【後編】どうして旦那は家族で出かけるとき自分の支度しかしないの？ママたちをイラつかせる家庭内ミステリーに解決策はある？

前編では「お出かけ間際」の旦那さんの行動について、たくさんのママたちから共感の声が集まったママスタコミュニティをご紹介しました。「ギリギリに起きてくる」「自分の支度しかしない」「忙しいママを横目に、なぜかひとり休憩タイム」「出かける間際にトイレにこもる」「謎の”上から目線”アドバイス」などなど、どれも経験済のママたちも多いのではないでしょうか？　しかし愚痴ってばかりでは旦那さんは変わりません！　いや、本来ならば自ら気づき、成長してくれることを望みたいところですが、そうはいかない現実をママたちが一番熟知しているはずです。

その解決策を探る前に、まずはお手本とすべき旦那さんたちの行動を見ておきましょう。

同じ「旦那」でも積極的に動いてくれる旦那さんの行動力はこちら！

『うちは旦那が先に用意終わるからか、シンクの中のコップとか洗ってくれたり、コンセント抜いてくれたり、戸締りの確認をしてくれる。それでも私の用意が遅いと「車温めておくから先に行ってるね」って言われる』
『うちの旦那は、洗濯も子どもの準備もやってくれるよ。私の方が化粧したりで時間かかるから、その間に』
『出かけるって日は自ら朝から風呂掃除と洗濯、掃除機かけるよ（笑）。私はスマホいじってる（笑）。掃除が終わり次第、化粧して着替えるだけ！』
『うちは逆。私が自分の支度しかしない。化粧とかしてると、夫が子どもの支度とか茶碗洗いとか、ぜんぶ終わらせてる』
女性はお化粧など身支度に時間がかかってしまうことがあります。それを察知してか、出かける準備や子どもの世話などを一手に引き受けてくれるという、模範のような旦那さんたち。きっとこういう旦那さんは、「出かける」ときに限らず「普段から」家庭全体がよく見えているのでしょうね。

こうして旦那は動くようになりました

「自分中心」だった旦那さんを変化させるには、やっぱり……？
『何したら良いのか、わからないのかも。具体的に指示したらできるかも』
『ムカつきすぎて「洗濯干すか、子どもの着替え＆荷物の準備するか、どっちかして！」って言いまくったら今ではちゃんとするようになった。相当言ったけどね。こんだけ言わないとできるようにならないって...…ちゃんと仕事できてるのか不安になる』
『黙ってたら何にもやらないから「着替えさせて～」とか「離乳食食べさせてて～」とか言うようにした。出かける1時間前にしか起きないから「早めに起きて、子どもの準備とか手伝ってね」って前の晩にお願いしたり』
『私は全部指示出すよ。言ったらやるから。察して動いてくれるのが理想だけど、もう諦めた（笑）』
『旦那がボケっとしてたら、次々指示を出す。ウ〇チタイムも促す。「トイレは？」って（笑）。もっとこうしてって思うけど、できないもんは仕方ない』
もともとは前編記事のような特徴をお持ちの旦那さんも、ママたちの積極的な声掛けのおかげでしっかりと動けるようになるとのことです。願わくは自発的な行動や育児参加をしてほしいと思ってしまいますが、相手が自ら変わってくれることを期待して待つだけではダメ。ママが自分から働きかけることで良い方向に向かうのだそうですよ。その根底には旦那さんの「お願いしたことを素直に（渋々でも）やってくれる」態度が必須になりますが……。

やっぱり女が男を「育てる」しかない？

『もう言い続けるしかないよね。それ以外の解決法はない。イヤなら言い続ける。言うのが嫌なら、子どもが大きくなるのを待つ』
いい年した大人にアレやコレや言うのは気が引ける気持ちもわかります。でもママたちだって、最初のお出かけから完璧に行動していたわけではありませんよね。わからないなかでも一生懸命手探りして、いまの「ママ」に成長してきました。だからこそ旦那さんに自分で考え、自分で動き出す行動力を求めてしまいたくもなります。しかしお出かけ準備をストレスフリーで過ごしたいのであれば、一歩引いてみるしかないのかもしれません。旦那さんに伝え続けるしか方法がない。それができないのであれば、諦めて、子どもが大きくなるのを待つのが一番！　という経験者ならではのコメントが刺さります。
『そして子どもを（とくに男の子）をしっかり育てる。家族で出かけるときは、自分のことを先にやってしまって、残りの時間で周りの人を手伝いなさいっていうことを当たり前にしておくことだね』
未来ある子どもたち、とくに未来の旦那さんになるであろう男の子たちには「しっかり周りを見る」ことを教え込んでおくことが、何よりも大切になるのかもしれませんね。「女が男を育てる」は、いつの時代も、何歳になっても変わらないのかな……と、思わず遠い目をしてしまうのでした。

文・渡辺多絵　編集・千永美　イラスト・天城ヨリ子