小学校の役員決めの会議に嘘をついて欠席したママ。みんなも、役員なんてやりたくないよね?
2021.01.07 23:30
提供:ママスタ☆セレクト
忙しいママたちのなかには、できることなら幼稚園や小学校のPTAの役員はやりたくないと思っている人も少ないことでしょう。そんなことから、役員決めが難航したというのはそう珍しい話ではありません。でもその役員決めの会議に出席せずに逃げてしまうと、印象は悪くなってしまうかもしれません。ママスタコミュニティにこんな投稿がありました。
『小学校の役員決めの話し合いが2回あって、どちらも休みました。理由は簡単、最高学年で面倒なことが多いので、役員になりたくないからです。事前に用事があると伝えておきました。1回目のときはみんな優しく、話の結果を伝えてくれました。2回目のときは、(役員を)やれない理由があれば申告する、立候補者がいない場合にはくじ引きで決めると聞き、親が病気という嘘を並べた手紙を役員さんに(託して)読んでもらいました。結局、役員はママ友になったけれど、それ以来なんだかよそよそしいんです。嘘がバレたかなと焦っています。2回連続欠席は印象悪いですか? みんなも役員はしたくないですよね?』
小学校の最高学年の役員決めを、嘘をついて欠席したママ。役員になるのは避けることができたのですが、ママ友の様子がどうもおかしいそうです。嘘がバレたのかと心配しつつ、2回連続で欠席したことの印象も気にしています。ママスタコミュニティにも、小学校や幼稚園などで役員を経験したママもいることでしょう。役員はやっぱりやりたくない、そんな声も聞こえてきます。
役員をやりたくないのはみんな同じ……
『みんなやりたくないよね。今、保育園と小学校の役員をやっているけれどね』
『みんなできればやりたくないけれど、たった1年なんだし、お互い様なんだからね。1回くらいやることになっても、どうってことない気がするわ。やってみればこんなもんかという感じだったりするし』
筆者にも子どもがいるので、小学校や中学校のときには役員がなかなか決まらずに、時間がかかった記憶があります。でも誰かがやらないといけないので、最後は仕方なく引き受けてくれる人が出てきたり、くじ引きで公平に決めたりしていましたね。
ママ友がよそよそしい理由は、2回連続の欠席が理由ではない
『2回連続欠席より、嘘がバレたからよそよそしいんでしょ』
『やりたくないんだな。逃げたな! の印象に、嘘までついていることがバレたのなら、もうあわす顔ゼロですわ』
『そりゃ嫌われるよね。自業自得かな。うちは幼稚園だけれど、嘘ついて役員逃げたママは「あの役員逃げた人」と呼ばれていたよ』
投稿者さんは、ママ友の態度がよそよそしいと感じているのですが、その理由は役員決めの会議を欠席したことではない可能性を指摘する声が届いています。2度も欠席が重なると、いぶかしく思う人もいるかもしれません。役員を引き受けられない理由を聞かされても、「ほんとう?」と疑わしく映ってしまったのかも……。できればやらずにおきたい……という思いが頭をよぎっても、結果的には6年の間にみんなが協力し合いながら役職をこなしているわけですから、嘘をついてまで役員にならないよう必死になっている投稿者さんの姿に呆れてしまっている人もいるのではないでしょうか。なかには許しがたく思っている人もいるかもしれませんよね。
いつかやることになるならば、役員は早めにやった方が楽!?
『先にやると「わーもめてるぅー」と高みの見物できるよ!』
いずれ役員をすることになるならば、低学年のうちにやってしまった方が楽という考えもあります。筆者の場合、子どもが通っていた小学校が小規模校だったので、下の子のときには6年間のうちに1年と6年で2回学年委員長をやることになりました。家庭の事情などで役員ができない人が多数いたことも関係していました。両方を比較して、どちらのほうが仕事が多かったかというと、やはり6年生のときでした。卒業を迎えるのでアルバムや記念品、先生方へのプレゼントをどうするか、謝恩会の開催の仕方など決めることが多かったのです。もちろん学校によってやることは違ってくるでしょうけれど、最高学年の役員の仕事が多いのは事実だと思います。
体験してみると役員もそう悪いものではないですよ
『私は役つきで2年連続やったけれど、いろいろなママと交流できて楽しかったし、自分のためにもいい経験だったよ』
役員になると仕事が多くて面倒なイメージが強いので、どうしても敬遠しがちです。でも先ほど書いたように筆者は小学校で2回学年委員長をやり、他にも部会の部長をしました。そして中学校に上がっても学級委員長になるなど、今思い返しても役員に縁があったほうです。そんな筆者がもし他の人から役員はやった方がいいか? と聞かれたら、筆者は1回くらいはやった方がいいと答えます。理由は2つです。
先生と親しくなって、いざというとき頼れる安心感がある
1つには、先生と親しくなれる利点があります。役員をすると普段はあまり関わることがない校長先生や教頭先生など、担任以外の先生方とも話す機会を得られ、筆者の顔を覚えてもらうことができました。そうすると、いざ何かあればすぐにでも相談ができるなと思えて、なんとなく心強かったのです。特に中学になると心配事も増えますから、先生方とやり取りしやすい関係性を築けたのはよかったと思っています。
他の子どもの様子がわかる
2つ目は、他の子どもの様子がわかってくることです。これは小学校のときに強く感じたのですが、役員の仕事で学校に行く機会が増えると、その際に子どもたちのふだんの様子を目にすることができました。自然体で、授業参観時のいい子にしようとする構えた姿とは違って自然体、相関図も見えたりして、なかなか興味深いなと思ったこともありました。
もちろん学校によって役員の仕事内容や先生との関わり方も違うでしょうが、いずれにしても学校との距離を縮めるという意味で、役員を務めるのはいいことだと思います。仕事をしている、下の子がいるなどそれぞれに事情はありますが、1回くらいは経験をしても損はないと思いますよ。
文・川崎さちえ 編集・blackcat イラスト・んぎまむ
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