＜気にしすぎ？＞「旦那さんは大人しそうな人ね」と言われた。もしかして陰キャだとバカにされた？

みなさんの旦那さんはどのようなタイプですか？　アウトドア系やインドア系、スポーツタイプにインテリタイプ、きっとさまざまな人がいることでしょう。しかしどんなタイプであれ、そんな旦那さんが好きで結婚を決めたのではないでしょうか？　今回の投稿者さんは、ある女性から言われた旦那さんの感想にモヤモヤしてしまったようです。
『旦那を初めて見た人（女性）が、「〇〇さん（私）の旦那さんに会ったのだけれど、たいへん大人しそうな人だった！」と他の人に話していました。それは決して褒め言葉ではないですよね？　悪気はないのかもしれないけれど、気が強すぎるって有名な人だからか、マウントをとっているつもりのような感じもしてしまいました。ちなみに旦那はたしかに大人しいし、私ともほとんど会話はありません。ですから言われたことはその通りです！』
投稿者さんの言うように、「＂たいへん＂大人しそう」というのは少々意味合いが気になるところ。投稿者さんに言ったわけでなく、他の人に言っていたというのも気になりますよね。もし投稿者さんに直接言っていたのだとしたら、悪意なく言っていた可能性が高そうですが……みなさんはどのように感じたのでしょうか？

たしかにいい印象はない

投稿者さんと同じく褒め言葉ではないと感じたママたちからは、相手を下に見た「性格が暗そう」「害がなさそう」といったニュアンスを含んでいるような気がするといったコメントがあがりました。なかには自分も言われたことがあると話すママもおり、そのときにはやはり誉め言葉でないと感じ、いい気持ちがしなかったと教えてくれました。
『大人しそうと言われたら、「陰キャ」って馬鹿にされているのだろうなぁと感じる』
『私も、「大人しそう」と言われると何だか見下されたような気になる。「大人しそうだから何を言ってもかまわない。大人しそうだから意見も言わないだろう」と相手から見られているのではないかと感じてしまう』
『私も若い頃、落ち着きすぎとか言われて嫌だった』
また、「優しそう」でなく「大人しそう」という言葉を選んでいることに注目するママも。
『大人しそうであっても、優しそうではない人はたくさんいるからね』
それに対して投稿者さんも、旦那さんを「人との距離感があるタイプ」と言っています。夫婦でいるときに誰かと会話することになっても、極力入ろうとしてこないために、仕方なく投稿者さんがあいだに入って会話をつなぐのだとか。いつも距離を縮めることなく無理やり笑顔を作り、質問に答えている感じだと言います。そう聞くと、人とのかかわりを避けている様子が伺え、大人しそうではあっても優しそうとはならないのかもしれません。ただ、それでも投稿者さんとしては「大人しそう」の一言で片づけられたくはないところですね。

女性に悪気はないのでは？

投稿者さんは、相手に「暗そう、無口っぽい」と言われた感じがしたと言っています。しかし、「言った女性に悪気はなかったのかもしれない」とのコメントも寄せられています。
『その人の語彙力が乏しいだけで、悪気はないと思う。モヤる気持ちもわかるけれど、ここは投稿者さんが大人の対応でサラッと聞き流して忘れてあげるのがいいのではないかな』
『大人しそう。気が強そう。〇〇（内輪しか知らない知り合い）に似ている……このあたりを平気で口にする人は苦手』
『他人をネガティブにしか表現できないのは愚か』
その他にも、「大人しそう」を悪口でないと言ったママからはこんなコメントが。
『「大人しそう」って表現がピッタリくる人っているんだわ。穏やかそうとはまた違う』
しかしいくら悪気なくピッタリの表現として使っていたとしても、他のママに言う声が聞こえてきたというこの状況は、たしかにモヤモヤしてしまいそうです。状況が状況なだけに腹立たしい気持ちもあるかと思いますが、寄せられたコメントのように、相手を「言葉選びが上手でなかった」と割りきってみてはいかがでしょうか。気持ちを切り替えられるかもしれませんよ。

開き直って「気にしない」も手

投稿者さんが聞いたところでは、言い方からして「馬鹿にしているんだろうな」と思った様子。「たいへん大人しそうな人だった！」と言っていた相手が気の強いタイプだったというのも気になる点のようです。その相手が気が強い自分を嫌だと感じていたならば、もう少し控えめに旦那さんとも接しているはず。しかし相手は、グイグイと話しかけて旦那のことを「大人しそう」と言っているわけです。そのようなタイプの人に「たいへん大人しい」と言われたら、性格を否定されていると捉えてしまってもおかしくはありません。
『うちの父もそんな風に言われるタイプなのだけれど、「落ち着いている」とか、「穏やかそう」と言ってくれる人もいる。それだとプラスに捉えることができてうれしい』
『同じような言葉でも好意がある人、ない人によって受け取り方は変わるということもあるかもしれないね』
たしかに「大人しそう」は、人によっていろいろな捉え方ができます。「暗い」「陰キャ」と捉える人もいれば、「思慮深い」「大人として落ち着きがある」と捉える人もいることでしょう。そう、「大人しい」とはそこに「たいへん」が付いたとしても、決して悪い意味になるとはかぎらないのです。

旦那さんの性格は、きっと投稿者さんが一番よくわかっているはずです。もちろん相手の方が、旦那さんの全てを知っているわけでもありません。それならば投稿者さんと一緒にいるときに、「大人しい」ことで心が落ち着いたり楽しくなったりする旦那さんであれば、それでいいのではないでしょうか？　とはいえその人が近くにいるとモヤモヤが続きそうですし、悪意について考えず、少し距離を置いてはどうでしょう。

他人がどうであれ、旦那さんのことを結婚するくらいに好きになった投稿者さん。誰かの言葉に悩むより、旦那さんとの時間を幸せに過ごせることが一番です。

文・岡さきの　編集・古川純奈　イラスト・Ponko