず、スマホ依存が続いているお子さん。どんな対策を取ればいいのか、悩んでいるそうです。
『暇さえあればスマホのわが子。何度注意してもロックを掛けても勝手に解除するなど、親の目を盗んで見ています。受験生なのでやめさせたい! スマホ利用の制限やルールを作った方、どんなふうにしましたか?』
中学生になった時点でスマホを手にした、投稿者のお子さん。使うときはリビングで、夜間は使用禁止などの制限をかけたものの、勝手に解除。スマホが使える時間が終わると学校で使う学習タブレットなどを使い、動画鑑賞をしているとか。何度注意してもまったく効き目がなく、取り上げたこともあるそうです。「本当はそうした強硬手段には出たくない。自主的にやめてほしいけど、うちの子には無理なのかも」といいます。
わが子にスマホを与えるタイミングで、使用時間や使い方などいくつかのルールを作った家庭は多いでしょう。しっかり守れる子がいる一方、スマホの誘惑にズルズル引きずられてしまう場合も。投稿者のお子さんは後者の典型のようです。
『投稿者さんはスマホの使用をやめさせたいの? その先にある勉強が気になるの?』
寄せられたコメントのなかにあった質問です。スマホの利用時間を減らしたいのは山々ですが、投稿者さんがもっとも気になっているのは勉強のこと。「スマホばかりやっていると、勉強時間がなくなってしまう」と答えました。
声かけも制限も意味はない?肝心なのは本人の意志
体験談がいくつも寄せられましたが、受験生になったことでスマホと上手につきあえるようになった事例はごくわずかでした。もとからルールを守れる子は、受験生になっても苦労しない。これに尽きます。投稿者さんもお子さんがスマホ漬けになる前に手を打っておくべきだったのでしょうが、それなりに対策を立ててきた様子は伺えます。
『どんなに対策していても、子どもは抜け穴を見つける。うちもスマホを没収したら、中古のやつを買っていた。そこで話し合ってお互いの妥協点を探して、新たなルールを作ったよ』
その後は新たなルールの元で使い始めたそう。お子さん自身がルール作りに参加したことが、功を奏したのではないでしょうか。さらに受験2週間前には「持っているといじってしまうから」と、自らスマホを預けてきたとか。
『家のWi-Fiがつながる時間を制限した。スマホのギガ量ももともと少なめに設定していたので、限度枠を超えたら見づらい感じになっていた。当人も、受験生になったらスマホと距離を置くことを考えたみたい』
使えるギガの量など、投稿者さんが知りたがっていた方法の参考にもなりそうです。ただ、この子がスマホと離れられたのは存分に使えなかったからではなく、受験生となったこと。それはママが注意したからではなく、あくまでその子の自発的なもの。ここが一番肝心です。
『自分で「どうにかしないと」と思わなければ、無理なのでは』
目立ったのは、こうした意見でした。投稿者さんがどんなに注意しようがどんな制限をかけようが、本人が考えを改めなければどうにもできないのではないでしょうか。このコメントをくれたママは「うちの子は『自分では止められないから』と、私に暗証番号の設定を頼んできた」と、教えてくれました。本人が考えを改めることなしに、スマホと離れるのは難しいようです。
勉強とスマホの有無は無関係?今わが子のためにできることは
コメントのなかには投稿者のお子さん同様に、受験生になっても依存をやめられなかった子の話もありました。その子の場合はスマホではなくゲームや動画だったそうですが、入試当日の朝も勉強をせずゲームと動画漬けで本番を迎えたといいます。そして、受験の結果は?
『なんとか第一志望に合格できました。ただ仮に不合格でも「受験で得た経験で無駄になることはない」と考え、注意しないよう意識していました』
不合格だったとしても、それは本人が勉強に集中しなかった結果。まったくその通りなのですが、それでも注意したくなってしまうママが大半ではないでしょうか。「スマホを制限するより、1日の勉強時間を決めてそれをクリアしたら使っていいことにするほうが、お子さんには合っているかも。うちはそうしていました」と、アドバイスもくれました。
『スマホを触っているから勉強しないのではなく、勉強しないからスマホなんだよ』
こうした声も目立ちました。利用時間の制限をしたり取り上げるなどしたところで、「親がスマホを管理してどうにかなるのは、せいぜい小学校中学年まで」という方もいます。たしかに年齢的には、もう自分自身の頭で考えて動く時期。いくら投稿者さんがヤキモキしたところで、もうどうにかできることではなさそうです。
『スマホ利用で減るのは勉強時間ではなく、睡眠時間。睡眠不足は勉強の効率をガタ落ちさせるよ』
投稿者さんがやるべきはスマホ利用を制限することではなく、睡眠時間を含めた生活リズムの確立かもしれません。どんなに制限してもスマホをやめないのであれば、放っておく以外にありません。話し合える余地があるならお互いの妥協点を探して、自分でルールを決めさせるのも一案。そして夜間はゆっくり眠るためにも、Wi-Fiを切る。これくらいはしてもいいのかもしれません。
「受験期は周りがそのモードになるから、放っておいてもやるようになる。それでもしないなら、高校に行っても勉強しないよ」という声もありました。あとはお子さんの自己責任です。スマホと距離を置く決意がお子さんはいつできるのか、今は注意したい気持ちをグッとこらえて見守ってみてはどうでしょうか。
文・鈴木麻子 編集・みやび イラスト・わたなべこ
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