挨拶を無視する近所のママにイラッ！こちらも挨拶しなくていい？

保育園や幼稚園、あるいは習い事などに通い始めるあたりから、保護者同士で顔を合わせる機会が増えてきますよね。今回ママスタコミュニティに寄せられたママのお悩みは、小学生のお子さんの登校班に付き添うママに関するお悩みでした。
『わが家には小学生の子どもがおり、毎朝登校班の見守りと付き添いのボランティアをしています。私と同じようなママが数名おり、毎朝顔を合わせるのですが、とある1人のママから常に挨拶を無視されます。しかしそのママ、仲の良い人とは談笑しているあたり、どうやら心を開いた人以外にはそっけない態度のようです。こういうタイプの人は挨拶自体が迷惑と感じるのでしょうか？　こちらも挨拶を控えたほうがよいのでしょうか？　子どもたちが見ている手前、どうしたらよいかわかりません。みなさんは、無視をされても挨拶し続けますか？』
毎朝顔を合わせるもの同士、気持ちよく挨拶できたら理想的ですよね。無視をされたらモヤモヤしますし、朝から憂鬱な気分で1日をスタートさせたくありません。みなさんもこういった経験、ありますか？

どこに行っても必ず1人はいる！？挨拶をしない人

『いるよね、挨拶とか無視する人！　小さいころに親から「挨拶をする」という基本的なことを学ばなかったのかしらね』
『子どもが通う園にも3人くらいいるよ。挨拶できない人。そのくせに仲良しママとは大きな声でしゃべっている。社会経験があまりないのかしら？』
『過去に何かあったのかな？　全く挨拶しない人、いるよね。あとはこちらが挨拶しない限り、絶対自分から挨拶してこない人。挨拶できない人はどんな学生生活送ってきたんだろう。不思議でしょうがないんだけど』
トピックを読むママたちからは共感の声がズラリ！　「子どもの保護者だったり職場だったり、必ず1人はいる」との声も寄せられました。ほんの一瞬で済むような挨拶に悩みたくないですよね。投稿者さんと同じく、挨拶を無視された経験のあるママたち。今後無視をするママには、どのような対応をしたらよいと思いますか？

挨拶を無視するママには、挨拶なし！

『私ならもう挨拶しないな。わざわざ嫌な思いをしなくてもいいよ。挨拶をされたのに無視する人なんてロクな人じゃないだろうしさ』
『何度も無視されているんだよね。それならもう投稿者さんも無視しちゃいなよ。挨拶は好き嫌いでするものじゃなくて「挨拶して当たり前」のことだと思う。挨拶を無視するような人はほっとけば？』
『挨拶を無視する人って、人と考えが違うんだよ。無視するなんてなかなかできないことだと思うんだよね。ストレスになるから、挨拶なんてしなくていいと思う』
「挨拶できない人に挨拶する必要なし！」とママたち。毎日無視し続けられるのはストレスが溜まる一方なのではないでしょうか。もしも登校班を見守る保護者がほかにもいるようなら、ほかの人に向けて挨拶するようにすれば投稿者さんとしても「挨拶をしていない」という感覚にはならなそうですよね。

声を出して挨拶するのをやめて、会釈はどう？

『私なら会釈のみに変える。私も経験があるよ。私が毎回毎回「こんにちは」って言っているのに、会釈だけする人。そのくせに私が他のママと喋っているときちんと声に出して挨拶してきたり。人によって態度を変える人だった。腹立つよね』
『そういう人には軽く会釈で十分でしょ。元気に挨拶続けるのもツラいよね』
挨拶ができる投稿者さんからすると「挨拶をしない」という行為を選ぶこともまた、ストレスになってしまうかもしれませんね。お相手のママに向かってさりげなく会釈でやり過ごす方法も寄せられました。

挨拶はし続けたほうがいいと思う！

一方で投稿者さんに寄せられた声のなかで多かったのが「挨拶はし続けたほうがいい」というもの。挨拶にかける「思い」とは！？
周りの人はちゃんと見ているはず
『私なら心を無にして挨拶を続けるだろうな。周りの人はちゃんと見ているだろうし。それに投稿者さんがいざ、挨拶をやめたら「あの人、挨拶もしないなんて非常識」とか言い出しそうな気がする。変わった人はどこにでもいるもんだよ』
『私は自分が悪者にならないように挨拶だけはしている。周りの人が見て、どっちがまともな人間かわかるよう、やるべきことはしっかりやっておいたほうがいいと思うよ』
挨拶をしない相手に合わせて、挨拶をしないという選択をしなくてもいいというママたちの声です。自分が挨拶したいかどうか、が大切ですよね。
挨拶できない人と同じレベルになりたくない
『私は無視されても挨拶し続けてる。相手と同類にはなりたくないから』
『挨拶を返してもらえないのを覚悟で挨拶は続けたほうがいいよ！　投稿者さんも後味悪くなるでしょ。挨拶できない人と同じ土俵にあがらないようにね。大丈夫、周りの人はそういった態度ちゃんと見ているよ』
特定の人にだけ挨拶をしないのは難しいですよね。挨拶できる人が無理に「挨拶できない人」になる必要はないのではないでしょうか。
子どもに挨拶をしている姿を見せて！
『挨拶無視する相手の反応はどうでもいいから機械的にニコニコ挨拶しておこう！　とにかく何も考えず「挨拶をきちんとしましょう」という義務を果たすのみ！　全ては子どものためにね！』
『きちんと挨拶をする母の姿を子どもに見せてあげて！　挨拶の大切さのお手本にならないとね』
「子どもは親の背中を見て育つ」といったものです。きちんと挨拶をする親の姿を見て育った子どもは、きっと挨拶ができる子に成長するのではないでしょうか。

「何かがうまくできなくても挨拶はしよう」母の教え

筆者が子どものころ、母からよく言われていたのは「○○はできなくても挨拶はするように」というもの。子どものころエレクトーンを習っていた筆者。なかなか上達しませんでしたが、レッスンしてくれる先生への「こんにちは」「よろしくお願いします」「ありがとうございました」「さようなら」など、挨拶やお礼はきちんとおこなうよう言われていました。「楽器ができなくても挨拶は誰でもできるでしょ？」と当たり前のことを教え続けてくれたのです。

また「挨拶やお礼を言われて嫌な気持ちになる人はいない」とも教えてくれました。この母の教訓は中学生や高校生のころの部活、そして社会人となった現在「叩き込んでもらえてよかった」としみじみ感じています。挨拶なんて特殊技術は何もいらないのです。子どもだってできること。コミュニケーションのひとつとして活用しない手はないのではないでしょうか。

しかし投稿者さんと同様に、筆者もこれまで保育園のママの挨拶について悩んだことがあります。息子たちの登園降園の際、挨拶をしても返事がない保護者がやはりいるのです。挨拶をしない選択も考えましたが、すれ違いざまに目は見ず、軽く挨拶をする方法に落ち着きました。「挨拶はしたほうがいい、しかしストレスを溜めないように」きちんと挨拶ができる投稿者さん。妥協点を見つけ、無理なく朝の時間を過ごせるようになるといいですね。

文・吉岡可奈　編集・一ノ瀬奈津　イラスト・猫田カヨ