＜フキゲンな家族旅行＞旦那も反抗期の子も自分勝手。「旅行はケンカするから嫌」と嘆くママ

長期休暇やお盆、年末年始の楽しみといえば旅行ですよね。家族だけの思い出も増えて、家族の絆も強くなることを期待して家族みんな揃って旅行に行きたいママも多いはず。しかしママスタコミュニティには「旅行に行くと喧嘩」というタイトルで、こんな投稿がありました。
『旦那が子どもの意見を聞かないでどこに食事に行くか決めようとしたり、反抗期中の子どもが「写真は嫌だ」とか言ったり。いろいろ私が我慢している』
家族旅行をすると、旦那さんが自分勝手な行動をしたり、反抗期のお子さんが家族写真を撮りたがらなかったりして、家族のまとまりがない旅行になってしまうそう。旅行のたびに投稿者さんがいろいろと我慢しているそうで「旅行で喧嘩するから行きたくない」と綴られていました。この投稿にママたちからはさまざまなコメントが寄せられています。

うちの旦那も同じだよ！子どもが大きくなったら旦那抜きで旅行もあり

『みんなで「並ぶけど海鮮を食べたいね」となっていたのに、旦那は並ぶのが嫌でどこでも食べられそうなところに行こうとしたり、タバコが吸える場所があるといつの間にかいなくなったり。私はみんなの意見をまとめているけど、しまいには「俺が我慢している」と言われた』
旦那さんの自分勝手な行動について具体的に説明していた投稿者さん。事前に家族みんなで決めたお店のジャンルがあったにも関わらず、行列に並ぶことを嫌って行くお店を勝手に変えてしまう。タバコを吸いに何も言わずにどこかに行ってしまって投稿者さんが探さなくてはいけなくなる。家族といえども集団行動をしているにもかかわらず、自分本位な行動が多くて嫌になってしまうそうです。さらには、みんなの意見を取りまとめて我慢している投稿者さんの苦労も知らずに、自分だけが被害者のように言ってくるそう。これには投稿者さんがイライラして旅行に行きたくなるのも頷けますよね。
『うちも大体旦那が不機嫌になる。子どものやりたいことをさせてあげたい私と、待ちたくない上に子どもの相手が面倒な旦那で意見が分かれる。今は子ども以上に面倒だけど、子どもも小さいから荷物持ちとか場所取りの人だと思っている。もう少ししたら一緒に行かなくなると思う』
『うちは子どもも私も、旦那抜きで旅行したいと意見が一致してしまっている』
投稿者さんのモヤモヤにママたちからは共感の声も寄せられていました。家族旅行では混雑や子どものグズりなどもあって予定通りに進まず、旦那さんが不機嫌になるパターンは珍しくないのかもしれません。普段から予定通りに物事が進まないことが当然の子どもたちと接しているママからすると、家族旅行のトラブルは仕方ないものだと思えるでしょう。しかし子育てをあまりしていないタイプの旦那さんだと、物事が予定通りに進まないことに慣れておらず、家族のことを考えた行動ができなくなるのかもしれません。そのためママたちのなかには無理に家族全員で行くのではなく、子どもがある程度大きくなってからは旦那さん抜きで旅行をしているという人もいました。

発想を変える！旅行ではなく日常の延長と捉えてみては

『お互いにいい思い出を作ろうと力むから喧嘩が増えるらしいよ。日常の延長だと思って行くのがいい』
投稿者さんとしては思春期のお子さんたちのこともあるので、可能な限り家族みんなで旅行したいと考えているのでしょう。旦那さんが不機嫌にならず、かつ投稿者さんも旦那さんの行動でイライラしないようにするためのアドバイスも寄せられています。まずは旅行そのものに対して「思い出を作らなきゃ！」と意気込みすぎないことが大事かもしれません。「せっかく時間もお金も使っているのだから」「年に数回しかないし」と旅行に対して期待値が高くなりすぎると、予定通りにならないことでネガティブな感情になりやすくなるのでしょう。しかしちょっとしたお出かけ程度に捉えておくと、旦那さんも行列にイライラせず、投稿者さんも旦那さんの不機嫌を「まあ、いいか」と思えるかもしれませんね。
『行く前にある程度行きたいところを決めていくといいよ』
『事前に絞っておくの大事よね。うちは行き先が決まったらどこに行きたいか相談して、決めるところから旅行が始まる』
また行き先やお店などをある程度絞っておくというアドバイスもありました。投稿者さんの家庭でも「海鮮を食べたい」という話し合いは事前にしていたようですが、それもお店を3つほどピックアップしておくといいかもしれません。そうしておけば候補の1つが行列で行けないとしても、他の候補のお店に行くことができますよね。

絶対に譲れないことや、妥協できることを事前に決めておくのは？

『誰かが自我を通そうとすると嫌な思いをする人が増えるよ。家族でもやりたいことや、やりたくないことが同じとは限らない。写真嫌いな人って一定数いる。誰かが絶対に嫌がることは避けて、「この部分は旦那さんの意見を尊重するから、この部分は子どもの意見を尊重したい」とそれぞれが楽しめる部分を必ず盛り込んで、妥協できる部分は妥協しないとね』
『お互いのやりたいことが違うとそうなるし、旅行のトラブルや時間をもて余すとイザコザが発生するよね。あとは疲れていたり、お腹が空いているのに休憩場所やお店がなかったりするときもそうなるよね』
『うちも喧嘩になる。もう5年は家族そろって出かけてないよ。喧嘩なんか家でやれるのに、旅先で喧嘩なんてバカバカしいよ』
家族といっても集団で行動するのが家族旅行。全員の希望が通ることはほとんどないといってもいいでしょう。それでもみんなで楽しみたい気持ちがあるのなら、まずは旅行中に避けたいことを事前に決めておくのもいいかもしれません。思春期のお子さんが写真を撮るのが嫌なのであれば、無理に撮ろうとすると家庭内の空気はいいものにはならないでしょう。疲れていたら無理に予定していた場所に行こうとしない、お腹が空いたら不機嫌になる人が増えるからどこかで休憩するなど、家族みんなが無理をしなくて済むルール作りをしておくと旅行中のストレスがなくなるかもしれません。

家族に限らず、旅行はどこに行ったかよりも誰と行ったかが大事なもの。家族全員が集まってどこかにでかけたという事実だけでも素敵な思い出ではないでしょうか。行きたい場所に行くというミッションを、我慢や無理をした上で遂行しなくてもいい。そんな風に捉えてみるとよいかもしれません。ただどうしても投稿者さんが旦那さんの自分勝手な行動に我慢できないのであれば、旦那さん抜きの旅行や、そもそも家族旅行をしない選択肢だってありでしょう。そんなふうに家族旅行に期待をしすぎずゆるやかに捉えることで、心にゆとりを持って旅行ができるのではないでしょうか。

文・AKI　編集・有村実歩　イラスト・加藤みちか