<働けない>子どもが3人もいると家事や子育てに追われる。働きに出るなんて到底ムリでしょうか
2025.01.13 09:30
提供:ママスタ☆セレクト
複数人の子育てをしながら家事を見事にこなし、お仕事まできっちりされているママを見かけると、羨ましいなと思うことはありませんか。きっと時間の使い方がうまくて、要領もいいのだろうな、自分にはとても真似できないな……なんて、羨んでみたり落ち込んでしまったりするかもしれませんね。
『高校生・中学生・小学生になる子どもがいます。3人も子どもがいると家事や子育てに追われてしまい働きに出る余裕がありません。もっと要領よくできたら働きに行けるのかなあ』
子どもが3人もいるとお世話だけでも大変そうですよね。投稿者さんは毎日家事や育児に追われて、働きに出ることもままならないとお嘆きのようです。家事や子育てをしながら働きに出ているママたちのように要領よくなれれば、投稿者さんが働きに出ることはできるのでしょうか。それとも本質は他にあるのか……。ママたちの声を見てみましょう。
働き方次第。子ども3人のママでもパートであれば
『どの程度働きたいのかによるんじゃないかな』
『うちの会社、15時までのパートさんは3人子育て中なママが多いよ。私も子どもが3人いる。扶養内で働くから1日5時間で週2~週3のパート勤務で、時間帯は9:00から14:30まで』
投稿者さんのお悩みに対し、短時間勤務のママやフルタイムで働くママなど、さまざまなスタイルで働くママたちから声が寄せられました。そのなかで見えてきたことは、働き方を選べば3人の子育てをしながらでも働けるのではないかということでした。もちろん、複数人の子育てをしながらフルタイムで働き、家事もこなしているママは大勢います。しかし人にはそれぞれ個性がありますので、同じ勤務内容であっても、合う・合わないがあるのです。ですからフルタイムでバリバリ働いているママみたいになれない自分を責める必要なんてありません。自分にあった働き方を見つけることが、家事や子育てをしながらお仕事をするための最短ルートになるのではないでしょうか。
要領よくなる前に、どこまで妥協できるか
『家事も子育ても、手間や時間をかけようと思えばいくらでも時間が必要になる。だからこそ自分がどこまで妥協できるかじゃないかな』
ママが働き出すと、どのような就業形態でも家庭への影響は避けられません。だからこそ重要になることは「妥協」ではないかとママたちは話しています。働きに出ると、どうしても家を開ける時間が増えますよね。そうなると、これまで家事や子育てに費やしていた時間が自動的に減ってしまいます。使える時間が減ってしまうのですから、これまでどおりに動くためには相当な努力が必要になりそうです。しかしそれではママが倒れてしまいかねません。そこで注目したいポイントが「妥協」です。
いつも手作りのおやつを作っていたけれど、ママがお仕事へ行く日は買ってきたお菓子やくだものなどをおやつにしてみる。畳んで収納していた衣類をハンガー収納にしてみたり掃除機を毎日から2日に1回にしてみたりするとか。その人なりの妥協ポイントを見つけることで仕事と家事・子育てのバランスが取れるのではないでしょうか。
使えるものは何でも使う
『買出しはすべてネットスーパーなどの宅配にする』
『家事の時短を目指す。洗濯はドラム式洗濯機で可能な限り乾燥までおこなう。食器や調理器具は食洗機で洗って乾かす。これで自分の手を使う時間が格段に減るので、ママの負担も減るし家事の時短にもつながるよ』
毎日のように買い物へ行っていたのを週3回に減らす。ネットスーパーを上手に取り入れる。思い切って便利家電を導入して家事に関する時間と負担を減らす。このように使えるものをどんどん駆使していくことで、ママが働きやすい環境になります。これらは決して手抜きをしているわけではありません。合理的に家事を進めるためには必要不可欠なことばかりです。またこれらの家電を子どもも使えるようにしておくとさらに便利になりそうですね。簡単なところだと、乾燥機が終わっていたら衣類を取り出しておいてもらうとか、注文しておいた商品を受け取っておいてもらうとか。働くママにとって、家族の協力も重要な要素となりそうです。
まずは現状把握からはじめて対応策を練ろう
『大事なことは、要領がいいことより、何に時間をかけるかを決めることじゃないかな』
投稿者さんは本当に要領が悪いのでしょうか。答えを知る機会は、あるようでなかなかないのかもしれません。ならこの機会に、ご自身の1日を振り返って記録してみてはいかがでしょう。何時に起きて、何をするのか。それぞれの所要時間はどれぐらいなのか。まずは事細かに書き出してみてください。1日中だと大変であれば、まずは朝起きて子どもたちを送り出すまでとか、お昼ご飯にする前までとか細かく区切ってもよさそうですね。
漠然とおこなっていた行動を見なおすことで、家事の負担やかかる時間を軽減できる可能性が出てきます。もちろん、変更できないことも出てくるでしょう。しかし、何に時間がかかるのか、時間をかけなくてはならないことは何なのかかがわかるだけでも大きな変化をもたらせそうです。これは働きに行く・行かないにかかわらずやっておくと便利ですね。
人は変われる。まずは行動!
働きに行きたいと思ったのであれば、なんでもいいのでまず行動してみてはいかがでしょう。ちょっとしたことを子どもに手伝ってもらうとか、家事のやり方を変えてみるとか。いつもこだわっていたものを、少し手放してみるなんてこともいいかもしれませんね。子どもたちにママが働きに出たいことについて話をしてみてもいいでしょう。
できないと思い込んでしまうと、できることも本当にできなくなってしまいかねません。ぜひ前向きに、できることから行動してみてください。大先輩であるママたちの声などを参考にしながら、ご自身にあった環境づくりに挑戦してみてくださいね。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・猫田カヨ
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