<ウチの夫に限って…>いじめた側に自覚ナシ?でも、傷心の事実は消えないから…!【第11話まんが】
【第1話】から読む。
前回からの続き。私(アンナ)は、夫のタクヤと幼稚園児のアサヒとの3人家族です。人見知りなところがある私は、明るく社交的なタクヤに惹かれて結婚。タクヤは私とアサヒをとても大切にしてくれており、毎日幸せに過ごしています。そんな中、タクヤの仕事の関係で引っ越すことになったわが家。新しい土地で私たちを最初に受け入れてくれたのが森田さん親子(メイコさん・ナオトくん)でした。アサヒにとってもナオトくんは大切な友達だし、私にとってもメイコさんは信頼できるママ友。しかしメイコさんは昔、夫にいじめられていたのです。もう私たち家族と関わりを持ちたくないと言うメイコさん。それでも私は、ナオトくんと遊びたがるアサヒを不憫だと思ってしまうのでした。けれどそれは私の一方的な考えであり、メイコさんが夫に傷つけられたと思ってるという事実に、私たち夫婦はしっかりと向き合わなければいけなかったのです。
過去のことは分からないし、それが事実かどうかも、今となっては調べようがないのです。
でも……メイコさんが夫に「傷つけられた」という事実があるのは本当です。
タクヤに分かってもらいたくて、私は一生懸命話しました。すると、タクヤも当時の自分のことを話してくれました。
「俺は、小中学校と、親の期待が大きくて……「優等生でいないといけない」っていうプレッシャーに押しつぶされそうになっていたのはたしかなんだ」
タクヤは、当時、親の期待に応えなければいけないというプレッシャーがストレスとなっていて、周囲の人にきつく当たっていたこともあったそうです。
しかし、そのことに関して、細かくは覚えていないと。でも思い返すと、最低な言動をぶつけていたこともあったかも……と。
きっと、その相手が、メイコさんだったのでしょう。
「俺……彼女に謝りに行くよ」
と言うタクヤ。私は驚いてしまいます。
タクヤは本当に過去のことを詳細には覚えていませんでした。
ただあの頃、自分のストレスを誰かにぶつけていたという自覚はありました。
その中のひとりがメイコさんだったと……。
メイコさんへの謝罪を言い出したタクヤでしたが、今さら謝罪をされることをメイコさんは望んでいないでしょう。
彼女が望んでいることは、今まで通りの平穏な暮らし。
私たちが彼女のためにできることは、その暮らしを守ってあげること。
たとえ息子に寂しい思いをさせてしまったとしても、それを含めて過去の贖罪として対応していかなくてはいけないと思ったのです。
【第12話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よし田 編集・石井弥沙
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