高校生の娘がクラスメイトの意地悪を受けて号泣。受験の大事な時期に親ができるアドバイスは？

子どもが友達との人間関係で悩んでいると、親としては心配になりますよね。しかも泣き出すほどに苦しんでいると、どうしたらよいのかわからなくなるかもしれません。ママスタコミュニティのあるママも、高校生の娘さんのことで悩んでいます。
『高校生の娘が泣いて帰ってきました。仲がよかったクラスの子たちから意地悪をされ、その中の1番強い子にかなり嫌がらせをされているようです。見かねて助けてくれた子たちがいるようで心強いですが、娘は強い言葉や汚い言葉が嫌いで今日はすごく怖かったそうです。受験生なので勉強も忙しいのですが、今日は泣いて頭痛がひどくなり9時には寝てしまいました。こういう意地悪をするのはどうしてなのでしょうか』
娘さんが学校で1人の子から意地悪をされているそうです。ずっと我慢をしていましたが、もう限界に達してしまった様子。とうとう泣き出してしまったそう。そんな姿を見ると、親としては切なくなってしまいますよね。意地悪の理由がわかれば対応策も見えてくるかもしれません。他のママたちは意地悪の原因をどう考えているのでしょう。

何の理由で相手が怒っているの？

『受け答え方に問題があるかも。その場合は言い方が悪かったとちゃんと謝るべきだと思う』
投稿者さんの娘さんが相手の子から意地悪をされるのは、その子を怒らせてしまったことが原因かもしれません。言い方や言葉の使い方で相手を不快にさせてしまった可能性もあります。怒るポイントは人それぞれなので何がきっかけなのかはわかりませんが、先に一言謝ってしまった方がよいとの意見もあります。
『揉めたりするのが嫌なので基本的に言い返さないそうです。悪いことをしてなくても謝るべきでしょうか？』
娘さんとしては、自分が相手を怒らせるようなことをしてないと思っています。悪いことをしていないのに謝るべきなのか、投稿者さんも腑に落ちない部分があるようです。
『どうして謝らないといけないの？　ただ、何が相手の気に障ったのかは理解した方がよいとは思う』
娘さんが悪いことをしていないのに相手が一方的に意地悪をするならば、謝るのは相手の方ですよね。落ち度がないのに謝るのは理不尽です。でも、相手がそれだけの意地悪をするには理由があるはずなので、今後同じことが起きないように原因を理解することも必要でしょう。

残念ながら、意地悪の理由なんてない。あったとしても解決できない……

『原因なんて大したことではないと思うよ。娘さんの方が友達に好かれているとか成績がよいとか、とにかくその強い子がコンプレックスを持っているからだよ』
相手の子が意地悪をしてくる理由は、娘さんへの嫉妬が原因かもしれません。それは相手の子の考え方が問題なので、娘さん自身ではどうすることもできないでしょう。また、もしかしたら相手の子も大きなストレスを抱えていて、そのはけ口が娘さんを攻撃することになっているのかもしれません。意地悪をして娘さんの辛そうな顔を見ると、何だかスッキリするという歪んだ心になっているのではないでしょうか。

証拠とともに学校に相談するのもアリ

『録音機を鞄に入れて、言われたことやされたことの内容と日時の記録をとること。ある程度たまったらまずは学校に相談。証拠もなしに話だけの相談は、学校も動いてくれないと思う』
学校で起きているトラブルなので、担任の先生に相談してみるのもよさそうです。先生はその子のしていることに気づいていないかもしれませんし、「そんなことをする子ではない」と思っている可能性もあります。周囲の子も自分がターゲットになるのが怖くて証言してくれない場合もありますから、意地悪なことを言っている音声があると証拠になるというアドバイスもありました。

何を言われても相手にしない。やるべきことに集中しよう

投稿者さんはこうも言っています。
『受験生で模試も他の試験もたくさん控えていて、毎日頑張っているのに心がかき乱されるみたいです』
娘さんが泣くほど辛い思いをしているのは、意地悪そのものも理由ですが勉強への不安もあるようですね。受験を控えて勉強に集中したい時期ですが、意地悪をされることで心が乱れてしまいます。それが焦りにつながり、どうしたらよいのかわからなくなっているのかもしれません。
『うちも同じように突然仲がよかった子に罵声をあびせられるようになって悩んだけれど、反論もせず無視していたわ。今は違う子をターゲットにしている。今は娘に擦り寄ってきているよ』
学校で意地悪をされると逃げ場がなくなってしまい、涙が出るほど辛い思いをしてしまいますね。でも反応をすればするほど、相手は面白がって意地悪がエスカレートする可能性もあります。反応しければ相手にとっても面白くないので、トラブルは鎮まるかもしれません。我慢するには大変な忍耐が必要ですが、グッと堪えて無視し続けることも選択肢の1つになるのではないでしょうか。

文・こもも　編集・塚田萌　イラスト・Ponko