お隣の家が売り出し中！隣地は倍出しても買えというけれど義母が反対している。どうする？

戸建てに住んでいる場合、ゆくゆく土地を広げて家を増築するなど検討したい人もいるかもしれません。ただ隣地が人のものである場合は、いくら土地を増やしたいと思っても難しいでしょう。隣の家がタイミングよく売りに出ていてチャンスを逃したくないと考えるママから、ママスタコミュニティに投稿がありました。
『隣の家は居住中ですが、売家になっているのをネットで見つけました。住宅ローン完済なので、隣家を購入すれば日当たりも抜群になるし、建築後に今の家を解体して離れか広い戸外スペースを自由に作ったりできるので、購入したいです。
けれど義母が反対しています。人気の学区のため隣が空くなんて、もうこんなチャンスはないかもしれません。皆さんだったら購入を止めますか？』
売りに出ている隣地を購入したいと思うものの、お義母さんが反対しているため困って投稿したようですね。さて、ママスタコミュニティのママたちはどう答えたのでしょうか。

隣地は倍払っても買ったほうがいい？

『隣の土地はいいと思う。私なら買う』
『売りに出ているなら買えばいいのでは。売れたほうがお隣も助かるのでは？』
『隣地は倍払っても買えといわれている』
『実際似たような状況になり即購入した。チャンスは一度きりだと思ったほうがいい』
隣地がほしいならぜひ購入したほうがいいといったママたちの声が寄せられました。お金に余裕があり、問題なく購入できるのであれば、こんなチャンスは滅多にないですよね。みすみす逃すのはもったいないと考えているようです。さらにママたちからは「へんな隣人が引っ越してくるリスク」を心配する声も寄せられました。モタモタしている間に素性のわからない人に購入されるよりも、即購入を決めたほうがいいと思うようです。

義母が反対する理由は？

ただ投稿者さんのお義母さんは「もしかしたら売却する理由が良いものではないかもしれない」と心配していました。隣家の方は地元企業に勤務で転勤もないため、なぜ売らなければならないのかと思ったようです。しかし今のところはっきりした事情がわかっているわけではありません。
『売却理由を聞いてから考えればいい』
『売却理由による。でもどんな理由だろうと、お義母さんの言うことにも一理ある』
『売却理由による。お隣さんが他に良い土地を見つけたとか、地元に帰るとか、ご本人たちが周りにもオープンにできる理由なら購入もありかも。でも、訳ありなら、購入はしないですね』
『お隣なら「直接売りに出ているのを見ました。私が買いたいと思いますがどう思いますか？」と立ち話程度の軽い感じで、あるいは出向いて話してみる。お隣が売りに出している事情もそれとなく聴いてみる。お化けが出る、幽霊が出るなどだったらイヤだ』
たしかに事情がわからないまま、高い買い物をするのもリスクがありそうです。まずは売却理由をそれとなくヒアリングしてから、購入を検討するのが現実的かもしれません。もし直接聞くのが憚られる場合は、売却を仲介している不動産会社に連絡して聞いてみてはいかがでしょうか。すでに購入を検討している人がいるかもしれませんし、多額の金銭の取引きが発生するだけにプロに仲介に入って交渉してもらうと安心ですよね。

憶測だけで物事を決めないほうがいい

また投稿者さんのお義母さんにはもう一つ心配ごとがあるようです。隣家はお義母さんにとってよく知る「娘の同級生の家」のため、「下手に購入すると変な妬みや逆恨みをされるかもしれない」と言っているそうです。
『お義母さんの憶測だけでしょ。売りに出している家だから誰が買おうが妬みや逆恨みなんてしないよ。単にお義母さんがお隣さんを嫌っているだけなんじゃないの』
『売りに出ていると言うことは、買ってほしいんだから何も躊躇することないと思うんだけど。売主の事情を勝手に憶測で語るのは良くないし、その家の人にしかわからないんだから気にしなくていい』
『極端な値下げを要求しなければ、売り手側からすると早めに売れたほうがうれしい。知り合いだとかは、あまり関係ないと思うよ』
ママたちからは憶測だけで物事を決めないほうがいい、との意見が寄せられました。たしかにお義母さんが心配する妬みや逆恨みは想像でしかありません。それよりも将来を考え、次世代の子どもや孫にとってより良い選択をする方が優先ではないでしょうか。お義母さんは、娘の同級生である隣人との今後の関係を心配していますが、人間関係はその時々で変化するものなので、あくまでも土地だけを考えて購入を検討したほうが良いでしょう。引っ越していなくなる隣人との関係を気にするよりも、現実的に購入に値する土地なのかをよくリサーチして検討することが得策だと言えそうですね。

文・安藤永遠　編集・井伊テレ子　イラスト・べるこ