40代のママ友が使う「写メ」という言葉を古いと話すママ。みんなからの反応は……？

みなさんは世代で違う言葉を無意識に使ってしまったことで、まわりの人から「え？」という顔をされた経験はありますか？　通じないことからクスリと笑われてしまった、そんな切ない経験はありませんか？
『ママ友が「写メ送るね！」と言う。写メは、親世代の言葉でしょ？　その人は40代だから仕方ないのかな』
ママスタコミュニティでは、ママ友同士のジェネレーションギャップについての投稿がありました。どうやら「写メ」という言葉は、世代によって伝わらないこともあるようですね。まずは問題となった言葉である「写メ」について軽くおさらいをしておきましょう。

そもそも「写メ」とは？

投稿者さんが聞くたび気になってしまうこの「写メ」という言葉。これはカメラ付きの携帯電話で撮った画像を添付して電子メールで送信するサービス、「写メール」の略です。筆者は40代ですが、スマホを使う前は今でいう「ガラケー」を使っていたので、このサービスをよく使っていました。「写メを送る」というのは本来、「写メールというサービスで送る」ということになるので、もしかしたら今回のものは元々の意味とは違うのかもしれません。ただ、「写メ」という言葉自体が「携帯電話で撮った写真」と認識されることも多く、「写真を送るね」という意味としてもよく使われていました。昔は筆者も、「写メ送るね」「写メ送ってね」などと使っていましたよ。

今の世代は、「写メ」ではなくどんな言い方をする？

それでは今の世代では、「写メ」という言葉はどのように言い換えられているのでしょうか？
『画像じゃない？』
『使わない！　写真と言うよ』
『LINEが主流の今の時代は、画像（または写真）送るねと言うみたいよ』
連絡手段としてLINEやSNSなどメール以外のものが多数でてきていることから、「写メ」と同じ意味として使われている言葉は「画像」や「写真」が多いようです。筆者自身改めて考えてみたところ、気付いた頃には「画像」「写真」と言うようになっていました。ちなみに筆者の高校生の子どもたちは「写真」を使うことが多いです。

若くても「写メ」と言う人もいる

『私は24歳だけれど、未だに写メと言っちゃう（笑）。中学生まではガラケーだったし、高校生の頃もガラケーの子がいてメールのやりとりしていたから。LINEでもその他のSNSのメッセージでも、「写メ送るねー」と言っちゃう（笑）』
『29歳。写メと言っちゃう（笑）』
『私はもう使わないけれど、大学生の娘が写メと言っていてびっくりしたよ』
『30歳、写メと言います。1番下の妹は21歳。「子どもたちの写メ送ってー」と言います』
「写メ」という言葉は古い、今使うのは時代錯誤では？　と投稿者さんは考えています。しかし比較的若い世代にも、「写メ」という言葉を使っているママはいるようです。もしかしたら年齢だけではなく、人それぞれの言いやすさや、まわりで使われている言い方なども深く関係しているのではないでしょうか。

「写メは古い！」の意見に40代のママたちからの反応は？

『「写真LINEしておいて」とか「AirDropして」と言っているつもりだけれど、無意識で「写メして」と言っているかも。40代です』
『42歳！　バリバリ言っています（笑）』
いさぎよく「写メ」という言葉を使い続けているママもいれば、もしかしたら無意識に使っているかも……と不安そうに話すママもいました。
昔使っていた言葉が今でも口から出てしまうのは、きっと仕方のないことです。そこを上手く笑いに変えてしまうのも、ある意味付き合い上手になるためのテクニックなのかもしれませんね。

「写真を送る」という意味が相手に伝わっていればいいのかな

『写メで通じるならよくない？』
「写メ」という言葉は、たしかにひと昔前に使われていた言葉なのかもしれません。今は「画像」や「写真」を使うことが多いようですし、いまだに使っている人は減ってきているのだと思います。しかし大切なポイントは、「相手に意味が通じるかどうか」ではないでしょうか。そう考えると今回の件は、相手に意味が伝わっているので問題はないのかな、とも筆者は感じました。
反対に「世代を感じさせているかも……」と心配になってしまったママは、相手に簡単に説明をして「ああ、昔の言葉なんだね」と笑い話にしてしまうのもよさそうですね。

投稿者さんも今回は世代間の話のため「気になる側」だったかもしれませんが、発言の内容によっては「気にされる側」になってしまうこともあるのかもしれません。そんなときには今回のジェネレーションギャップへの意見を思い出し、価値観が違う人への働きかけに活かしてみてはいかがでしょうか。

文・こもも　編集・古川純奈　イラスト・マメ美