＜青春の定義＞放課後や休日の大半を家で過ごす中学生。青春を楽しめていないようで気になる！

みなさんが中学生のころといえば、部活で忙しかったり、友だちと遊んだり勉強したりした思い出があるのではないでしょうか。今回中学生のお子さんをもつママが、ママスタコミュニティにこんな悩みを打ち明けてくれました。
『中学生のわが子。部活がない日はすぐ帰宅。土日も部活動がなければずっと家。友だちと遊びに出かけたことがない。本人の趣味はゲームとプロ野球観戦で、家ではこればかり。もっと青春してほしい』
投稿者さんのお子さんは学校や部活がなければ、家で過ごす時間がほとんどなのだそう。同級生は友だち同士で出かけるなどして過ごしていても、投稿者さんのお子さんはまったく関心がないようです。

そのくらいの年ごろはキラキラ光る青春時代！のはずでは？

投稿者さんはお子さんの同級生たちを見かけると羨ましいと感じ、せっかくの青春時代なのにもったいないとモヤモヤしているようですね。こちらの投稿にママたちからさまざまな反応が寄せられました。
『もったいないよね。うちは部活も入らなかったから、休みの日はゲームばっかり。性格の違いなんだろうけど、同じくらいの子どもたちがワイワイやっているのを見かけると「いいなぁ」って思ってしまう』
『うちの息子も同じ。ほかの子どもの話を聞くと悲しくなります。せっかくの学生生活、楽しんでほしい』
『うちは高2の娘。メイクもファッションも興味なし。部活を辞めてから学校と予備校通いだけ。オシャレな女子高生を見ると「いいな〜」って思ってしまう。本人が楽しければいいんだけどね』
同じような悩みをもつママたちは、投稿者さん以外にもいるようです。ママたちからはわが子と同世代の子どもが、集まって楽しそうにしているのを見ると「羨ましくなるよね」と共感の声が。「趣味は人それぞれ」「本人が楽しいければいい」とお子さんを理解しつつも、モヤモヤしてしまうのがママの素直な心情なのかもしれません。

その子なりの青春があるのでは？

『友だちとワイワイするのが青春なのかもしれないけど、お子さんは違う青春を送っているだけなのでは？』
『家にいたら青春していないの？』
『将来お子さんに「母親が自分の理想を押しつけてイヤだった」って言われちゃうよ』
投稿者さんが思う理想的な青春のイメージと、投稿者さんのお子さんの過ごし方にギャップがあるので、モヤモヤしている様子の投稿者さん。しかし見方を変えれば投稿者さんのお子さんは、家で好きなことをするなどして自分なりの青春を過ごしていると言えるのかもしれません。

友だちと一緒にいても楽しめない子どももいるよね

『友だちと遊ぶのも疲れるんだろうね。私もひとりで過ごすのが好きだった。遊びに誘われたら、断るのも悪いから出かけていた。投稿者さんのお子さんの気持ち、わかるな』
『うちの子も中学生のときは、友だちと遊びに行くことがなかった。部活をやっていたし、休日は完全オフ。家でダラーっとしていたかったんだって』
『学校も部活も頑張っているならいいんじゃない？　家が落ち着くってことでしょ』
投稿者さんのお子さんは学校や部活で友だちに合わせて、ほどよくつき合っているのではないでしょうか。あちこちで見かける中高生の楽しそうな集団のなかにも、気をつかったり空気を読んだりしている子どももいるでしょう。投稿者さんのお子さんは友だちといて気をつかうより、家にいて自分のペースで過ごせる方が落ち着くのかもしれません。

自分が好きなことにハマって過ごせるのが青春

中学生のわが子が家でゲームとプロ野球観戦ばかりして、青春を謳歌していないのでは？　と悩む投稿者さん。しかし青春の定義について、あるママからはこんなコメントも寄せられました。
『本人の好きなことをしているなら、それが青春じゃないの？』
部活仲間と過ごすのが好きな子どももいれば、友だちとショッピングに行くのが好きな子どももいます。ゲームが好きな子ども、プロ野球やサッカー観戦が好きな子どももいたって不思議ではありません。子どもが今、楽しいと思えることに没頭して過ごせる。それこそが青春なのではないでしょうか。

今は今なりの青春を謳歌しているのかも？

投稿者さんのお子さんはまだ中学生。投稿者さんのお子さんは今も自分が好きなことをして、今なりの青春を謳歌しているのかもしれません。投稿者さんのお子さんがこれから高校や大学などに通うようになったら、同じことが好きで一緒に楽しめる友だちと出会う可能性もあります。投稿者さんのお子さんが心を許せる友だちに出会い、さらに楽しそうに過ごせるようになってくれるといいですね。

文・間宮陽子　編集・藤まゆ花　イラスト・Ponko